森とつながる小屋

低木層にあったヤマウルシの
真っ赤な紅葉はすっかり枯れ落ち、
代わりに、
高木層のハリギリ、シラカンバ、
ミズナラの黄葉が進み色づきの
ピークを迎えています。

相変わらず野良仕事に追われ、
肩・腕周りの筋肉が今まで以上に
ついてきたような気がしますが、
労働のし過ぎで痩せたようにも思います。
(老けたの間違いかもw)
体重計持ってないので分かりませんけども。

それでも、
近所の水田に移動途中の羽休みきた
オオハクチョウたちを観察したり、
越冬前なのにひょこひょこ出てきた
エゾアカガエルを追っかけたりして
ときどき遊んでいます。

森のテーマは「生物多様性」
小屋のテーマは「森とつながる」
悪くないでしょ^^

森の管理

立ち枯れていようが、
折れていようが、
基本的にはそのままにしておく
というのが私達の森の方針です。

枯木はもう何の利用価値もないかと
いったらそんなことはなく、
菌・昆虫・キツツキ類を始めとする
様々な生き物の餌場や住処となります。

残すとは言っても、
これから作る遊歩道沿いにも
そんな木を残すのは危険なので、
後々まとめて伐採するために
目印を付けています。
土地を整地した際に出た丸太を薪に、
遊歩道作りのための下準備、
ありとあらゆる森の管理作業、
野良仕事ばかりで
肝心の自然観察は?
何か考えなくては・・・。

小屋の仕上げも冬支度も進めないと

森の中に建てた小屋が引き渡しになり、
連日夫婦で仕上げに取り掛かっている最中です。
完了までの道のりは、まだ遠い。

積みっぱなしになっている丸太を
薪に処理する作業も急ぎますが、
その一角でヒヨドリバナを発見で
手と足が止まります。
抜根・整地で一度何もなくなった土地に、
どこからかタネがやってたようです。
森の中も、一面ササに覆われていますが、
少し手を入れれば何か出てきそうで
早く取り掛かりたいけど、
小屋をもうホント早くやらないと。

業者の方から譲り受けた建築資材をどかせば、
下からエゾサンショウウオがもぞもぞ出てきたり、
小屋の近くをクマゲラのペアが飛んでいったり、
山から里に降りてきたミヤマカケスが
他の鳥の声をマネしながら飛び交ったり、
カラ類の混群がチーチー言いながら餌探しをしていたり、
飽きない場所で(私にとっては)、
その度に作業を放り出しそうになります。

気温は連日11℃前後。
地元の人は例年より紅葉は全然遅いと
言っていましたが、冷えてきました。

旭岳が初冠雪でふもとの森に秋が近づく

大雪山系の旭岳で初冠雪が確認されました。

ふもとの森も黄色や赤に
変化しつつあります。

あと二ヶ月しないうちに
雪が降ります。
急いで小屋の仕上げをし、
早くお客様をお迎えする
準備をしなければ
と気持ちばかりが焦り、
自然観察を楽しむ余裕が
なくなってしまっています。
(そこは気づいてる)
そんな中で
「のんびり新しい生活を創っていってください。」
の言葉に妙な落ち着きを取り戻し、
私という人間はちょろいもんだな、
と思った今日^^
目指すはプレ・オープン、
完璧じゃなくても良いじゃないか、
という開き直りの精神でいるくらいが
丁度良いバカ真面目です。
ひとまずの実務は夫に頑張ってもらいましょう。ふふ。

浮上

札幌からの自力引っ越しや
新しい住まいの
自力ハウスクリーニングや
プチ・セルフリフォームや
片付けや各種手続きや
何だかんだで、
くったくたな私です。
そして、トラブルや天候不順や手違いや
あれやこれや色々あって完成が遅れた森の小屋。
やっと引き渡しです。

普通じゃなさすぎる土地のおかげで、
その道ウン十年のベテランですら
予想外の出来事ばかりだったようで、
変更に次ぐ変更の嵐で
追加工事が発生しまくり、
コストがかかり過ぎ。
ということで、
細かなところまで大工さんに
頼んでいたら大変なことになるので、
これから夫と少しずつDIYで手直しを
していきます。
森の方も手を入れねばならないし、
冬になったら除雪もしなきゃだし、
プレオープンに間に合うのか?
激しく不安ですが、がんばります。