マニアな手ぬぐいマニア

20代で発症した手ぬぐい好き、
今もその熱は治まることを知らず、
もはや手ぬぐいマニアな私。(自称)
先日はこんな手ぬぐいを買って
しまいました。
シダ植物の葉柄下部の断面図を
顔に見立てて一言書いてるこれ、
マニアック過ぎて好き過ぎるので
衝動買いです。

手ぬぐい INAHO

実はこんな手ぬぐいも持ってます。
家紋ならぬ蛾紋手ぬぐい。
蛾を家紋風に見立てているんですよ。
これも、すごくいいでしょ。

ちょこざいく本舗

普通な感じのものも
当然あるんですけど
こういうのだけだと
物足りないんですよね。
中毒か?
次はマダニ模様の手ぬぐい、
買っちゃおうか
どうしようか悩んでます。
手ぬぐいマニア的には
欲しいんですけど、
野外活動中のマダニに
苦労している当事者としては、
それを首に巻くのはちょっと微妙。
(手ぬぐいは藪こぎ時に首に巻く^^)
悩むー。

大阪市立自然史博物館

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伊達市から登山道を使って有珠山へ

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先週末のこの日は珍しく登山でした。
山ではなく植物観察が目的なので
どうせ立ち止まって進むのに
時間がかかることでしょう、
ということでコースタイムを
たっぷり見て2時間で外輪山展望台
を目指します。

登山道(看板には遊歩道と記されていた)は
一部雨水で掘れていましたが、
全体的に整備されていて
歩きやすかったです。
私は、右に左と植物を見ながら歩くので、
流石に足元ノールックとはいきませんが、
キョロキョロしていた割には
ふらつかなかったな、と^^
それくらい整った山道。

イチヤクソウの品種、
ヒトツバイチヤクソウが
出始めていました。
赤紫色の花茎が
あっちにもこっちにも
立ち上がっているので
目が忙しい。

コケイランは数株。

外輪が近づいてくると
木々が閑散としてきて
伊達市街地や噴火湾が
見渡せて気持ちが良いです。

スタートから2時間、
ようやく有珠山の外輪に到着。

前回の噴火が2000年ということで、
22年かけて徐々に回復しつつある
植生ですが、
有珠山はおよそ20~30年の周期で
噴火を繰り返しているので、
そろそろリセットされてしまう
かもしれませんね。

噴火するとまたしばらく
近づくことが難しく
なると思うので、
気になる人は
今のうちに行っておくのも
良いかもしれませんよ。

ちなみに大有珠、有珠新山、小有珠といった
山のピークにむかう外輪は立ち入り禁止の
看板が立っています。
法的根拠?拘束力?がないという理由で
自己責任のもと行く人もいるようですが。
NPO法人有珠山周辺地域ジオパーク友の会が主催する
「減災文化伝承ジオパークツアー 有珠山学習会」
が(年イチだったかな?)ありますのでそちらをどーぞ。

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室蘭市輪西町の緑地にてたぶん園芸のスズラン

シコタンタンポポ、
室蘭には海岸の際にしか
ないと思っていましたが、
ちょっとだけ陸に入った輪西の緑地、
それも擁壁の隙間から生えてました。

60年以上前なら、
広範囲にあったのでしょうか。
開発で平地のものはなくなり、
今は海沿いだけしか残ってない、
という感じなのかもしれません。

茂みにチラリと見えた
白っぽい何かが気になり、
よけてみるとスズラン!
過去の植物誌に出てきた!
ついに見つけた!?
と一瞬テンション上がりますが、
一呼吸おいて^^
すぐ脇には家庭菜園っぽい土地と、

ツリガネズイセンっぽい
植物があるんです。
畑と外来種のコンボということで
園芸のスズランが野良化したかな?
という雰囲気。
あぁ無念。
懲りずにまたどこか歩こう。

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海岸沿いにはヒメヤブランやシコタンタンポポ

数十年前に書かれた植物誌を頼りに
市内近郊をあちこち歩いている
今年ですが、森だけではなく
海岸付近も頻繁に見て歩いています。

何かないかと探してシコタンタンポポ。
苫小牧では市内の公園や
海岸の草地など広範囲で
見られた植物ですが、室蘭では
海岸に限って見られる印象です。
しかも、セイヨウタンポポとの
交雑をしていなさそうな
姿形のものばかりです。

すぐ近くにはヒメヤブラン。
室蘭に来た当初は苦労して
探していましたが、
パッと見てそれと分かる目を
持てた(と思う)今となっては
そのつもりで探せば
難しくない気がしてきました。
室蘭でこの群生を見るのはこれで3か所目。
でもですよ。
開発によってなくなってしまったのか

どうか分かりませんが、
この日も植物誌に登場し、かつ、
今となっては貴重な存在となった
あんな植物やこんな植物を
見つけることはできませんでした。
春先までは何か一つでもと思っていましたが、
厳しそうです。

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登別市にある墓地から裏山探索

室蘭市と登別市の境界近くにある
墓地から裏山へ続く道があったので、
歩いてきました。

尾根伝いに上へ行く道と
山裾をトラバースするような道と
いくつか入り組んでいます。
今回はトラバースで。
山のあちこちから水が沁みだしていて
ぐっちゃぐちゃの道が5か所以上は
あったかと。
私はいつも通り長靴だったので
気にせずズンズン歩きました。
短靴だったら汚れ濡れまくり、
足元を気にしまくりだったことでしょう。

そんな所には新旧の井戸があり
何かに使っているようでした。
ただ、水が沁みだしている場所は
どこも何だかとても臭かったです。
トイレの下水のような
何とも言えないニオイが
漂っていました。

所どころにヤマジノホトトギス。
この時期にこんな感じなので、
どれも花は付けなさそう。

エゾタツナミソウ。

ヒロハヘビノボラズ。

ミゾホオズキ。
裏山の散歩道的な場所ですが、
植物は山地の様相を感じさせてくれる
ユニークな場所でした。
お散歩ついでにまた行こう。

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実以外でヒメグルミの識別は多分できない

ヒメグルミの実
ヒメグルミの実

室蘭市のお隣、伊達市にある
アヤメ川自然公園。
昨年の秋、葉が枯れ落ちた時期に
ヒメグルミの実を見つけていました。
オニグルミと違い、扁平で表面が
滑らかなのでコレを見たらすぐにわかります。

が、しかし。
ヒメグルミはオニグルミの変種という
ことだけあって、図鑑にも実以外での
識別は難しいようなことを書いています。
本当に?と思ったら確かめてみたい。

ということで行って来ました。
葉痕は羊顔というか猿顔というか、
オニグルミとの差、なし。

ヒメグルミの雌花
ヒメグルミの雌花

雄花は終わっていて
見られたのは雌花。
そもそもオニグルミの雌花を
まじまじと見る機会が少なかったので、
良く分かっていない可能性ありますが、
たぶんオニグルミとの差、なし。

ヒメグルミ
ヒメグルミ

葉その1。

ヒメグルミ
ヒメグルミ

葉その2。

これはオニグルミ。
違いが分かる気がしません。
オニグルミの方が丸みが強い
ような感じがしなくもないですが、
たぶん思い込みです。
樹皮の写真を撮り忘れて
しまいましたが、
これも差異は感じられませんでした。
むずいです。
まぁ、変種ですから。
そんな神経質にならなくても
良いということにしておきます。
気にはなりますけど。

番外編。
イタンキ浜にある雪捨て場の片隅に
ナデシコ科のこれが咲いています。
セイヨウミミナグサっぽいけど
どうでしょうか。
この手のものは、
所有している図鑑では対応出来なく
なってきました。
外来種図鑑買おうかなぁ・・・。
上川地方の森へ移住したら
おそらく使わなくなるのだろうけど、
いま知りたいものが多いので迷います。

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ヨコスト湿原のゼンテイカ・エゾキスゲも消失するかもしれない

ゼンテイカ・エゾキスゲ、
胆振地方の海岸では今が
花の季節ですが、
室蘭のイタンキ浜同様、
ヨコスト湿原のこれらの植物も
例外なくエゾシカによる
食害を受け数を減らしています。
今週はじめに見てきた湿原では
辺りに黄色い花が広がっていました。
一昔前ならススキノ科(旧ユリ科)の
黄色い花だったのですが、
現在はセンダイハギ一色。

大砲レンズを持っていないので、
コンデジを精一杯ズームして
なんとか捉えたエゾキスゲ。
以前はもっと手前に咲いている
個体が多数あったのですが、
もはや遠目でしか見られません。

それと、ゼンテイカ。
蕾が沢山あるように見え、
まだまだ咲くのだろうと思いますが、
今頃エゾシカにバクバク食べられて
なくなっているような気がします。

そんなエゾシカが、
物陰からのそっと出てきて
キョロキョロしながら
私を警戒していました。
昨年もこの茂みから出てきた
所を目撃しています。
どうやら、国道沿いの小さな林に
よく留まっているようです。
私が立ち去れば自由に
湿原の植物を食べ漁ることでしょう。

さて、ヒオウギアヤメ、
たくさんはないけど
湿原全体で見られます。

アサツキの花も良い頃を
迎えているでしょう。

イソスミレにドクガ科?の幼虫がいました。
昔、これが大発生している海岸で
植物観察をしていたら軽く皮膚炎になりました。
長袖・長ズボンだったんですけどね。
暑かったので結構薄地でした。
それが駄目だったのか?
かぶれないように気をつけたいけど、
大発生していたらやむを得ないのかもしれません。
(「行かない」という選択肢がない^^)

湿原では
オオジシギ、ノビタキ、ヒバリ、
オオジュリン、コヨシキリがさえずり、
湿原沿いを歩いているだけで
警戒の声を上げられます。
足元にいて急に飛び出す鳥もいますので、
野鳥に注意しながらストレスを与えない
観察をしましょう。

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イタンキ浜のゼンテイカは一部でしか生き残れないかもしれない

東室蘭方面にあるイタンキ浜、
この時期は海岸草地に
ゼンテイカが一面に咲くはずですが、
エゾシカの食害がひどく
花を見ることが難しい状況です。

咲いている個体があるのは崖斜面のみ。
こういう所以外はほとんど食べられています。

ゼンテイカ以外にも
ナンテンハギやツリガネニンジンが
食害にあっていました。

増えすぎたエゾシカは、農林業、自然環境に
甚大な被害を及ぼしています。
食べて減らしませんか。
登別市にあるコープさっぽろ しがイースト店では、
知床エゾシカファームのエゾシカ肉を取り扱っています。
地元のエゾシカではありませんが、
回り回って少しは良い方向に向かえばと
我が家も積極的に食べて応援中です。

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室蘭のローソク岩展望台からハルカラモイの道で見た植物

ローソク岩展望台からハルカラモイという
室蘭の絶景スポットを結ぶ観光道路を
歩いてきました。

ローソク岩展望台に車を停めます。
そのまま道路を歩いて真っ直ぐ
ハルカラモイを目指さないのが私。
展望台横から伸びる踏み分け道(急登)から、
ボンズ山の山頂付近へ。
斜面いっぱいにゼンテイカが満開!
今の所、エゾシカによる食害は
少なさそうに見えます。
昨冬は積雪が多かった室蘭、
お陰で頭数が減ったのか??

とりあえず満足したので下山。
ここに来る途中から気になって
いたんですが、結構な数の
ハクセキレイが路上をウロウロしています。
しかし、いつものように爆速で走り回らず、
トコトコ歩いて移動の姿は全体的のろい。
巣立ち雛か?と良く見ると口いっぱいに餌。
親御さんでしたか。

しばらく歩くとここにも
クゲヌマランが5~6株
まとまって生えてました。
内1株は40cmオーバー。
もはやこのサイズは珍しくないのか?

距はこの通り目立たない。
ユウシュンラン、クゲヌマラン、
ササバギンラン、
今年は室蘭で沢山見たので
そろそろお腹いっぱいです。

しばらくすると
遠くの方からホトトギスの
さえずりが聞こえてきました。
今年も来てますね。
トッキョキョキョキョと鳴くので
聞きなしは「特許許可局」。
ホンマか?

アキグミ
アキグミ

アキグミがありました。
室蘭ではわりと普通に見ます。
ナツグミと良く似ていて
見るたびにう~んう~ん言ってます。
ある図鑑にはアキグミの葉の最大幅は
先端寄り~中央(ナツグミはほぼ中央)
でナツグミより細いとありますが、
今のところ葉だけで識別できる
気がしていません。
なので私は総合評価です。
①新しい枝は白っぽい

アキグミ
アキグミ

②花柄はナツグミに比べて短い

アキグミ
アキグミ

③葉の裏にある赤褐色の鱗状の毛はナツグミに比べ少ない

アキグミ
アキグミ

これらは全部例外があるので、
一つ一つにこだわり過ぎたら
間違えるだろうなと思います。
あと、葉の表面にある鱗状の毛も、
ナツグミにある星状毛と区別して
見るのが私には難しいので
あまりこだわって見てません。
時間とともに落ちてしまうようですし。

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取得した山林に咲く花たち

昨年の秋に取得して、
月に1回は通っている上川地方
にある7.5haの山林。
年間通して見た印象としては
ササは濃くないのに林床の植物が
ちょっと乏しい。
特に、人目を引く花を咲かせる
植物としては春にカタクリと

ナニワズくらいでした。

6月になるとオオアマドコロ

クゲヌマランとギンラン

カラマツソウ

9月になると一部で
エゾリンドウが群生していました。

ゼンテイカは私たちの森には
なかったように思いますが、
隣接する森にはありました。
来るたびにくまなく藪こぎ
している訳ではないので、
これに限らず色んな植物を
見逃している可能性大です。
そうそう、マイヅルソウは
そこかしこにありました。
身近すぎて撮ってなかった^^
遊歩道整備で笹刈りをして
明るくなった場所に
色んな植物が出てきそうな
気はしています。
楽しみです。

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室蘭ではササバギンランの花がシーズンイン

室蘭では5月下旬から6月上旬にかけて
この手のラン科の植物が入れ替わり
立ち代わり咲きます。
ユウシュンランに始まりクゲヌマラン
今はササバギンランです。

ところで、ギンランを近隣の森では
まだ見つけられていません。
今年のテーマではないのですが、
どうせなら制覇したいな。

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