よもやま話を更新しました

40~60年前の植物誌を読んで思ったこと。
大自然も良いけれど、
足元にある自然をもっと
大事にすることができたら、
どんなに良かったか。
リンク→「未来の人に森を残したい理由

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かつては湿原が広がっていた室蘭・登別

最近何度も話題に出してる
四十数年前の植物誌。(くどい?)
分からない場所の名が
バンバン出てきてる訳なんですが、
その中に東室蘭湿原と鷲別湿原があります。
今の東室蘭、鷲別は住宅地です。
もちろん、地図を見ても湿原なんて
文字はないですし、航空写真を見ても
それらしき場所はありません。
この度々登場する湿原って
どんな所だったのよ、と調べてみると
昭和35年に出された学術誌を発見。
冒頭の「東室蘭より鷲別にかけての一帯には湿原が広がっている」
という文章に「やはりか。」となります。
植物目録を見ると、
(イネ、カヤツリグサ科の事は分かりませんが)
シロバナカモメヅルとかバアソブとか、
タヌキモとかヒメハッカとか
ツルコケモモとかがあり、
実に興味深い湿原だったことがうかがえます。
というか、当時の調査員が興味深い種が
数々生育すると言っていた湿原を
なんで跡形もなく開発してしまったんだーと
やるせなさを感じてます。
グリーンシーズンに入ったら、
念の為、この辺りを探して
歩いてみようとは思いますが、
当時の植物を見ることはかなわないでしょう。
非常に残念です。

リンク

鷲別湿原の植物相 (一)
鷲別湿原の植物相 (二)

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デスクワーク過多なこの頃

森の中に建てる家と小屋、
打ち合わせが始まってから
平面図ではイメージが湧きにくい
箇所が出てきたので、
ネットに転がってたソフトを使って
仮想小屋を作成しています。
3Dで見て、意外と広いね、意外と狭いね、
意外と良いね、意外と・・・きりがない。
妄想が膨らみ過ぎて爆発しそうです。

本はamazonからまだまだ届くよ
本はamazonからまだまだ届くよ

わたし達の森のテーマは生物多様性。
森を買ったら突然ふっとこの言葉が
降りてきました。
たぶん、買う前から
私の内面にあったんでしょうね。
よって、最近はこうしたテーマの
本を取り寄せては合間に読む日々。

あと、このサイトを
引っ越ししたくワードプレスの
勉強しながら作業してます。
はい、苦戦してまーす。

それらと同時に四十数年前に書かれた
植物誌を読みふけってます。
「東町湿原ってどこよ?今の東町にこの植物がありそうな湿原ってなくない?」
「幌別原野って?幌別って住宅地ばっかよ?」
「亀田浜??」
「東町から幌別に向かう国道36号沿いの湿原に産する??????」
と分からない場所が出てきます。
昔はあったんでしょうね。
あちこちに湿原が。原野が。
特にそんな場所で、
(昔はどうだか分からないけど)
貴重な植物があったという
記載を見ると口惜しいくやしい。

また、測量山では海岸のものから
高山のもの、貴重なものまで
色んな植物の記述があり
「なんだ測量山、万能だな、おい。」と
困惑気味になってます。
一方で、
「春のフクジュソウ狩りで測量山の群落は壊滅寸前」
「海岸の岸壁にあったものは盆栽用に採取され絶滅したと思われ」
というようなことも書いてあり
残念な気持ちで一杯です。

そんな訳で、
今は復活したんじゃないか、とか
今も残っているのか、とか
本当にソレなのか、という
探索の気持ちを大いに刺激されて、
春から、あんなものやこんなものを
探しに出かけようと
植物誌を読みながら
グーグルマップを見てメモ魔になってます。
でも、知識と理解力が足りてないため、
作業ははかどっておらず、でも、
やり始めると止め時が分からない
性分が勃発して外に出れてません。
没頭するあまり喉カラカラ状態でも
構わず続行する日々。
体に悪そ。

あぁ、スノーシューも履きたい。
冬鳥も(レンジャクもそろそろ)
見に行きたい・・・、
自分がもう4人くらい欲しいです。

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胆振地方で見るイタドリとオオイタドリの中間型

オオイタドリです。
北海道の低地から山地に
よくあるオオイタドリ。
高さは2m前後のものが
多い印象ですが、
中には3mに達するものもあり、

成長しすぎると
視界を妨げてしまうので、
道路脇にあるものは特に
邪魔者扱いされるアレです。

一方のイタドリは、
北海道(主に道南)
にもありますが、
本州の方に多く、
オオイタドリほどに
大きくなりません。
高さは0.5~1.5m。

オオイタドリと違う点は
いくつかありますが、
全体的に小ぶりなほか
葉の基部が心形にならなず、
葉の先が急に尖ります。

そして、私が今住む胆振地方には
その間を取った形の
オオイタドリがあります。
基部と葉の先の形はイタドリ、

でも身長163cmの私を
優に超すそれは
オオイタドリそのもの。

こちらに移り住んでから
こうしたものを頻繁に見て
不思議に思っていましたが、
図鑑をよく読めばヒントが。
オオイタドリの近似種に
ケイタドリがあり
図鑑によっては
茎や葉裏脈上に短くとがった毛がある、とか
葉の基部が心形にならず先は急にとがる、と
表現されています。
あぁなるほどそういうことか、
と個人的には腑に落ちています。
最近、46年前に書かれた
植物誌を読んでいるのですが、
その中に、
「大型でありながらイタドリに近い葉を持った中間型がある」
という記述を見つけました。
何だか昔の人と同じものを
同じような目で見ていた気がして、
なんとも言えぬ共有感に包まれました。

過去の記録を見るというのは、
昔はよく分からなかったものが
今もよく分からないままだったり、
今なら分かるようになったものがあったり、
物事の流れが垣間見れて面白いものです。
また、今とは違う昔の植物名が出てきて
それが何なのか分からなくて、
昔の図鑑引っ張り出して調べたり^^

中には興味深い情報もあって、
(多分今は開発行為により消失)
私も後世に残って欲しい植物に
心当たりがありすぎるので
文章で残せれば・・・
いやいやいやいや、
責任半端ないのでやらない、かな。
専門家に任せたい、誰かいませんか。

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ナミブ砂漠のライブ配信が面白い!

Namibia: Live stream in the Namib Desert
昨年の12月にこのチャンネルを
見つけて以来、結構見てます。
これはナミビアの
ナミブ砂漠にある水場の様子を
ライブ配信しているもので、
基本的にはオリックスが
居座っている確率の高い
ライブ映像です^^
他の動物もやっては来ますが、
オリックスと違って長居しないので
見ていられる時間はわずか。
↑はいつものオリックスの脇からガゼル?

オリックスは気が強いのか、
仲間同士でも結構オラついてます。
他の動物が来るとなおのこと。
でも、キリンとかヌーとかには大人しく、
シマウマやガゼル、ハトなんかには
この体勢で突っ込んでいったりするので
オラつく相手は選んでいる様子。

なのでシマウマはいつも
オリックスの顔色を
うかがいながら
水場へ寄っていってる
ように見えます。
ちなみに、シマウマ、野良ウマは
みんな仲良くピトっとくっついて
水飲みします^^カワ

巻き角オリックス。
生まれつきの疾患か?
中には折れてたり
曲がってたりする個体もいます。

ダチョウ来た。

夜間にウサギやヤマアラシが
来てたこともありましたね。
この他にも、ジャッカル、野良ウマ、
キリン、白黒のカラス、
ハトの群れを狙ったハヤブサらしき猛禽類
なんかを見ましたよ。
あ、そうそう、本当に時々ヒューマン登場します(笑)
過去の動画を見るとチーターなんかも来たり。
動物たちの動向が気になって
何かこう中毒性があります。

チャット機能もついてて

(英語オンリーです)

「bye zebra」

「Welcome horses」

「beautiful and cool leg……ostrich......」

とか、読んでてクスってなります。
おすすめ^^

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学芸員がオススメする本ってどんなだろう?

↑昨日こんな告知を見つけました。
2022年1月20日(木)20:00~
テーマ設定の一つに
『博物館に興味を持つ一般の方や学芸員に
なりたい高校生や大学生をイメージして、
「博物館でより深く学ぶために、
この本を読んでみて欲しい」
という一冊を選びます。』とあります。
個人的には中々興味深いです。
最近、こうしたオンライン配信が
当たり前になって有り難いったら
ありゃしないです。
でも、人と約束したり場所を予約する
といった物理的な束縛がないので、
日時を忘れがち(私はね^^)。
リマインダー設定しておこう。

リンク→「集まれ!北海道の学芸員

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室蘭の暴風雪は落ち着く

北海道の昨夜の雪、
雪に慣れた北国の人間でも
酷いと思いました。
室蘭は雪より風が酷かったですが。
高速道路も午前中には通行止め解除と
なるかと思いきや14:00近くになっても
まだ解除ならず。

Yahoo!天気の雪雲レーダーの
いつもの積雪地帯。
まだ雪雲かかってるんですね。
これでは、除雪が追いつくはずもなく。

室蘭は他の地域からしたら
雪は大したことないですが、
気温が高いせいで、
液体になる寸前のジェラート
みたいな路面です。
この道は(市道だけど)
市の除雪車ほぼ来ないので、
夜間にこれが凍って
轍と氷塊でヤバイことになります。
仕方がないので近所のこの道を
除雪すべく出張りましたが、
雪をすくったスコップの重いこと。
他に上げたいブログありましたけど、
戦意喪失したのでまた今度。
たぶん明日。

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自分たちの森を歩く

月イチで自分たちが買った森へ
足を運び様子を見つつ、
小屋と家をどのように建てるか
思案しております。
室蘭から行くと
冬道&高速使わず、の条件で
片道6~7時間かかるので
夫婦で運転交代しながらでも、
それはそれは大変です。
今回も帰路で吹雪にあう予報だったので、
雪雲レーダーと予報とにらめっこしながら
吹雪回避ルートを探って帰ってきました。

自分たちの森ですから、
何しても自由に正々堂々と
過ごせるので本当の意味で
伸び伸びとできます。
夏と違ってササが雪に埋もれたので、
色々見えやすくなりました。
林縁にはニセアカシアが侵入してたり、
コシアブラ地帯があったり、
立ち枯れゾーンがあったり。
立ち枯れしている木には
いろんな生き物の住処や餌場と
成り得るので多少は残すつもりですが、
あまりにまとまってあるのは
見た目も安全面も良くないので
なんとかしたいなーと思ってます。

小屋とそれにアプローチする道、
どうつけようかなぁぁぁぁぁぁ
と悩みながら歩いている人の図。
住まいより小屋への欲望が強い私、
コストがかかりそうです。

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真冬の地球岬散策路は積雪状態です

地球岬の遊歩道、
結構雪が積りましたね。
スノーシューは必要ないけど、
長めのブーツでないと
雪が靴の中に入りそうな感じです。

私はいつもの通り、
スノーブーツにスノーパンツで
完全防備です。
温かいのはもとより、
なんたってこれを来てさえいれば、

雪の上に寝っ転がろうが
何だろうが濡れるのを
気にせず動けますから。
ためらい、なし^^
今日も平常運転です。

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