室蘭は芽吹きの季節です

木々の芽吹きが本格的に
始まりました。
こうなると早いです。
あっという間に新緑の季節に
なってしまいます。
中央手前と右はミズナラ、左奥の
ピンボケはサンショウです。

イタヤカエデの花が目立ちます。
ちょうどエゾヤマザクラが
咲いている季節。
完全に芽吹く前の山肌に
黄色やピンクのまだら模様が
眼前に迫るので、
あそこにエゾヤマザクラ、
ここにイタヤカエデの木があるね、
とひと目で分かりやすいです。

足元では、
カタクリ、エゾエンゴサクは終わり、
キクザキイチゲ、ニリンソウは場所により終盤。
そして次のターン。
ニシキゴロモが目に入ります。

先行したセイヨウタンポポに続き、
在来種のエゾタンポポも
咲き始めました。
ここは両種が群生するちょっと
変わった道路っぷち。

去年は1~2枚程度の花弁を
付けたコジマエンレイソウを
ここでよく見ていたのですが、
今年は0枚の株ばかりです。

そういう年もあるんでしょうか??

マイヅルソウの花はもう少し
後になってからかなと
思って見ていましたが、
ついに咲き始めそうな個体!
季節の巡るスピードに
付いていくのが大変です。

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室蘭は桜シーズン到来

今日の室蘭は海霧とPM2.5で
かなり霞んでいました。
室蘭港も真っ白です。
明日はこれに黄砂が加わるそうで、
呼吸器系に相当悪そう。
室蘭は工業都市で
元々空気が悪いところなので尚更。

見渡すと山の斜面に
ポツポツとピンク色の木が
目に入るようになりました。
日当たり具合によって
満開に近かったり、
まだ蕾だったりしますが、
室蘭もようやく桜のシーズンです。

いつもは地面の植物を見るために、
うつむきフィールドワークですが、
葉が出てくれば、
やはり頭上にも目がいきます。
平地では、
ナナカマドやドロノキ、カツラ、
エゾニワトコが展葉してきました。
夏鳥が渡ってきたと思ったら、
もう葉に隠されてしまうようです。

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ヤブサメのさえずりと桜

今日も測量山方面。
ヤブサメのさえずりを
聞きながら道路脇を歩いて
植物観察ですが、
気づくと室蘭八幡宮でした^^
室蘭は開花宣言が出ていないので、
標本木はまだ開花に至って
いないのでしょうけど、
日当たりの良い所では
チラホラと咲き始めていました。
今日の暖かさで一気に進みますね。

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花弁0のコジマエンレイソウとエンレイソウ/今日はクロツグミのさえずり

室蘭にあるコジマエンレイソウ。
海沿いの森に行けば
簡単に見られる植物で、
赤い花弁が0~3枚つくのが
特徴とされています。
エンレイソウとよく似ていて、
両種が混在しているところだと
花弁の有無だけでは区別が難しいな、
と思っていました。

今日見たこれ、エンレイソウより
全体的に大型な気がするけど
コジマエンレイソウ
というには小ぶりなような・・・?
花弁はなし。
※赤い花弁に見えるのは萼片です。

葯と花糸の比率を見ると
葯の方が長いので
コジマエンレイソウのようです。
※北海道春の花 絵とき検索表Ⅱ(エコ・ネットワーク)参照

そしたら、
そのすぐ1mくらい先に
群生しているこれは?
と気になります。

写真だと分かりにくいと思いますが、
先程見たコジマエンレイソウと
差異はほとんど感じられない。
花が全体的に小ぶりなよーな?
気のせいなよーな?
程度です、その場で見ると。
花弁はすべて0枚。

葯と花糸の比率は違いました。
ほぼ同長。
ということで、これはエンレイソウ。
花弁0枚のコジマエンレイソウとの
識別は難しいですね。

おまけ。
萼片が通常4枚のところ6枚でかつ、
その内の3枚が花弁と癒着してしまった
コジマエンレイソウ。
中々奇抜なスタイルです。

そしたら、カタクリで
花弁+葯という個体まで発見。

面白いですね。
そうそう、今日はクロツグミが
さえずっていました。
キビタキ、オオルリ、コルリも
そろそろ声が聞けるかな?

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コマドリ、トラツグミもさえずる室蘭

測量山周辺を歩いていると、
ヒヨドリがダケカンバの
枝に嘴をしきりにつけていました。
樹液でも舐めているのでしょうか。
そして今日は、コマドリ、トラツグミの
さえずりが聞こえてきました。
さえずりは、カラ類はもとより、
ウグイス、アオジ、キツツキのドラミング、
メジロ、キバシリ、森の中はすっかり
賑やかです。

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室蘭、メジロのさえずり始めました

市内にある緑地を歩いていると、
早口言葉を言っているような
さえずりが聞こえてきました。
メジロ、室蘭にも到着していますね。
夏鳥続々と。

昨日はお隣、伊達市へ。
ヒメニラが花茎を伸ばして
もうちょっとで開きそうです。
室蘭市内にあったというこの植物、
今でもあるのでしょうか。
ちょっと探してみます。

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地球岬の花とアオジのさえずり

地球岬の遊歩道沿いで、
フチゲオオバキスミレの
つぼみが開き始めました。

ニリンソウも同様。

昨シーズン真面目に見てた甲斐あって
だいぶ自信がついてきたネコノメソウ属。
ヤマネコノメソウ、チシマネコノメソウに続き
ツルネコノメソウも咲き始めてます。

エゾエンゴサクも咲き始めの段階。

カタクリは場所によっては
開花してたりつぼみだったり。

キクザキイチゲは今が最盛期。

エンレイソウは咲き始めてますが、
コジマエンレイソウはまだ見ません。

今シーズンは完全に植物モードな私。
渡ってきているであろう夏鳥の姿が
ぜんっぜん目に入ってきません。
(下ばっか見てるせい)
でも、聞き耳を立てながら植物観察を
することは可能なので、なんとなく
鳥の気配が濃くなってきているのは感じます。
4/9に鷲別岬でアオジの地鳴きらしき声が藪の
中からひと声。
そして、今日は地球岬でさえずっていました。
森の中がどんどん賑やかになっています。

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タチツボスミレ、キバナノアマナ、アズマイチゲ、キクザキイチゲ、チシマネコノメソウ、ヤマネコノメソウ

室蘭にて、
ここ数日で満開に至った
花たちです。

タチツボスミレ
タチツボスミレ
キバナノアマナ
キバナノアマナ
アズマイチゲ
アズマイチゲ
キクザキイチゲ
キクザキイチゲ
チシマネコノメソウ
チシマネコノメソウ
ヤマネコノメソウ
ヤマネコノメソウ

カタクリ満開は
今週末~来週くらいでしょうか。
そんな季節感です。

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室蘭のワサビ(植物の方)

ワサビとオオユリワサビ、
私の中ではまだはっきり
区別ができていない植物です。
一度もキチンとオオユリワサビを
観察したことがないもので。
これを見た時も「どっちかな・・・」
と悩みました。
ツヤのある葉、鋸歯の感じ、
ワサビかな?

一株引き抜いてみると
ちょっと太めの根茎。
なんせ小さな株なので
イメージするワサビの形や
大きさではないけれど、
でもどこかワサビっぽい。
洗って割ってニオイを嗅いで
「ワサビの香り!」
齧ってもワサビでした。
という事であれはワサビで。
このワサビ、胆振以南以外のものは
栽培起源だろうと言われています。
室蘭にあるワサビは
自生か栽培起源か
はっきりさせるのは難しそうですが、
私が市内数カ所で見たワサビは
どこも人が植えたものかな、
というような場所にありました。

鷲別岬ではアズマイチゲの
花が見頃を迎えそうです。

ところで最近、
クシャミ鼻水涙が止まりません。
たぶん、原因はスギ花粉。
ティッシュの減りが早いのなんの。
今月下旬からはシラカンバの
花粉が舞い始めます・・・。
今年は薬に頼ろうかな。

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室蘭にハルリンドウはあるのか??

先の冬の間に読んでいた、
昔々の室蘭の植物誌。
そこには、ハルリンドウの名が。
北海道の図鑑(梅沢俊)に
ハルリンドウの掲載はありません。
でも、ハルリンドウの変種(高山タイプ)で
タテヤマリンドウなら北海道(西部)に
分布があるということなので、
植物誌に出てきたハルリンドウは、
タテヤマリンドウのことかなぁと
という気がしています。
ただ、タテヤマリンドウなら湿原・湿地に
あるはずなのに、
植物誌には「日当たりのよい丘陵地」と。
それじゃフデリンドウじゃん^^
でも、フデリンドウとタテヤマリンドウで
植物に詳しい人が誤同定なんてないですよねぇ。
それとも、
本当にそれはハルリンドウで
移出モノだったのか?
もう訳分からないループに入ってます。

よく似たフデリンドウなら
例え蕾の状態でも、かつ、
探してなくても勝手に
目に入ってくるくらい
見つけるのが得意なので、
あれば分かるだろうな、と思って
気にしながら歩いてます。
夏鳥がちょこちょこ
渡ってきているようですが、
鳥、全然見てない^^
この頃は俯いてばかりです。

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室蘭にウグイスがやってきました

今日、室蘭市内で
ウグイスのさえずりを聞きました。
シーズン入りたての頃は
消え入りそうな声だったり、
調子外れだっりするんですが、
今日聞いたそれは調子が良さそうな、
いつもの聞き慣れた声でした。

北海道で見られるウグイスは、

秋になると越冬のため本州へ渡り、
春になると繁殖のためやってくる夏鳥です。
他の鳥と比べてさえずりを聞ける
期間が長めで、
夏頃まで「ホーホケキョ」の声が聞けます。
しかも、低地から山地まで
笹薮さえあれば割とどこにでもいるので、
夏頃になるともう聞き飽きたなぁ、
となってしまうくらいです。

それでも春一番にこの声を聞くと、
やっぱり嬉しくなっちゃうもんです。
やぁやぁ、よく来たね。

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女測量山も雪解け

残雪多く、中々雪解けが進まなかった室蘭。
北斜面にしぶとく残るものの
ほとんどの雪は解けました。
ウグイス、ルリビタキの姿や声は
まだありませんでしたが、
そろそろなんじゃないでしょうか。

南斜面は日当たりが良いので
キクザキイチゲが
ぐんぐん伸びてます。
春本番ですね。

行きしなに見た捨てられた犬の毛、
なくなっていたので「あれ?」と
思ったら口いっぱいに咥えた
ハシボソガラスがいました。
ブラッシングしたあとの毛を
放置していく飼い主は
如何なものかと思いますが、
それをテコテコ歩きながら
回収していく姿は
誰が何と言おうと愛らしい!
巣材にするのでしょう。
子育て頑張って。

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室蘭ではカタクリの花シーズンが始まりそうです

室蘭市内のあちこちの緑地で
ヤマネコノメソウが咲き始めました。

図鑑によると
雄しべは8個、
時に4個とありますが、
室蘭では4個の個体を
割とよく見るかなぁ、
という印象です。

ニリンソウの花、
ちょっと早まったね。

カタクリは順調に花茎を伸ばしてます。
そうそう、2021年は4月8日にルリビタキを
確認しているので、そろそろ来ているかなと
思って気にはしていますが、
今年は植物観察の方に特に力が入っていて
鳥は色々と見逃してるような気がします。
この間も測量山行ってきましたけど、
ずっと下見てました^^
来年、上川方面の森に新居建てて
移住したいなと考えているので、
こちらの植物をじっくり見られるのは
今年で最後になる、はず。
さー歩くぞー。

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