勝手に森カフェ

この日はいつもと趣向を変えて、
近くのお菓子屋さんで
買ったお菓子を持って小屋へ。
小屋にはちょっとした
食器を置いていますので、
テイクアウトしたものを
持ち込めばこうしたこともできちゃいます。

森を目の前に
好きな食べ物を持ち込んで
くつろぐ至福のとき。
おまえ食に興味がなかったんじゃないのか!?
生物多様性とか
森とつながるとか
言っておきならが
なんなんだこれは!?
何屋目指してるんだ!?
というツッコミが入れば、
全くもってその通りなのですが・・・
世の中、食べることに興味が
ない人の方がマイノリティですからね。
こういう小屋の使い方もありますよ、
という一例ということで。
あと、夫は食に喜びを感じる
一般的な感覚を持っているので、
喜ばせたいという単なる趣味でもありますね。
えぇ。
それに、森に親しみながら食事をして
くつろぐというのも
自然を愛でる1つの形かなと思います。
森の中に小屋があるのですから、
はい・・・

最終的には、
貸し切りでこのロケーションいーでしょぉ~
という自慢をしたいだけかもしれません 笑
そんな自慢ばかりしていないで、
早くゲストの受け入れ態勢を整えなさいってね。
がんばります。

オオアカゲラ

小屋には広々としたウッドデッキがあり、
雪が解けて暖かくなったら
イスを出してくつろごうかな
なんて思っています。
そんな暇、私にあるんだろうか
という問題はさておき、
虫(ブユやアブや蚊)対策はどうしよう。
当初はパーゴラが付く予定でしたが、
設置し始めた初期の段階で
室内から眺める外の景色に
とんでもなく影響を及ぼすことが
発覚し、工務店に中止&撤去を
依頼するという暴挙に及んだ経緯があります。
パーゴラがあれば蚊帳を設置して
虫よけとすることができたのですが、
景観を優先して建てなかったので
これどうしようかなぁ?
と考えている最中です。

そんなことを頭の片隅に、
今日はウッドデッキで大工仕事。
小屋で使う引き出しとかナントか
色々DIYしています。
出来上がっている製品を買うにも
ピッタリサイズ探すの大変ですし、
買ってばかりだと今度は
軍資金が足りませんのでね。
インパクトドライバーで
ドッドッドッドッとやっていると、
近くからゴッゴッゴッゴッと聞こえてきます。

見渡すとオオアカゲラ。
アカゲラと違って頻繁に
見られる鳥ではありませんが、
この森では割とよく見る印象です。
お互い「なんかいるな。」と
思いながら作業している感じ。
今日も平和です。

なごり雪

毎日のように降っては
積もっていた雪は
すっかり落ちつく
季節になりました。
あとは雪解けを待つばかりですが、
冬の終わりを惜しむように
時々積もることもあります。

先日はぽってりとした
雪が木々に降り積もり、
森は久しぶりの
銀世界となりました。

太陽が出ると
木に張り付いた雪は
一気に緩み落下し始めます。

中々伝わりにくい所ですが、
これはこれで見ていて
飽きない光景です。

このぽってり感がイイ。
伝わるかな?どうかな?
厳しいかな? 
来冬オープンしたら
遊びにいらしてください^^

-17℃でも稼働したトレイルカメラはエゾユキウサギを捉えた!

森の中に建てた小屋に
トレイルカメラを設置し、
見守り続けること約10日。
カメラに初めて映った
野生動物はエゾユキウサギでした。
この日の気温、気象庁のデータ上は
-11.4℃となっていましたが

トレイルカメラには

-17℃とあります。

観測地点とこの山裾の
森とでは大きく違うことでしょう。
トレイルカメラ自体、
初めて持つので果たして
これほど冷え込んでも

稼働してくれるのか心配でしたが、
私が選んだものは平気でした。
ソーラー発電(乾電池併用)して、
APモードでトレイルカメラを取り外さずに
スマホからカメラ設定・データ取り込みが可能で、
氷点下でも稼働するという
はなまる満点な機器。
どんなトレイルカメラか、
興味がおありでしたら
私のXアカウントにメッセージ
くださればお教えします。

センサーが反応してからの
カメラ起動が遅かったのか、
そもそもセンサーの反応が鈍かったのか、
よく分かりませんが
手前から映されていないので、
出現しているシーンはわずか。
でも嬉しい。
調子に乗って追加で
買いたくなるくらい^^
今後が楽しみです。

人慣れしていないキタキツネ

私たちの森周辺に広がる
水田地帯は
冬は雪原状態となります。
いつも足跡こそあれ、
姿は見えず・・・なのですが、
この日はキタキツネの
姿を見ることができました。
でも人慣れしていませんので、
そそくさと逃げていきます。

逃げながらも
途中で立ち止まり
チラっと振り返り
こちらを確認。
また逃げながら
チラっと確認。
かわいいか。

用水路を挟んで
100m以上離れたでしょうか。
十分な距離が取れたようで
こちらを見ながら
くつろぎ始めました。
なんだお前かわいいか(二回目)。

この距離感は異常
この距離感は異常

かわいいので「つい・・・」なのでしょう。
観光地や山奥の工事現場に行くと、
このように人に餌付けされ
慣れ切ってしまった野生動物に
遭遇したりします。
餌付けは絶対にしてはいけません。
散々言われていることですが、
ちょっとでもダメなんです。

以下に野生動物に餌を与えてはいけない理由を挙げます。

1. 生態系のバランスを乱す可能性がある
野生動物の食物連鎖や行動が
餌付けによって乱れる可能性があります。
特定の種が増加しすぎたり、
他の生物との競争が増加したりします。

2.人に依存してしまう
野生動物が人から餌をもらうと、
それに依存し始めます。
自力で餌を探さない、
獲物を得る能力が低下する、
といった問題が発生し、
それによって生存能力が
損なわれたりする場合があります。

3. 健康リスク
人の食べ物は高カロリーだったり
塩分や脂質等が野生下では得られないほど高く、
野生動物の健康に害を及ぼします。
その他にも、人の食べ物には
野生動物にとって有害な物質が
含まれていたりします。

4. 人との接触増加によるリスク
野生動物が餌を求めて
人の生活空間に接近することで、
野生動物と人との衝突や
交通事故のリスクが増加します。

5. 病気の拡散
野生動物が密集して餌を求めると、
病気の拡散が起こりやすくなります。
特に鳥類においては、
鳥インフルエンザなどの病気が
広がる恐れがあります。

以前は個人が設置する
バードフィーダー/バードテーブル
に関して、私としては
「野鳥に親しむ心を育むことは
自然に対する関心をきっと高めるから、
ある程度は良いのでは。」
でしたが、色んな人の見解に触れ、
論文を読み、悩み悩み、今では
「野生動物への餌やりは極力控えよう。」
となりました。
なので小屋には
バードフィーダー/バードテーブルを
設置していません。
こうした施設ではよく見る光景ですが、
今後も設置しない方向です。
代わりと言っては何ですが、
水はけの悪い土地を活かして、
正しく極力自然な形で水辺を作れば
色んな昆虫や動物、野鳥がやってくるはず。
そうすれば、ちょっとは身近に
野鳥観察できそうだな、と。
森のテーマは生物多様なので
やりたい気持ちは高いです。
勉強用に本も買って読んではいます。
が、しかし、体が足りない・・・
知識のある人誰が手伝って・・・

森と小屋、冬の営業は要検討

今日は森の奥の奥、
飛び地となっている
自分たちの森の様子を見に
少し探検してきました。

夏は林道(と言っても車は通れない)
になっているルートには、
小さな沢が流れています。

その沢近辺には
ダケカンバの血が
混じっていそうなのが数本。
この辺りの樹種も
一度徹底的に調べたい。

飛び地となっている
自分たちの土地付近には
UFOが不時着していました。
(うそ)
夏になるとクマイザサで
鬱蒼としたエリアでも、
この時期はすがすがしく
歩けてしまう雪マジック。
ホンドテン、エゾユキウサギ、
キタキツネ、エゾリス、
足跡探索も堪能できました。

実は、この森と小屋の営業は
無積雪期のみにしようかと
考えていました。
12~2月上旬は天候と
それに伴う道路事情が
思わしくないもので。
(多雪地域なのでね)
来シーズンからは、
天候が比較的落ち着き
始める2月下旬から
スノーシューができる
4月頃までの期間限定で
冬季営業もいいかもしれないと
思い始めました。
雪景色の森と小屋、
自分たちだけ楽しむのはもったいない。
来年に向けて検討してみます。