先週、環境調査補助のお仕事で
東北へ行ったときのこと。
行き帰りともにフェリー利用で、
ターミナルの掲示板を見ていると
こんな張り紙がされていました。
豚熱のウィルスが靴底やタイヤ等々に
付着して各地へ拡散させぬよう
洗浄と消毒をお願いするものです。
私は長靴の底に付着した植物の種子が、
本州と北海道で行き来しないよう
洗って対応するのが良いと
考えていましたが、
ウィルスも確かに気を付けなきゃな、
と思った事案です。
でも、現状の住まいが
アパート(ベランダなし)で、
泥汚れの酷い長靴を
洗える環境にないので
かなり苦戦しています。
今は、コインパーキングで
洗車のついでに洗っています。
有料で良いので、
もっと手軽に汚れものを洗える
施設があれば良いのですけどね。
道内の湿原や山の入口には、
このような洗い場が
設けられている所もあるんですよ。
フェリーターミナルにも、
靴などの汚れたものでも
洗える流し場や、
乗船直前に車両洗浄装置を
通過しないと乗船できない
仕組みがあったりすれば、
ウィルスや種子の持ち込みを
より簡単に防げそうだけどなぁ、
などと安易に考えたりしたのでした。
なにはともあれ、
洗ってピカピカになった長靴で
今日もフィールドです。
(秒で汚れる)
札幌市手稲区にある富丘西公園。
この辺りには、かつては
スズランの群生地があったそうな。
残ったスズランを保護する目的で
公園が整備されています。
今年は雪解けが早かったので、
そろそろ花の頃かと思いましたが、
やっと花茎が伸びてきた状態の
株ばかりでした。
というか、出始めって
葉っぱが開くより前に
花が出る形になるんですね。
来週末あたりが見ごろを迎えそうです。
スズランより早く
咲いていたのは
オオアマドコロ。
花のシーズンということもあってか、
今日は利用者がかなりいました。
小一時間の散策に良いですよ。
前から行ってみたかった
中札内村にある
六花の森と美術村へ
行ってきました。
ちょうどオオバナノエンレイソウが
見ごろを迎えていて、
見事なお花畑を見学することができました。
サクラソウだったり、
クリンソウ、エゾオオサクラソウ、
ニリンソウ、センダイハギ、
エゾノハナシノブ、シラネアオイ、
それはもう多種多様な沢山の花が
管理されていて見事でした。
六花亭の包装紙に採用されている
絵を描いた坂本直行氏を紹介する
アートギャラリーもあります。
車で10分程度離れた所にある
系列の美術村では
色んな作家さんの施設が
建っています。
こちらでは、敷地内いっぱいに
スズランが広がっていました。
昨日の段階では蕾がほころび
始めていたのであと数日で
見ごろを迎えそうです。
人に管理された草花なんて興味ない、
という人でも一度は見ておいても
良いじゃないかな、と思えるくらい
広大な敷地、種数です。
ちょっとした植物園のよう。
ただし、六花の森の園路は
ウッドチップが敷き詰められているものの、
とにかく歩くので土埃で汚れても良い運動靴で
行った方が良いですよ。
昔の建物を移築した美術村もお勧めです。
どちらも、開館期間は2023年4月22日〜10月22日
までになるので、グリーンシーズン中にぜひどうぞ。
→六花の森
調べること、決めること、勉強すること、
内業的なことと外の仕事が重なって、
めまぐるしい日々です。
画像は、先週の仕事現場で見た
ソラチコザクラ。
岸壁いっぱいに咲いていて見事でした。
来週は本州に上陸予定。
覚えることがまた増えそうです^^
札幌市北区にある
篠路五ノ戸の森緑地、
なる所へ行ってきました。
もしかして、
入植時に五戸しかなかったとか
そんな由来なのかな、
と思ったらその通りだったみたいです。
五戸って心細いですね。
もともとは屋敷林だったらしく、
町中にあるにしては森の雰囲気が
良いです。
植栽でブナとかネグンドカエデとか
ヤマブキとかもあり。
オオバナノエンレイソウ、
エゾエンゴサク、ニリンソウ、
キバナノアマナ、春植物も
申し分なく咲いています。
土地面積こそ大きくないですが、
これだけまとまって残っているのは、
札幌にしては珍しいような。
この緑地、
伏籠川、茨戸川、石狩川、発寒川、
といった川が割と近いこともあってか、
アオサギが集団営巣する場所でもあります。
↑札幌パークより。
よって、見取り図の右側の緑地の
内側部分はほとんど歩けません。
いや、歩こうと思えば歩けます。
頭上に何十個と巣があるので、
糞が落ちてくるリスクさえ
気にしなければ^^
奥に広場のように
植物が見られない
場所があります。
あそこに大量の糞が
落とされているため
そこだけ植物が枯れて
ない状態です。
かなりの糞の量と
臭いでした。
あと数が数なので、
やかましいです(笑)
この森の歩いて植物観察するのは、
アオサギの雛が巣立つのを
待つしかないですね。
自分たちが取得した
土地の特徴について
一般の人に説明する際、
色々端折って
森しかない土地です、
なんて言ったりもしていますが、
ササもそこそこ生えていて、
林床はやや薄暗いです。
よって、下層植生が
かなり貧相というか、
種数の少なさが気になる
土地でもあります。
個人的に。
ただ、お隣さんの森を見てみると、
ちょっと開けた所でカタクリが
出ているので、この土地も
小屋建設や遊歩道整備のために
切り開いたら色々と
出てくるんだろうなと
予想しています。
それで、先日土地の様子を
見に行ってみると、
なんともう出てた!
開拓した土地と森の境界に
びっしりと。
アリによって方々へ
種子散布されているようで、
森の中を藪漕ぎして
林床をよく観察してみると、
芽吹いて数年たった株が
たくさんあるのを確認できました。
このほか、この時期には
ヒメイチゲ・ナニワズ・フッキソウ
などがこの森に点在しています。
森を少し開いて明るくすれば、
それらの他にも
眠っている種が出てきそうな
感じがします。
今後が楽しみです。
上川地方にある自分たちの森へ。
せっかくなので、朝5~6時代の
野鳥のさえずりを聞いてみました。
動画中には、
クロツグミ、アオジ、ヒガラ、
センダイムシクイ、ウグイス、
ヤブサメのさえずりが納まっています。
動画以外では、キジバト、シジュウカラ、
キビタキ?、メジロ?。
メジロは声がちょっと遠かったのと、
キビタキは季節がまだ少し早い気がするので、
来年以降に要確認です。
思っていたより種数が少なく感じました。
毎日通って確認する生活に早く切り替えたい!
今年中には移住予定なので、
さえずり調査は来年からですね。(うずうず)
北海道博物館で開催されている企画展
「あっちこっち湿地」は来月5/28(日)
までの開催になっています。
内容がシンプルにまとまっていて
湿地の知識が多くない人でも
分かりやすい展示になっています。
建物入って左に進むと総合展示。
こちらは有料です。
右に進み3F へ移動すると特別展示室に
行けます。こちらは、なんと無料。
現在、札幌に住んでいる私。
札幌と言えば石狩大湿原。
かつては、国内最大の
湿原が広がっていましたが、
明治からの開発によって
ほぼ消失したと言われています。
開拓前の湿原は1996年現在の
釧路湿原の3倍以上あったという
ことなので、その規模たるや
想像を絶します。
かつては多様な生き物の
宝庫だったはずの湿原。
残っていたらどんな動植物が
見られたのか、
タイムスリップして見てみたい。
そんな残念な気持ちの反面、
その開拓のお陰である
今の大都市・札幌。
なくしてしまったものは
しょうがないので、
これ以上、失うことがないよう
手を尽くしていくのが
私たちの役目だと思います。
この展示を見て、
みんなでちょっとずつ
理解を深めていきましょう。
第20回企画テーマ展
「もっと!あっちこっち湿地~自然と歴史をめぐる旅~」
2023.02.25(土) -
05.28(日)
小樽市にある
長橋なえぼ公園。
旧営林署苗圃跡地を活用し、
野鳥や小動物などを観察できる
「自然生態観察公園」として
整備された場所です。
面積は約31haということで
とても広いです。
あと枝道ごとに全体を表す
地図などないので
初見だと勘で歩かざるを得ない
所が多々あります。
池周辺ではエゾワサビが
咲き始めています。
キバナノアマナの
数は多くないですが、
一部のゾーンで花盛り。
カタクリ、エゾエンゴサク、
エンレイソウ、キクザキイチゲ
といった春植物はちょうど良い頃です。
ミズバショウは全体的に
過ぎてる感じです。
サクラの開花もそうですが、
今年は雪解けが順調過ぎて
植物の動きが早く感じます。
この日は、アカハラに
メジロのさえずりもあり、
当面は目と耳がフル稼働に
なりそうです。
札幌市西区にある三角山。
市民に愛され利用者の多い
標高311mの低山です。
休日ともなれば、
駐車場は朝早い段階から
いっぱいになるようですが、
この日は朝8時で6割程度
埋まっている状態でした。
花にしても山登りにしても
時期がまだ早いため、
利用者はそこまで多くない
なのでしょう。
路上駐車禁止の看板が
多数あったのを鑑みると、
トップシーズンは
椅子取りゲームと化すのでは
ないでしょうか。
入口には看板。
こした看板は分岐ごとに
設置されているのと、
不明瞭な道がないので
道迷いの心配ないかと。
短靴にショルダーバッグという
舐め切った格好をしていますが、
フィールド慣れしていれば
問題ない程度の低山です。
慣れていない人は
小さなザックに
水とおやつと
ウィンドブレーカー程度の
防寒具を入れておくと安心かな。
札幌周辺の山は
クマの出没が頻繁にあるので、
この日も念のため
クマスプレーで武装。
シウリザクラの春紅葉が
綺麗でした。
この時期は本当に目立ちます。
そんなシウリザクラを
見上げて綺麗だなーと
言っていたはずなのに、
足元2cm程度のこれを
見つける私の無意識の目。
フデリンドウ探索選手権は
今年も優勝間違いなし(何の話)。
ありそうだな、と思っていたら
ホントにあった。
エゾエンゴサクの白花タイプ。
純白って良いですよね。
でも、これを近くでかつ
良い画角で撮ろうとした
人たちによって
踏み跡がついていました。
花を撮ろうとして
別の花を踏みつける、
なんてことがないように
気を付けたいものです。
じゃあお前はどうやって撮ってるんだ、
と言われると、
足元の植物に配慮して
可能な限り腕と足を伸ばした
へんてこりんな格好で
撮っていることが多いですね。
とてもじゃありませんが、
お見せできるような
姿ではないので割愛しますが、
一応↑これもそんな一コマ。
限りなくノーマル姿勢に近い方です。
愛で力、みなさんも発揮しましょう^^
北大って観光で訪れる人も
いるって知ってました?
観光だけでなく、
広いキャンパスを散歩に
訪れる近隣の方もいます。
結構広いんですよ。
正門横にマップが置いてあるので、
それを見れば迷うことはないでしょう。
構内にある池には、
オシドリ夫婦が2組。
いざとなれば飛べるから
良いんでしょうけど、
人慣れ半端ない。
キバナノアマナが至る所で
花を咲かせていました。
構内で一本だけ。
他の所はまだピンク色の
蕾なのに、満開に近いサクラ。
総合博物館は展示が見たかった、
というよりこれらを見ておきたかった、
というのが理由で入りました。
なにって、建物のそこかしこに
感じるこのレトロ感がね。
良いなぁって。
(え、分からない?)
このアインシュタイン・ドームも
良かったですよ。
仮に自然科学に興味がなくても、
レトロ好きには良いです、ぜひ。
展示は個人撮影はOKだけど
二次利用は許可が必要らしいので
ここではノーフォト。
全体的に結構難しい内容で、
一般ウケはしないだろうなと思います。
施設は1~3階まであって、
最初の部分は北大の歴史を
紹介するパネル展示の小部屋が
延々と続きます。
ここで真面目に読んでいると
体力を使い切ってしまいますので、
興味が高くない場合は
ほどほどに流して(笑)
2階からは
北大がいま取り組んでいることや
専門分野ごとに展示・解説された
ブースが続くので、
興味のある分野は
じっくり読んで、
そうでない分野の所は
足早に進むのが良いかも^^
ミュージアムショップでは
マニアックなアイテムが豊富で、
土壌動物の手ぬぐいとか
アインシュタイン・ドームにある
モチーフを模したマグネットとか、
欲しい衝動をグッと堪えて
森の中の小屋に似合いそうな
グッズを買ったのでした。
額装して飾ろう。
納得いこうがいくまいが、
来週中には全ての図面が
完了し各種手配に進む
進捗状況の中で
私たちの森の様子見に。
今年の雪解けはとても早いそうで、
森の中と言えど
雪はほんの少し残っている程度
になっていました。
雪解けで水たまりはできていますが、
その内干上がります。
この森に水辺はないのですよね。
欲しいなぁ。
この辺りに作っちゃおうかなぁ。
そして、トレイルカメラを設置。
妄想が膨らみっぱなしです。
番外
札幌から上川方面へ向かう
途中に広がる田園地帯。
今、たくさんの渡り鳥たちが
羽休めをしています。
オオハクチョウ、マガンの群れに
混ざっていたオオヒシクイ?や
数万羽と集結するオナガガモの群れに
混ざるトモエガモらしき鳥の姿も
ありました。
小屋を建てて移住が完了すれば、
毎年こうしたものが容易に観察
できることでしょう。
野鳥の識別幅が広がりそうです。
2023年3月31日に
生物多様性国家戦略が閣議決定されました。
今、その内容を読んでいるのですが、
読み進めるうちに
ふっと頭に浮かんだイメージを
見える化してみました。
これの意味、分かりますか?^^
中々進まない生物多様性の保全。
やるべき理由や内容がそこに
示してあるのですが、
歩みは遅い。
何が足を引っ張っているのだろう、
と思ったんですよね。
その時、脳内に現れた絵がこれです。
この3つが足を引っ張っているのでは
ないでしょうか。
一つずつ説明していきます。
1、無関心
言わずもがな。関心がなければ気づかない。
気づきがなければ保全に着手など夢のまた夢。
2、自己中
今さえよければ、自分さえよければ、
どうせ変わらないから将来世代のことなど
知ったこっちゃない、です。
3、思想だけ
科学的なことは適当に横に置いておいて、
自然(動物)はこうなのに人間は・・・と
みなす傾向があったり、
理屈なんてどうでも良いんだよ感じたことが全てだ、
みたいな傾向があって、
その上で自然とは・・・と語りがちです。
自然派志向、トンデモ医療や
陰謀論を妄信する人に多い気がしています。
確かに、地球上のあらゆる生物は、
地球上で同じように生きる権利を持っていて、
生物多様性を保全することで
それらの生き物を尊重することができますが、
だからと言って、人とその他の生物を
同列に見るものではないのです。
科学が全てとは言えないでしょうし、
時として間違える
(後々新しいことが分かって事実が覆る)
こともありますが、
これを軽んじて生物多様性の保全など不可能です。
たまに、生物学者と名乗りながら
その実ただの思想家だったりする
人がいます。こういう人の中には
言葉の使い方が非常に上手で、
さらに専門家の肩書を武器に
容易に人の心を掴む人もいます。
でも、科学をベースに語れない人は
信用してはいけません。
私が好むナチュラリストたちはみな、
科学者・研究者(あるいはそれに準じた知識・経験を有する人)
でありながら、情緒豊かに、愛を持って、
でも正確性を損なわないよう注意しながら、
自然の面白さ、美しさを語れる人たちです。
なので、思想だけで自然を語る人がいると
「とりあえず、サピエンス全史(上下)を読んで
自然科学を一から勉強して出直してきてください。」
と言いたくなります。(口は禍の元(・3・))
そうした思い付きによって
アプローチすべき層が見えてきました。
1、の無関心層。これしかないです。
自然のこと、保全のこと、駆除のこと、
無関心な人の心に届く何かを作って
相互理解ができれば良いのではないでしょうか。
私は、自分たちの森を通して、
それを伝えていこうと思います。
昨日は札幌市西区にある
五天山公園へ。
特段自然度が高いところでは
ありませんが、
ずいぶん昔に池でバンを
見ていたのを思い出したので、
時期としてはまだ早いだろうけど
様子見に。
池にはマガモとカイツブリのみ。
ですよねー、て感じです。
バンなら4月下旬頃~でしょうかね。
ホオジロがさえずっていたり、
ヤマゲラが鳴いていたり、
ヒヨドリがヤナギの花に来てピーヨピーヨ
賑やかにしていたり、
春っぽさを感じていると、
イカルのようなトビのような
なんとも言えない声がしてきます。
シーズン入りたてということもあって
頭の中でさえずりを復唱して
あれなんだっけなぁ?
と思っていると見つけた。
犯人は、お前だ!
カケス。
他の鳥のモノマネするんですよね。
一瞬騙されますが、
だいたいジャージャーという声が
混ざるので正体がバレます。
エゾニワトコが芽吹いていました。
さ、春が一気に進みますよ。
札幌市東区にある公園。
Googleの航空写真を見ると
町中にポツンとあって
ちょっと気になったので
行ってきました。
昭和57年に都市緑地として
整備されたらしいです。
同い年!
園内の様子。
森とは!?
札幌は春まであともう一息。
エゾエンゴサク。
キバナノアマナは
まだ葉だけ
にょきにょき。
ニリンソウ。
コハコベ。
都市のど真ん中にあるだけあって、
園芸の植物もたくさんあります。
ツルニチニチソウ。
クロッカス。
一瞬アカネスミレかと思ったけど、
帰化種のニオイスミレでした。
一部のエリアで群生していて、
しゃがんだら良い香りが
立ち込めていました。
結氷していた川や池は
解けて流れが出てきました。
これから繁殖地へ向かう
水鳥たちの姿もぼちぼち
見られなくなることでしょう。
ということで、
今日も鳥見です。
川幅が広いので鳥がとおいとおい。
撮影の際は野鳥に配慮して
適切な距離をとるのが良いですが、
ここでは必然的に距離がとれます。
ミコアイサがオスメスでいました。
ざっと見た感じこの日は
ヒドリガモが多数です。
ここは沼の周囲がぐるっと
土手に囲われていて、
歩くことができるよう
整備されています。
近所の人がひっきりなしに
歩きにやって来るせいか、
人の気配を感じたら
そそっと逃げて人が遠ざかったら
すぐに岸にもどってくるカモたち。
まあまあ慣れてる感じかしら。
オオバンもそんな感じ。
オオジュリン(越冬個体?)。
場所を移して石狩川へ行くと
ヨシガモ。
日頃から猛禽類に対して
手厳しいモビングをする
カラスたちですが、
繁殖期に入ったのでいっそう
激しくなってきたように感じます。
オノエヤナギが芽吹いていました。
新しい植物図鑑も買ったし、
雪の下で越冬していた植物の
姿も見えてきたし、
植物モード全開になりそうな
この頃です。
野外活動従事者の中でも女性というのは
全体的に数が少ないと思います。
そのような中で困りごとを抱えたまま
働いている女性は少なくないのではないでしょうか?
困っている誰かの役に立ちたくて書いたのですが、
無料で配布するには手間暇が掛ったのと、
赤裸々な部分があって誰にでも読まれるのは
ちょっと恥ずかしいな、ということで
ワンコインで販売することにしました。
私が取り上げた内容は
1.トイレ問題
2.生理問題
3.セクハラ問題
4.化粧・香り問題
の4点です。
私が20代の頃に読めていたらな、
と思える内容にしたつもりです。
参考になるところ、共感できるところ、
反感を覚えるところ、色々かもしれません。
こんな内容で500円なんて詐欺だ!
と言う方のために
返金設定もしてあるので、
そういう方はどうぞ申請してください。
それでも、この記事が困っている誰かの
役に立てますように。
リンク→「女性野外活動従事者のための注意点:安全、快適に活動するための4つのポイント」
除雪した際にできた雪山を除き、
札幌の雪はすっかり解けて
なくなってしまいましたが、
茨戸方面に行くとまだ残雪模様です。
植物を探すにはまだ早そう。
それでも下(植物)ばかり見て、
鳥は耳で声を聴いて確認する
程度にまで鳥に対する熱が
落ち着いた私。
耳は鳥、目は植物なのですが、
上空を騒がしく通過する鳥の集団には
流石に目が行きます。
なんでしょうねー、とカメラを向けると
室蘭に住んでいた時はマガンの群れを
しょっちゅう見ていたので
夫は「マガンか?」と言いますが、
これは首が長ーい。
マガンとは違うシルエットをしています。
着水したであろう方向へ向かうと
オナガガモの群れがありました。
北海道では基本冬鳥なので、
これからこの地を去ります。
中には、ヒドリガモらしき姿や
ミコアイサもいます。
もっとはっきり、もっとズームで!
なんて欲望が湧きますが、
これがコンデジの限界です。
仕事では全く必要ないのですが、
こういうとき、猛烈に望遠レンズの
カメラが欲しくなりますね。
石狩湾方面に場所を移すとオオバン。
北海道では夏鳥ですが、
不凍水域ではこのように越冬個体がいます。
キンクロハジロ。
マガモにコガモ。
ねぇ、こうして並ぶと
マガモとコガモのサイズ感が
すごい分かるでしょう。
感覚が掴めるようになれば、
パッと見たときに、
あの小ささはコガモかな?
少なくともマガモじゃないな、
となれます。
カンムリカイツブリが夏羽になっていました。
今時期から変わるんですね、
この鳥もこれから渡って見られなくなるので
夏羽の姿を見られて良かったです^^
まだあと本当にちょっとの間はいるでしょう。
また見に行こう。
北海道でもお馴染みの
ラン科の植物ネジバナ。
今まで、日本で見られる
ネジバナの仲間は
九州以北に分布するネジバナと
奄美大島以南に分布するナンゴクネジバナの
2種のみとされてきましたが、
この度、ハチジョウネジバナという
新たな種が加わりました。
ネジバナには花茎や子房に毛があり、
ハチジョウネジバナにはそれがない、
という見た目の違いがあるようです。
でも、奄美大島以南に行かない限り
ネジバナはネジバナ一種しかないから、
あまり真剣にその特徴を見ていなかった私。
花茎や子房に毛?そういえばあったような・・・
程度の記憶だったので
過去に撮った画像を確認。
すると、ちゃんと毛がありました。
よくある個体差で「毛がない」とか
「毛が少ない」とかないんでしょうかね?
そもそも花期が違うようなので
見た目以外にも識別する方法は
ありそうですが、
毛の状態が個体によって
違いがあるのかどうなのか
気になります。
今夏はまじめに観察してみよう。
→『庭やベランダから新種!?最も身近に見られるラン科植物「ネジバナ」の新種を発見-神戸大学-』
加えて、ネジバナは
花粉塊を虫に運んでもらうことが
前提とした作りになっているのに対し、
新種のハチジョウネジバナは、
もっぱら自家受粉らしいのです。
花の内部構造からして違うということ。
興味深いですね。
身近過ぎて見過ごされがちな植物ですが、
今年はいつもより注目されるかも^^
→「ネジバナは花粉塊を昆虫に運んでもらう虫媒花」
私がグリーンシーズンに
愛用するサロモンの
水陸両用のウォーターシューズ。
過去に書いた記事
「サロモンの水陸両用のウォーターシューズ、カラーリングに思う所あり」
の通り、
昨年のモデルは可愛らしい
ピンクの一択で
「可愛いとは思うけど、私は好みじゃないし、何よりいまどきじゃないな。」
と思った件。
そしたら、今年は2色展開で
かつカラーは落ち着いたものに
なっていました。
色んな声が上がったのか?
どうなのか分かりませんけど、
このカラーリングなら
色んな趣味嗜好の人が
手に取りやすいと思います。
足サイズが小さめの男性でも
何とかイケる
カラーじゃないでしょうか。
今後もまた可愛らしい
カラー展開だったら嫌だからと
過去モデルの黒を購入済みの
私としては
「信じて待てば良かった!」
です(笑)遅し。
個人的には男性モデルのカラーリングの
方が好みなので、そのまま女性モデルに
使ってもらえれば一番良いんですけどね。
カラバリ増やすと経費も増すでしょうし。
まぁ、まぁまぁまぁ。
色々あって小屋の設計を急いでいます。
遅くとも今月中には完了させないと
雪解け直後の着工に間に影響が出そうで、
わぁぁぁぁぁぁぁぁってなってます。
頭の中が。
↑はSweetHome3Dという
便利なソフト(無料)を使ってます。
使いこなすのにコツが必要ですが、
とても良いですよ。
これを使ってあらかた作ってもらった
設計図をもとに、実際に置く家具や
人を配置するとどんな空間になるのか
確認していきます。
当初の予定より結構な変更があり、
インナーガレージの追加とか、
薪ストーブのために床を増強とか、
諸々の事情により屋根面積拡大とか、
お金足りるんでしょうか。
見積こわい。
以上、途中報告でした。
それでは、作業に戻ります。
野幌森林公園ばかり行っているって?
その通りです。
冬の札幌は自然に親しむにのに
苦労するマチです。
もうね、ないんですよね。
二百万近くも人が住んでると。
人気のない場所を好む私たち夫婦なので、
ガヤガヤしがちな市内の森は苦手です。
という訳で今回は
登満別口より森へ。
道道江別恵庭線から
登満別口に入る車道はなんとか
車二台がすれ違える程度には
除雪が入っています。
最初に見えてくる
ログハウスのある駐車場
近くに案内図があります。
このログハウスのある駐車場、
狭いです。
乗用車なら詰めたり
ちょっとはみ出したりしながら
7台が限界かと。
ログハウスから登満別の駐車場へ
続く車道は除雪は入っていますが、
車一台が通れる程度で
場合によっては進めないかも?
くらいな幅です。
待避所、旋回する場所、共になし。
駐車場は除雪がされていないので
車は最初のログハウスのある
所に停めましょう。
ぶつけないように
注意しながら詰めて停めてね。
さて、登満別駐車場の
反対側に案内図があったので
見てみます。
画像をタップ(クリック)して
拡大して見たら
分かると思いますが、
ログハウスがあったところに
設置されていた看板と
固有名詞が微妙に違うところが
複数ある上に、
あっちでは表示のなかったものが
こっちにはあるという現象が
起きています。
向きもノースアップだったり
ヘディングアップだったり。
私だけかもしれませんが、
こういうの脳力を無駄に使うから
止めて欲しいんですよね。
野幌森林公園あるあるです。
そして、上記の看板近くに
新たに設置されたであろう
別の看板が出現します。
もう
「ユーザビリティ?なにそれおいしいの?」
状態です。
中身を見ればやはり
看板に示す情報に
統一感を持たせないのが
ここの統一性のよう。
この看板もびみ(以下略)
森林の家(今はもうない)から
カラマツコースを歩きます。
トレースは残っていましたが、
大沢口や博物館方面と違って
人が多くないのか
スノーシューなしで歩くには
ふかふか過ぎました。
毎回、この森ではただの重りに
なっていたのですが、
今回はあって良かったスノーシュー。
お久しぶりです、自分たちの森。
つまずいたり、壁にぶつかったり、
三歩進んで二歩下がるような
状況が続いていました。
(詳しくは追々)
落ち込んでも仕方がないので
考えを改めることでそこから脱し、
また動き出しました。
やはりインフラの整っていない
山林という土地は大変です。
冬になれば遊歩道なんて
関係なくなる多雪地帯ですが、
今から下見しておきましょう
ということで
遊歩道選定のための下見、
の下見みたいな感じで歩きます。
航空写真を見ると
ポツンと色の違う木を発見。
以前に大きめのヤチダモを
森の中で見ていたので
多分それだろうと確認に行くと
やっぱりそれでした。
ちかくにはまあまあ大きめな
ミズナラも立っていて
広場のような空間が
広がり良い雰囲気。
ルートに織り込むことにします。
枝ぶりや樹種から夏の様相をイメージして、
ブツブツ言いながらチェックの鬼と化す私。
前に歩いたときも
この直線が気に入ったので
このルートはほぼ決定。
暫定1キロ程度の道に
なりそうです。
(ショートカットルートも作る予定)
ちょっと物足りないか?どうかな?
トドマツ林ルートはどうしようか?
考えることが山積みですが
楽しく悩みましょう。
昨年旭川市で行われたヒグマフォーラムの動画が
YouTubeにアップされています。
3時間半に渡る長編になりますので、
作業しながら、あるいは休み休み聞かれると
良いかと思います。
冒頭の発表では、なぜヒグマの数が増え、
分布が拡大しているのか、
新たな事実を知ることができました。
物凄く端折ると、
春熊駆除がされていた頃の
雄雌の捕獲割合はだいたい1:1。
現在は雄に偏っている。
ここにヒントがあります。
それはなぜなのか、詳しくは動画で。
また、クマが身近に存在する北海道において、
あれこれ行政に文句を言うことは簡単ですが、
我々市民も、口先だけではなく、
体と頭を動かなくてはならないところまで来ています。
可愛そうだから駆除しないで、
山に返してあげればいいでしょ、では思考停止なのです。
危険なクマを作らないために何ができるのか、
クマが町に近づいてしまったらどう対処したら良いのか、
町に出るようになってしまったら誰がどのように対処するのか、
文句を言う前に、
クマの生態を学び、
専門家の意見に耳を傾け、
センセーショナルなメディアではなく
科学的知見に基づく情報に触れ、
個々人や団体で活動する機会を設ける。
最後に、ハンターの減少・高齢化が深刻なようで、
春熊駆除をされていた頃のハンターは
いなくなってきているそうです。
クマを撃つことは相当な訓練が必要でしょう。
命がけでもあります。
そうした技術の伝承が完全に途絶える前に、
若手が来てくれればありがたいです。
また、行政の中にクマに関する
専門知識を持った人がいなければ、
スムーズに対策を立てて実行するのは
難しいでしょう。
行政というのは、専門家を置きたがらない
とそちらの方が言っていましたが、
専門職の人を臨時雇用などにせず、
安定した職業として雇えれば、
若手が就きやすいでしょうね。
酪農学園大学はじめ、
野生動物に関する専門的な知識と経験を
持つ若者が徐々に増えてきています。
一人一人の理解と行動が
野生動物との共存に繋がります。
ぜひ↑上記の動画をご覧ください。
2021年10月に展示がリニューアルされた
ニッカミュージアム。
5年ぶりに訪問して、
なんとなく予想通り^^
ニッカウヰスキーの歴史や
創業者である竹鶴政孝氏や
妻のリタ夫人のことに終始する
内容に変わっていました。
NHKドラマのマッサンを見た人なら
共感高い展示かもしれません。
以前の展示では
樽の素材のこと、
樽の隙間に詰めていた植物のこと、
ウィスキーのあの色は植物のある成分が由来であること、
樽を作るときに使う道具のこと、
麦芽を燻すときに使うピートのこと、
等など、自然史博物館寄りな
展示が豊富で個人的には
大変勉強になったんですが、
それらはリニューアルで
バッサリなくなりました。
以前の展示では、
頭の中でバラバラに
散らばっていた情報が
ここの展示を見て
繋がったんですよ。
そのときの面白さったら
なかったんですが、
ウィスキーそのものには
興味は持てず^^
そんな訳で、
ウィスキーの話はできませんが、
それにまつわる植物の話なら
できますので、
そんな話が聞きたいの、
という奇特な方がいましたら、
来年以降に事業を始められる
かもしれませんので^^
会いに来て頂けたらお話ししましょう。
さて、こうした展示は、
管理者が変わったり、
運営資金に変化があったり、
諸々の事情が発生して、
未来永劫残る保障はありません。
身近な施設で気になる展示が
あると思う人は、
早めに見に行っておきましょう。
「世界湿地の日」。
湿地の保全に関する「ラムサール条約」が1971年2月2日に採択されたことを記念し、条約事務局によって定められました。湿地には、湿原、湖沼、河川、水田、干潟、サンゴ礁などさまざまなタイプがあり、湿地は、食料や水の提供により人や生き物の暮らしを支え、その美しい風景で世界を色づけてくれます。
しかし、都市化などの影響を受けて世界中で湿地の減少が続いており、昨年8月には国連総会において、2月2日を国連が定める世界湿地の日とする決議を採択。これを機に、湿地の保全や回復を図る取り組みが強化されることが期待されています。
環境省より
近年、不漁続きと報道されている、
アサリや海苔、または魚にしても、
それらを取り巻く複数の要因が健全で
あって初めてその恩恵にあやかれている
私たちの食卓。
私は食に関する欲が極端に低く、
食べられなくなることそれ自体に対して、
「食べたいのにぃ~!」みたいな
マイナスの感情を抱くことはありませんが、
生物多様性の恩恵は食に限りませんので、
湿地、そしてそれらを取り巻く環境の
保全には前向きに取り組んでいきたいと思います。
余談ですが、昨年末にアワビが
絶滅危惧種入りしたって
みんな知ってる??
ウナギも絶滅危惧種なんですよ(2014年レッドリストに掲載)。
話は戻り、
湿地だけを守ればいいって
ものではありませんが、
湿地を利用する多くの動植物は
湿地だから存在できているのであって、
森や草地ではだめな場合がほとんどで
非常に脆い生態系なのです。
よって、一度開発してしまうと、
元に戻すのはかなり困難。
また渡りをする鳥に至っては
国家間をまたぐ問題になります。
その辺の原っぱなんて(ぱっと見)
大した生き物いないでしょ、
と言って潰してしまうのは危うい。
なくなってしまってからでは遅いです。
北海道博物館ではそんな湿地について
学べる企画展やイベントがあるようなので、
お近くの方は足を運んでみてください。
→第20回企画テーマ展 2023.2.25~5.28
「もっと!あっちこっち湿地~自然と歴史をめぐる旅~」
→ミュージアムカレッジ 2023.3.5
ウトナイ湖・勇払原野の野鳥と自然
指が平均より短く
グローブの指先あまりが悩み。
(過去ブログ→グローブの指が余る)
そんな私が愛用する冬のグローブは、
ノースフェイスのイーチップグローブですが、
厳冬期は寒すぎて着用できません。
そんな時、今まではヘストラの
5本指グローブを着用していましたが、
図鑑や植物、道具類をいじるのに
一回一回取らないと作業できず、
短気な私、イライラしていました^^
インナーグローブ+オーバーグローブ
という組み合わせもアリなんでしょうけど、
一回一回「全部取る」という
動作がなんか嫌です。
また、こういうのは、
取ったグローブを紛失せぬよう、
手首とグローブをリーシュコードで
留めておくんですけど、
オーバーグローブが
宙をぶらんぶらんしてるのが邪魔くさい、嫌。
かといって、コードを使わず、
毎回グローブをバッグに仕舞うのはもっと嫌。
イヤイヤ期勃発。
なので、自分に合うスタイルのグローブを
探しに探して、昨シーズンからモンベルの
ウィンドストッパートレッキングミトン
を使っています。
ウィンドストッパーと言うだけあって
しっかり防風してくれます。
しかも、生地はゴアテックス製なので
防水透湿を確保!
問題は保温性。
モンベル的には「適度な保温性を備え」と
言っておりますが、
厳冬期において、これ自体の保温機能では
用をなさないので、
インナーグローブを着用する前提で考え、
ピッタリサイズではなく、
ワンサイズ上げてSを購入しました。
インナーグローブもご紹介。
吟味に吟味を重ねて今は
スワニーのポリジンインナーグローブ
を使っています。
このインナーグローブは人差し指と
親指をスライドさせて横から出すことができるので、
モンベルのウィンドストッパートレッキングミトンの
ミトン部分を外したあとにスッと
指先を出すことができます。
これでやや細かい作業ができます。
嬉しい!!
しかもこのインナーグローブ、
男女別にXS~M(メンズはLまで)
というサイズ展開です。
生地に伸縮性があるので、
手指にフィットするサイズを
見つけやすいです。
私はメンズSとレディースMで悩みましたが、
レディースMを選びました。
今思えば、使っていく内に馴染みかつ伸びそうな
生地だからレディースSにしておけば良かったなと、
少し後悔しています。
現状、親指が余ってしまい、
指先を出そうとすると、
モンベルのグローブ内にインナーが
残留してしまうのでミシンで指先を縫って
無理やり短くしています^^
店頭で試着することをお勧めします。
この二段構えでも寒いわ!!
という人はヘストラの
ウィンド ストッパー プルオーバー ミット
が良いかもしれませんね。
グローブの指先余りで悩んでいる人、ご参考に^^
→モンベル/ウィンドストッパートレッキングミトン
→スワニー/ポリジンインナーグローブ
→ヘストラ/ウィンド ストッパー プルオーバー ミット
またしても
野幌森林公園へ行ってきました。
今回は、百年記念塔口にある
駐車場から開拓の沢線と瑞穂線を
使って瑞穂の池園地まで行って
帰ってくるルートで歩きます。
駐車場にはこのような看板がありました。
ここの道に詳しくない人には優しくない図^^
以前のブログでも書きましたが、
百年記念塔解体工事のため、
本来ならこの付近から行ける
「ふれあいコース」に入ることはできません。
さて、今日の歩くコース、
開拓の沢線がどの辺りなのかは、
駐車場やweb上にある
野幌森林公園遊歩道マップでは
分かりにくいので、
北海道博物館のwebサイトより
駐車場案内の画像をピックアップ。
この中にある、
北海道開拓の村へ続く赤茶色の線が
開拓の沢線になります。
コースに入るところに
案内板はありません。
なんかこういうところ野幌っぽい(笑)
画面左側にある白と緑の
縞々ポールが立っている
辺りがそれです。
利用者がそれなりにいるので
踏み分け道になっている
確率が高そうです。
注意していれば見逃しは
しないかと思います。
しっかり踏み固まり、
スノーシューいらず。
途中で二回橋を渡ります。
開拓の村をかすめるルートなので
柵越しにちらっと見物できてしまいます。
←瑞穂の池|開拓の村→
分岐点にはちゃんと看板あり。
瑞穂の池は当然
全面結氷のため
水鳥は皆無。
今回は百年記念塔の
駐車場を使いましたが、
このルートなら
北海道博物館の
駐車場を利用した方が
近くて良いと思います。
その場合の距離は
片道およそ1.4km。
運動に丁度いいですね。
そうそう、証拠写真は撮れませんでしたが、
駐車場近辺にカワラヒワの群れがありました。
北海道では基本的に夏鳥、一部が越冬という鳥です。
冬になるとオオカワラヒワがまれに
見られるそうな。今度気を付けて見てみよ。
札幌市内を車で移動中に
見つけたオジロワシ。
前々からいるだろうな
思っていたオジロは、
やっぱりいそうな所に
行けばいるんだな、
というのを実感しました。
ここならいそうだな、
という根拠はおおむね
図鑑に書いてあります。
まずは図鑑を読みましょう。
生態、生息環境、行動といった
ことが書いてある図鑑
(亜璃西社/北海道野鳥図鑑とか)
を端から端まで読み込むことで、
現地ですり合わせが可能になります。
いるポイントを知っている人に
教えてもらうことも可能でしょうが、
なんせ自力でやった方が
何倍も楽しいです。
市内の公園は
大砲レンズの人で
あふれているのに、
ワシ関係を追っかける
人は少ない不思議。
今度はカモ類を
見るため別の場所へ。
群れを見つけても
はしゃいで飛び出しては
なりません。
人の姿を見せれば
即行で逃げられるので、
車の中からそぉっと見ます。
マガモ、コガモの群れに
ホオジロガモや
オオバンがいました。
冬は雪が積もるので
車を停められる
場所探しに難儀します。
カモ類は漁港で観察が無難かなぁ。
鳥見をするフィールドを探し、
この度は真駒内公園へ。
駐車場は有料というイメージが
ありましたが、
4/29~11/3の土日祝に限って
有料だったんですね。
ヨーロッパトウヒの球果を
食べているのはエゾリス。
多分、たいして探さなくても
見つけられます。
カメラ・双眼鏡のレンズが
いくつもそちらを向いて、
もはや公園のアイドル的存在。
それくらいよく見かけました。
ヒグマ出没注意の看板がありました。
時期は昨年の夏。
よく耳にする
「山に餌がなくなったから・・・」は
正しくありません。
一つは、クマが増えすぎたため。
もう一つは山と町の緩衝地帯がなくなったため。
これは、クマに限った話ではありません。
野生動物と人とのせめぎあいです。
札幌の航空写真を見れば分かりますが、
建物ばかりで森がとんとありません。
手稲区・西区・南区の山伝いには
流石にちょぼちょぼと森が残っていますが
そんな程度です。
カタクリは早春、木々の葉が展葉
する前に地上に姿を現すので、
そうした明るい森がないと存在しません。
森は開発によって
なくなってしまったわけですが、
そうすると途端に人の価値観、
そして行動はガラっと変わるものです。
田舎暮らしが長く、
かつ仕事で道内各地の
山野を歩き回っている私。
カタクリは「春にいつも見る植物」
という感覚です。
ですが、そう言えば札幌では
カタクリの花が見られるとなると
人がこぞってやって来るんだったなぁと、
この看板を見てしみじみ思い出しました。
道内では、田舎(一部地域除く)に行けば
その辺にあるくらい珍しくない植物なんです。
残っているって素晴らしい、
大事にしたいですね。
鳥はというと、
この日はカラ類、アカゲラ、
キバシリ、ツグミ、ヒヨドリ、
カワアイサ、くらいかな。
キクイタダキもいたかも。
他のキャッチーな鳥でも
有名なスポットですが、
鳥見、写真撮り、犬の散歩、
ランニング、ウォーキングとまぁ
人!人!!人!!!犬!!!!
の多さに滅入りました。
多分もう行かない^^
でも、賑やかさが好ましい人には
ちょうど良い公園かも。
あちこちで
犬のおしっこが雪面に
黄色い染みを作っている
景観さえ我慢できれば(笑)
年末だろうと年始だろうと、
歩く人はソコソコいる
野幌森林公園。
でも、
さすがにもうフィールドは
スノーシュー案件だろうと
思って履いていったのに、
結構踏み固まったままで
なくてもいけました。
重りをつけてトレーニングです。
雪雲が途切れ途切れに
やってきては
ホワイトアウトばりの
雪を落としていきます。
視界不良すぎて黙々と歩く。
あれ修行しに来たんだっけ?
大沢口から中央線・瑞穂連絡線を
使って百年記念塔へ。
ここからふれあいコースに入って
大沢口に戻る予定でしたが、
行ってみてびっくり。
百年記念塔を解体するために
フェンスが張り巡らされていて
アクセスできない状態でした。
瑞穂連絡線の北海道博物館・分岐辺りから
スノーシューで道のないところ突っ切って
行こうと思えば行けるけど、
まだササが立ってるし、
何ならフェンスに監視カメラ
まで設置されているので
怪しい行動も控えたい。
仕方がないので素直に来た道戻り、
「そんな情報あったかな?」と
自分の確認不足を確認するため^^
駐車場の掲示板とか立札とか見たり、
ネットを開いて調べたりするも
百年記念塔付近からふれあいコースに
入れないことが分かる情報は出てこず。
まじで?え、まじで?と
北海道や開拓記念館や自然ふれあい交流館の
webサイトを何度も見て、
Googleで検索もかけてみましたけど、出ない^^
これ、大沢口からふれあいコースを通って
百年記念塔付近へ出ようとする人も
同じくフェンスによって阻まれるということです。
そんなわけで、
百年記念塔とふれあいコースを結ぶ
フィールドはフェンスによって阻まれています。
お気を付けください。
今日は雪山へ。
札幌市南区にある
白川市民の森へ。
駐車場は除雪がされていて
問題なく駐車できました。
今日は私たちのほかに
もう一台のみ。
すいてる~。
駐車場にあった看板。
目指すは青山(530m)です。
かなり枝道がありますが、
26→6→7→8→21→20→19の順で
行くことにしました。
看板画像はタップ(クリック)で拡大。
夏道の通りに
進むとは言え、
雪が降り積もれば
道はなくなります。
先行者のトレースも
毎度付いている保障は
ないので、地図読みが
できない人はおすすめ
しません。
入ってすぐ出てきた26の看板で
26→25→7→8→・・・と
進むような手書きの書き込みが
してあります。
手書きっていうのが少し怪しい・・・
でも看板の地図を見る限り
その順番で行ける。
トレースも付いている。
じゃあ確認がてら、
これに従って進んでみますか。
と言うことで、
先行者(と言っても数日も前の)の
トレースを辿って行くと、
その先々には何か所か
ピンテが付いていました。
目安にはなるけど、
何だか雲行きが怪しい。
そして、途中で獣道に入り
行先が不明瞭になりました。
地形図を確認すると
斜面上に7が来ているようだったので
獣道から夏道のある方へ移動。
地形図の通り、この後
7の道へ出られました。
この25→7へ向かう道。
夏はどうなっているのか不明ですが、
道らしい雰囲気(林間の幅とか)が
分かりにくく感じました。
慣れない人は、
看板に書かれた手書きの文字に
惑わされず、26→6と進む方が
分かりやすいかと思います。
看板20から青山ピークに向けて
急斜面を登ることになります。
足腰軟弱めな夫のために、
キックステップをいつもより
多めに踏む私エライ。
青山ピークまで
それなりの斜面が続きます。
ヒールリフターのある
スノーシューで来るのが
良いでしょうね。
遠くには札幌藻岩山スキー場
が見えていました。
南には
Fu's(フッズ)スノーエリア。
天気が良ければ
町を見渡せて絶景です。
ただ、この付近は遮るものが
ないので風が強い日は
ひっじょーに寒いです。
防寒具を整えて行きましょう。
前回は水鳥観察で海に行き、
今回は森へ。
もう雪に覆われたかな、
と思いきやまだまだ藪が
出ていました。
野幌森林公園の遊歩道は
人の往来によって
踏み固められて、
ツボ足で十分歩行可能でした。
いそいそとスノーシューを
持って行ったけど出番、なし。
エゾリスは他のエゾリスと
追いかけっこしたり、
樹皮の隙間から何かを取り出し
モシャモシャ食べたり。
冬の森で一番身近に見られる
哺乳類でしょうね。
樹上でガサッガササッと動く様子は
ゴキブリ的であまり好きじゃなく、
なんならちょっと気持ち悪いけど、
(ゴキブリ大嫌いなの^^)
静止画なら問答無用で可愛い。
何の考えもなしに夫の
「こっち行こう。」に
つられて桂コースに入りましたが、
途中で「しまったなぁ、思い出した・・・」
と一人後悔。
このコースって沢沿いなので
かなり冷えるんですよね。
寒っ!二人でそんな言いながら歩きましたとさ。
そういえば、ヒガラがさえずっていました。
やっと冬本番になってきたこんな景色の中で、
もうそんな声出しちゃうの。
春気分先取りでした。
リンク→野幌森林公園遊歩道マップ
風と雪が穏やかな日を狙って
石狩方面へ。
森の中の鳥も良いけど、
海にいる鳥も良いよね、
ってことでウミアイサ。
メスもいましたが
遠いし採餌で頻繁に潜って
しまうのでノーフォト。
ハジロカイツブリを見ると
白老港でハヤブサに拉致され
食されてしまったアイツを
思い出します。
一体どんな進化なのか、
ど派手なシノリガモ・オス。
他のカモをやたらと
追いまわして強気な
メス(ホオジロガモ)だな、
変だなぁ、と思って
よく見ると
今年生まれと思われるオスでした。
見渡す限りメスはナシ。
どこいったの?
室蘭でもお馴染みだった
スズガモも健在。
なんかデロっとした
物体を一生懸命食べてました。
今回は、
特段変わった鳥は見られませんでしたが、
天気次第で再訪しようかな^^
さて、次は森に行こう。
今年もハチに刺されることなく、
グリーンシーズンの野外調査活動を
終えることができました。
刺されはしなかったものの、
前を歩く人がクロスズメバチの巣に
気づかず藪に突入して、
その人が通過した後に飛び出してきたハチに
接近されたヒヤリハットはありました。
先頭で藪に突入する人は、
巣がないか用心するのはもちろん、
後ろにつく人は、前の人が巣を見逃すかも
しれないと用心しなければなりませんね。
そうそう、
過去にアレルギー検査をしようと思って
病院に問い合わせたことがありますが、
「陽性でもウチはエピペン処方しませんから。」
の言葉に撃沈してそのままでいました。
(よくない)
今回、別件の流れでアレルギー検査をすることになり、
医師から「39項目ほかに4つ好きなの追加して良いよ。」
と言われ、真っ先にスズメバチ検査を追加^^
先日その検査報告書を受け取りました。
その結果発表~。
どぅるどぅるどぅるどぅる・・・(ドラムロール)
デン!
はい、スズメバチ問題ありませんでした^^
ハンノキ属、シラカンバ属、はい!自覚してます!!
スギ、思ったより低い!
ヒノキ、高いと思ってたけど全然なかった!
キク科のブタクサ・ヨモギ、
イネ科のカモガヤ・オオアワガエリ、
自覚症状ないし、もちろん陰性!良かった!!ひゃっほー(笑)
こうして科学的に分かると結構面白いです。
私の場合、
シラカンバの花粉症は辛いですが、
野外調査関係者に多い草本類の花粉症は
発症していないのでラクな方です。
中にはフルコースな人、います。
これでスッキリ。
ちなみに、食物アレルギーは皆無でした。
健康なようで何よりです。
あったか~い札幌です。
日中はプラス3℃とかで、
道路は雪解けでびしゃびしゃ。
これから冬本番のハズなのに、
外に出ると
「あぁ、春が近いな・・・」
みたいな錯覚に囚われます。
今住んでいる環境は、
自然が身近に少ないので、
ちょっとテンション上がらない
都会生活を満喫中ですが、
昨日は外に出た瞬間に
ハシブトガラスとなんかカモみたいな
変な声が世話しなく聞こえてきて、
見上げるとハイタカらしき鳥と
それを追いかけまわす
ハシブトガラス5羽に遭遇。
一瞬でどこか行ってしまいましたが、
気づける目と耳、
そして知識があるって
良いなと改めて認識しました。
はたから見れば、
都会ど真ん中で
上空見上げて、
嬉しそうに何かを
目で追う実に怪しい
おばはんです。
見かけてもそっとしておいてください。
モエレ沼公園。
北海道に住んでいたら、
その名称を聞いたことがない人は
いないんじゃないかと
思うくらい有名な施設です。
でも行ったことがない人は
多数いることでしょう。
私も例にもれず今回が初訪問。
訪問と言ってもここの施設そのものに
興味があったとかではなく(失礼)、
水鳥観察しましょか、と夫に誘われての訪問。
ボスボス雪に突っ込んで
水辺の様子をうかがい
「全面結氷だから水鳥観察は無理めかなぁ。」
と秒で終了宣言する私。
無情。
せっかくなので少し歩きます。
時間帯が悪かったのだと思います。
見た野鳥は、ヒヨドリの小群、
トビ、ハシブトガラス、カラ類、
以上!
モエレ山を横目に帰路へ。
結構大きい山なんですね。
子供たちはそりで滑って
キャーキャーものすごく楽しそう^^
外国人の方々もテンション高めに
雪と戯れていました。
ガラスのピラミッドでは
歩くスキー、スノーシュー、
そり、長靴といった
ウィンタースポーツ用の
レンタルがあるようで、
そういうアクティビティ向けな
公園ですね。
冬鳥観察にはあまり向かなさそうだから、
雪が解けるころに再訪しようかな。
いやぁ悩みました。
まだまとまっていない感が
もの凄くありますが、
成長途上なのだと思います。
これについては、死ぬまで考え続けて
都度行動していく所存です。
→リンク「自然が壊されていく様をただ黙って見ているわけにはいかない」
こんな論文が出ています。
「鳥獣の写真撮影・観察に対する規制について」
著者は高橋 満彦氏。
内容は各々で読んでもらうとして、
これを読んで思ったことをつらつらと
書いてみようと思います。
野鳥の撮影にまつわる問題は
もう何年も言われ続けていて、
近年騒がれている一部の撮り鉄同様、
一部バーダーによる悪質な
撮影・観察は後を絶ちません。
もう何年も前のことですが、
とあるバーダー団体の一人が
鳥が見やすくなるから、という
理由で公園の木の枝をのこぎりで
切り落とした現場に遭遇
したことがあります。
どんなに撮影者や観察者が
知識や経験を積んだとしても、
萌え・映え・エモな時代において
もはや自制が効かない状態なん
じゃないかと思っています。
論文中で書かれていたように、
海外の例を参考に法規制を強化
していく段階なのかなと思います。
だからと言って、
観察が絶対悪であるわけではありません。
良識をもって自然と触れ合うことが
大事だということです。
その役割の一端を担っているのが
ガイドたちです。
特にネイチャーガイドは、
対象物に対する情報を伝えるだけでなく、
体験を通した知識の獲得や発見といった
経験を得てもらうために、
参加者一人一人の
興味・関心・知識量・経験値に応じて、
頭と体と感覚をフル活用する仕事です。
その中で、都度自然の中での適切な
行動を参加者に伝えていくには、
自身の研鑽だけでなく、日々新しくなる
情報のアップデートが必要です。
これは並大抵の努力でできる
ことではありません。
こうした人材の育成は非常に大事ですが、
現状これだけで生計を立てるのは厳しい
職業なので、(一部の地域を除く)
頭の痛い問題です。
最初に各自のマナーに任せるにも
限度があると書きましたが、
知識がまだ追いついていないだけで、
気づきがあれば行動を改める人は
まだまだいるものと信じています。
これからは、そんな情報もここで
出せていけたらと思います。
先週末、用事があってニセコに
行った帰り道。
尻別川沿いを走っていると、
やけに大きな鳥が目に入りました。
運転に注意しながら見ると、
オジロワシでした。
でも、様子がおかしいので
車を停めてよく見ると、
やっぱりカラス。
追い立てるカラスと、
それにいら立つオジロワシ。
オジロワシに限らず、
カラスは自分より大きな
猛禽類にも怯まず向かっていきます。
カラスにとっては天敵なので、
当然の行動と言えばそうなのですが、
こんなに強気かつ執拗に
追いかけるのはカラスだけでしょう。
ここからそう遠くない場所には
カモの群れがあったので、
オジロワシは狩りがしたかった
のかもしれません。
カラスのお陰で気が散ったのか、
どこかへ飛んで行ってしまいました。
個人的にはそこまでしつこく
しなくても良いじゃない?って
思うんですけどね。
両者の言い分を聞いてみたいものです。
ニセコエリアのシンボル的存在の羊蹄山。
この山の裾野(倶知安町側)には半月湖があり、
湖畔へ降りる道と周回する道がついています。
ここ数年、遊歩道の整備が滞りがちで
草ボーボー状態でしたが、
地元のボランティア団体である
「ニセコ羊蹄山岳会」のメンバーが
草刈り整備をしてくれました。
こういう公園整備でありがちな、
「草」というあらゆる草を
一斉に刈ってしまい、
〇〇の花が咲いていたのに・・・
みたいな惨事はここでは起こりません^^
ニセコ羊蹄山岳会は、
通行の妨げになるようなササや木を
最低限刈っていくスタンスなので。
そのためには識別能力も必要ですが、
プロフェッショナル集団なので
なんの問題ありません。
頼もしい限りです。
そのお陰だと思います。
道沿いには、たわわに実を付けた
フデリンドウが複数株見られました。
湖畔に降りる道は、
一部で崩壊した所があります。
ロープがつけられていますが、
高い所が苦手な人や
足腰が弱い人にとっては
アドベンチャーな道かもしれません。
お気をつけて進んでください。
羊蹄山の頭は白いものの、
ふもとの積雪はゼロ。
週末の寒気でどれだけの雪が
降り積もるか?
ウィンタースポーツを愛する人たちは
まだかまだかと、首を長くして
待っていることでしょう。
今年もご安全に。
半月湖に関する詳細はこちら→「半月湖畔自然公園」
今回は札幌市西区にある
宮丘公園へ行ってみました。
Googleマップの航空写真を
見れば分かりますが、
山続きの裾野にある公園なので、
ヒグマに注意しながらの散策です。
園路はしっかり整備されていて
歩きやすいですが、
枝道が多くどのように歩こうか
迷ってしまいます。
あと、もし端から端まで行く
となると結構な距離がありそうです。
今回は「湿地・ササ刈りコース」と
「春の植物観察コース」の一部を
歩くことにしました。
森の中の木々はすっかり葉を落とし、
冬間近な様相です。
所どころに案内看板や
こんな石碑があるので
迷うことは少ないと思いますが、
なんせ枝道で悩みます。
これ行ったら先が長いんだよなぁ・・・
と^^
園路沿いにツチアケビが二株。
フィールドへ頻繁に
出ている人なら、
たまには見かけます。
これは、鳥に食べてもらうことで
種子散布しているらしいですが、
いまだその様子を見たことがありません。
今度張り込みしてみよーかなぁ。
番外編。
エンレイソウの説明看板がありましたが、
写真のエンレイソウには花弁があります。
ヒダカorコジマエンレイソウでは・・・。
これまで、いろんな誤植看板を見てきましたが、
中々マニアックな(笑)
春になれば色んな植物が出てきそうです。
また行こう。
森の一部を切り開いたときに
出た木材を薪にすべく
週末はひたすら
切って割って積んでの仕事。
アトリ科の何かっぽい小鳥の小群や、
丸太の下で越冬しようとしている
クモやハチを見つけては、
手や足が止まる私ですが、
見事なスルースキルを身に着けた夫と
周囲の方の協力によりほんの少し進みました。
薪づくりって大変ですね。
今日は上川地方に買った森へ
薪割りのため移動。
途中の空知地方では、
刈り取りの終わった水田で
マガンの群れが落穂探しに
精を出していました。
紛れていないかな!?と
好奇心で探してみると
いた。
シジュウカラガン、
ここでも見られました^^
手稲区に用事があったついでに、
せっかくなので歩こうという
ことで富丘西公園というところへ
行ってきました。
トイレは凍結防止のため
閉鎖されていました。
駐車場は大きくはないので
タイミングによっては満車に
なっているかもしれませんね。
園内には一部木道があります。
湿地帯があるのかと思いましたが
スズラン保全のための木道のようです。
無念(湿地帯の植物が見たかった・・・)。
森はすっかり秋色です。
夫と「秋だねぇ~」なんて言って
超絶のんびり歩いて1時間ほど。
スタスタ歩いたら
20分もかからないでしょう。
木道以外の園路は砂利道でした。
道幅・距離ともにそれなりに
あるのに全部に砂利敷いて・・・
資金が潤沢ですなー。
Googleマップのレビューに
鬱蒼としていて怖い、
みたいなコメントがありました。
どういうところがそう感じさせるのか
興味があったのですが、
こういう雰囲気がそう感じさせるのかな?
森に慣れていない人は、
道幅だったり下草の生え具合だったり、
林立する密度や樹種で感じ方が
私とは違うのでしょう。
難しいけど。
私たちの森はこれより笹薮が濃いので
怖いと感じる人は怖いんだろうな、と。
森の構成を変えることはできないので、
そういうゲストには私が付き添おう^^
あ、街中の公園なので
女性一人で入ることは
おすすめしません。
どなたかと一緒に行きましょう。
参考記事
→「野山では男性のつきまといに気を付けて」
フィールドワークの時は
長靴が定番の私。
晩秋で寒かろうが、
植物が枯れ枯れだろうが
何だろうが森に入るんですが、
晩秋ってホント寒いんですよね。
なので、タイツ履いたり、
レッグウォーマー履いたり、
裏起毛のパンツ履いたりして
防寒対策しています。
でも、長靴はそのまま。
先日、除雪のときに使う
防寒長靴を新調したときに、
森に行くついでに試し履きしようと
持って行ったんですよね。
そしたら。
あ・あったかい!!
靴底も濡れた路面や
雪道で滑りにくい
仕様になっているので
土の上でも問題なし。
藪こぎするような時じゃなければ、
防寒長靴で晩秋のフィールドワーク
ありだなってなりました、今さら。
なんで今まで気が付かなかったんだろう。
私バカなの?
次からこの長靴使おう^^
室蘭から札幌へ引っ越してきて
はやくも2週間が経過しました。
札幌って200万人近くも人が
いる割に森(山)が近くて
自然豊かってイメージを
持たれている気がしますが、
江別(野幌森林公園近く)・倶知安・室蘭と
ずっと田舎に暮らしていた私からすると
森が遠くて遠くて仕方がないです。
過去に2年間札幌に住んでいたことが
あるので分かってはいましたけどね。
なんかこう、人の多さも相まって
堪えます。
ということで、もう辛坊たまらん!
森歩きするぞ!と言うことで
前々より気になっていた場所、
北広島市にある富ヶ岡の森遊歩道という
名称がついたこちらへ。
整備工事が入っているようでしたが、
私が入った富ヶ岡5号線側の入り口には
この案内看板はなかったです。
通行止め箇所をがっつり歩いちゃいました・・・。
主に橋の整備工事のようですが、
昨日見た段階ではもう終わって
いるようでした。
工事期間は10月中旬頃までと
看板にあったので実はもう
終わっているのでは??
森の中の木々は紅葉が進み
秋らしい色合いになっています。
見上げると、
ミズナラ、コナラ、ミズキ、
コシアブラ、ハンノキ、
ハウチワカエデ(看板には別名のメイゲツカエデの名)、
ツリバナ、ホオノキ、シナノキ、
サワシバ、キタコブシ、
ヤマブドウ、イタヤカエデ、
ハリギリ、シラカンバ、
ヤマモミジの看板もありましたが、
オオモミジな気がします。
アサダがありました。
展葉した後しばらくすると
葉の軟毛はやや落ちるようですが、
この葉はふわっふっわでした^^
この「ふわっふっわ」な
感触が好きすぎて
見つけたら大概触りに行きます。
時期的に林床の植物が
少ないのは当然ですが、
それでも枯れた個体すら
少なくてちょっと意外。
目立つ草本は・・・?
ミズタマソウとススキと
あとはスミレの仲間くらい。
あとは帰化植物の
セイタカアワダチソウとか
ユウゼンギクとか。
春にまた見に行こう。
札幌に住まいを移して一週間。
部屋を出て徒歩数秒の電柱脇に
アカバナ科の何かがあるのに
今日気づきました。
(脇にあるのは帰化植物のヒメフウロ)
ようやく足元の植物に
目がいくゆとりが出てきたようです。
柱頭を見ると4裂の
エゾアカバナ。
こんな町中で見られる
植物だったっけ?と思い
ダンボールの山の中から
引き出した図鑑を確認すると
『低地~山地の草原や林縁、時に市街地』
なので、こういうこともあるんですね^^
久々に図鑑を開いたら
少し楽しくなりました。
荷物が片付いたら、
雪が降る前に市内探索に
行っておこう。
夫の転勤に伴い
室蘭から札幌へ
住まいを移して5日。
ようやく真っ当な暮らしが
できる程度に荷ほどきが済みました。
(片付いてはない)
荷物が多いとホント大変。
来年の夏には上川地方の新居に
移住予定なので、この苦労を
また10ヶ月後くらいに味わうのかと
思うとぞっとします・・・。
そんな引っ越しの最中に届いた
来年のカレンダー。
2023年用はこれにしました。
たまに、鳥をチラッと見た程度の
スキルで描いた作品がありますが、
そういうのって分かる人から見ると
不正確だったり不自然な部分が
目に付いちゃうんですよね。
こちらは作者の方が
「実際に野鳥を見た印象や状況を大切にしながら、
その月に会いやすい鳥や、その時期ならではの行動を描きました。」
と言っているように、
野鳥観察をしている人だから
描けるイラストになっています。
昨年は見つけたタイミングが遅くて
在庫切れになっていたので
今回のは間に合って良かった。
4月の構図が素敵です^^
リンク→「piro
piro piccolo」 2023年 カレンダー 野鳥とめぐる季節
南へ渡る鳥(主に猛禽類)たちの
話題でもちきりの室蘭ですが、
室蘭港へ行ってみると
越冬のため渡ってきた
スズガモの姿がありました。
今年もやってきましたね。
識別が難しすぎて
ダイサギなのかチュウダイサギなのか
よく分かりませんが、
その近くにはマガモと
ヒドリガモ。
季節移動は順調に進んでいるようです。
前回は見つける季節が遅くて
枯れ枯れだったオヤマボクチ。
今年は花期に間に合ったものの、
この場所は、どうしても道から遠い。
昨年、道の近くでオヤマボクチっぽい
無花茎個体を見つけていたので、
淡い期待を寄せてそこに行ってみると
小さめだけど、あった~!
すぐ近くのシラヤマギクと似た
雰囲気の葉ですが、
オヤマボクチの葉裏には
びっしりと白い蜘蛛毛が
生えていています。
週末には札幌転勤となった
夫と共に移動してしまうので、
胆振地方の自然観察は
これにて終了の予定。
色々面白いものが
見られる土地だったので、
名残惜しさはありますが、
新天地へ向けて
荷造りラストスパートします。
一度に色んな話が入ってくると
頭を整理するのに一苦労しますね。
転勤、ライフライン整備、新築計画、
日々の仕事・・・
紙に要点を書き出して
順に終わらせたらまた新たに、
の繰り返しです。
写真は先日の道北の仕事現場にて。
ここまで真新しいのは初めてかも。
サケ、サクラマスは遡上し、
ヤマブドウ、ミズナラのどんぐりが実り、
日が暮れるのが早くなり、
秋が深まっていくばかり。
ブログ更新は滞りがちですが、
とりあえず元気です^^
仕事関係で使うものが
とても多いワタシ。
片付けをしているハズなのに
遅々として進まない状況です。
多分、書籍とか紙の資料とか
中をつい見ちゃうせい
なんでしょうね。
倶知安から室蘭に引っ越した後の
整理でも同じようなことを
言っていたような。(デジャブ)
家の外ではヒヨドリの
ヒーヨ、ヒーヨの声が
今まで以上に聞こえて
くるようになりました。
ヒヨドリの渡りにはまだ早いですが、
10月下旬頃になれば集団で
噴火湾を渡っていくので、
徐々に渡り組が集結してきて
いるのでしょう。
私はその頃にはもう
室蘭にはいないので、
過去の画像をチラっと
見たりして懐かしんでいます。
(見ている場合じゃない)
↓過去にUPした動画
Salomonの水陸両用のウォーターシューズ、
アッパーのメッシュ生地が夏は涼しく、
踵を踏んでサンダル履きができて、
何なら踵上げてベルトを締めて
スニーカー履きもできて、
便利過ぎてかれこれ5年以上履いてます。
履きすぎて靴底の溝がなくなるくらい
愛用しています。
靴底だけでなく
アッパーもヘタってきたので、
来年くらいには買い替えだなと思い、
現行モデルがどんなのか
webサイトを見てみると
なんとピンク一択で困惑しました。
こういうのは、アウトドアメーカーに
限った話ではないですが、
女性物はピンクとか、
パステルカラーしかないとか、
女性ならこういうの好きでしょ?みたいな
決めつけがほんとイヤなんです。
来年はどんな色で発売されるんだろう?
ベーシックなカラーで発売されるかな?
いやそれはナイかもな?と思っていたら、
偶然にも過去モデルを
見つけたので買っちゃいました。
そうそう、これこれ。
ピンクも悪くないけど、
こういうカラーリングが
私は落ち着きます。
ここの所、フィールドワークせず
家のことをしていたのですが、
さすがに一週間以上も外歩きを
していないと禁断症状が発生します。
この日は用事があって外出したのですが、
上空を通過するハチクマJらしき
鳥の姿を見たらぷっつん切れました^^
用事を後回しに車は一路フィールドへ。
海岸沿いの林を歩いていると、
ハイタカ(と思う)が二羽。
まだ渡らないのかな?
じゃれ合うようにして
どこか噴火湾じゃない方へ
飛び去って行きました。
測量山はお昼を過ぎても
バーダーさんたちがいました。
秋の渡り時期は大賑わいで
駐車場は満杯になります。
鳥見じゃない観光客の人も
停められるよう
配慮があるといいですね。
忙しない日々で、
フィールドワークに
まるで行けていません。
夫は絶賛帯状疱疹中で、
夫婦ともども余裕なし^^
ところで、車や電車を使って
長距離移動するとき、
オーディオブックで
小説を聞くことに最近ハマってます。
実は、昨年に試したことがあって、
その時はビジネス、教養、歴史、専門書、
等々を聞いていたものの、
全っ然頭に入ってこなくて、
私には合わないと思って
やめちゃったんですよね。
先月、「再開しませんか?今なら2ヶ月無料」
みたいなメールに見事につられてリトライ^^
今度はジャンルを変えて小説。
これが大当たり!
飽きずにずっと聞いていられる、
想像が膨らむ、
隙間時間に聞ける、
ということで、
Bluetoothでカーオーディオに繋げて
車移動中はずっと聞いていたりします。
この手のもので合わないな、と思ったら
ジャンル変えてみると良いかもしれませんよ。
とある廃散策路にあった看板。
書いてある内容におおむね
間違いはないものの、
非常に情緒的で
倒木更新の説明としては
非科学的な部分の多い文章です。
中でも、
「しあわせ」「気楽にのうのうと」
という擬人化は、
科学の世界では避ける表現なので、
これを読んで正確性に欠けると
不満に思う人はいることでしょう。
「真に強く」も曖昧な表現です。
でも、情緒溢れるこの文章、
知性と感性の両立を目指す私としては、
参考になったのでした。
家を建てるにあたって
森を少し切り開いています。
この後、抜根、そして整地へ。
それが終われば井戸を掘るための
ボーリングへ。
敷地内のどのあたりに
どのような向きで家を建てるか、
窓から見える景色や
物置小屋、車の駐車位置、
除雪の関係等々を勘案しながら
業者と話を進めていきますので、
頭をものすごく使います。
加えてこれとは別に
バタつく案件が浮上して、
考えすぎて注意力散漫になりそうです。
普段の仕事を少し抑えねば・・・。
網走の能取湖、ここはサンゴソウが
一面に広がる群生地の一つとして有名です。
サロマ湖のサンゴソウは色づきが
まだのようでしたが、
能取湖の方は随分と進んでいました。
木道を歩いていると、
遠くからアオアシシギらしき声がしていました。
秋の渡りが本格的になってきますね。
先週あたりから、
室蘭の森を歩いていると、
メジロの地鳴きを
よく耳にするようになって
きたように思います。
今年生まれと思われる
小鳥の姿もあり、
繁殖のときは違った
賑やかさを感じます。
クロツグミのメスかと思ったけど、
嘴に黄色みがないので、
今年生まれの
アカハラっぽさもある。
クロツグミ・メス
アカハラ・ジュニア
似ているので細かく
見ないと間違えますが
やはり難しい・・・。
自分の足に合う長靴を
探し求め過ぎて
ジプシーと化した私。
長靴ジプシー(前半)
長靴ジプシー(後半)
以前のブログで書いた通り、
今は弘進ゴムのギャランで
間に合わせていますが、
気になる長靴があったので
買ってみました。
森や山でのフィールドワーク
には向いていなさそうだけど、
薪割りとか草刈りの時に良い
かなと思いまして。
地元の作業用品店には黒がありましたが、
サイズが大きいのしかなかったのと、
白が欲しかったのでネットでポチッと。
白なら炎天下で長靴に直射日光が
当たっても暑くなりにくいと思いまして。
筒に巻かれていた紙の
「履けばわかる!!」には
「何が!?」って
ツッコミ入れたくなります。
黒バージョンの長靴にも
このフレーズの紙が巻いてありました。
だから何が!?
ということで、
各種計測の儀を
はじめていこうと思います。
24cmで片足580g。
よきよき。
ヒールは公式サイトや
代理販売店のサイトにも
書いてありませんでしたが、
実物見る限りほぼないです。
中敷きの踵が高めに作られて
いましたが、長靴自体は
フラットタイプです。
筒の長さは36.5cm。
この長靴でフィールドワークの
予定はありませんが、
浅い川での渡渉や
水辺での作業に
問題は感じない高さです。
ワイズは3E。
ですが、スポーツシューズのように
足にフィットする作りが売りの
この長靴。
幅広な作りでも足が中で動いてしまう
感じは全くしなかったのは流石です。
溝は浅く土が詰まりにくい
=滑りにくい
ということらしいです。
試しに色んな所で履いて
みましたが、確かに土は
詰まりにくい。
でも、このデザインのお陰で
砂利の上ではよく滑りました(笑)
ですよね~、という感想。
ちょっとぬかるんだ
斜面の土にて。
ギャランとジャスタフィットを
歩き比べてみました。
ギャランでもちょっと滑りましたが、
全然許容範囲内。
逆にこれより滑らない長靴なんて
スパイク長靴くらいしかない気がします。
比べて、ジャスタフィットはそれより滑り、
グリップに心もとなさを感じました。
やっぱり野山歩きより
野良作業向きかな~。
あと、ソールは薄いと思います。
足裏に石や木のゴツゴツした
感触が結構ダイレクトに
伝わってきましたので。
インソールで工夫が必要かな。
というか、基本フラットな
場所での使用を想定して
作られているのかもしれません。
足の甲や横、踵が
固定される感じが
とても素晴らしい
この長靴。
長靴特有のカッポカッポした
感じがしないんですよ。
この長靴を履いたあとに
いつもの長靴を履くと
「踵がカポカポする!緩い!」
という感覚に襲われるほどです。
また、つま先が少し反り返って
いるお陰で躓きにくい
メリットもあります。
直射日光の当たる日向では、
アイスグレーがいい仕事
してくれます。
もう一つの長靴は藍色ですが、
履き比べるとその暑さは
天地ほどの差でした。
炎天下で使う長靴は白っぽい
ものが良いですね。
がしかし。
赤矢印の部分に注目です。
ぐるっと線が入っているの分かります?
これ、赤矢印より下の部分が厚くなって
いるために出ている段差です。
何が問題って、足を動かすと
そこを堺に筒が足側に折れる
んですよ。その折れた先が
スネに当たって地味に痛い。
階段の上り下りやしゃがむ動作では、
それがより顕著に出ます。
買う時にミズノの公式サイトや
amazonのレビューを見たんですが、
このことに言及している人は
いませんでした。
みんな気にならないの??
もしかして、履いている内に
柔らかくなって気にならなく
なったりするんでしょうか。
しばらくは様子見です。
測量山にあるクマヤナギ。
今年も花を咲かせ始めました。
この植物は胆振地方以南に
分布しているので、
これも上川地方に移住したら
簡単に見られる植物ではありませんが、
昨年同様、今年も結実していません。
無念。
別地方で実を見たことはあるので
良いんですけどね。
完熟の実(黒色)まで見たかったかも。
白老まで見に行こうか・・・?
海岸にはキアシシギがいました。
この鳥は春と秋の渡りの季節に
見られます。
一足早い秋の渡り組が来ているのかも。
さて、「お盆過ぎたら秋」
という道民の合言葉みたいな
共通認識が、
ここ数年はことごとく打ち破られ、
暑すぎる気候でした。
でも、今年は「お盆過ぎたら秋」が
ちゃんと来ました。
吹く風が涼しい。
猛禽類の渡りもそろそろ始まることでしょう。
今年の北海道は湿度こそ
高いものの、
過去数年の猛暑に比べると、
そこそこ過ごしやすい
気温だと感じています。
お盆が明けると、
夏の終わりが近いのを
感じる北海道です。
クサギ。
クズ。
ヤマジノホトトギス。
ナツアカネ。
まだ気温が高めな日が続きますが、
野の花はこれから秋めいてきます。
北国の夏は短い。
室蘭市幌萌町の国道沿いには、
「幌萌町」という名の
バス停があります。
その付近には、複数のネムノキが
植栽されていてちょうど花が
満開になっています。
ネムノキは本州に自生する木で、
道内だと太平洋側や道南で
植栽されているのをよく見ます。
この場所の良い所は
陸橋がすぐ脇にあるので
目線の高さで花や葉を
観察できる所^^
木の下に行ったときに
なんとなく甘い香りが
するなと思っていましたが、
花を直接嗅ぐと
なんと熟れた桃のような
甘い香りがしました!
これは知らなかった。
ネムノキは夜になると
葉を閉じる就眠運動を
します。
撮影時刻は16:30過ぎ。
一部の葉でそれが始まって
いるようでした。
中々ユニークな植物です。
近くを通ったときは
観察してみて^^
長万部町にある標高499mの写万部山。
登山口のあるこの辺りは標高約125m
ほどなので、標高差は374m。
低山ハイクにちょうど良い山です。
小さなプレハブ小屋の中に入山届の
紙があります。
広場の脇には登山者用の駐車スペースあり。
車の出入り口付近には
水場と簡易トイレが
設置されていましたが、
水は全く出ません。
近くに工事現場があるので
おそらく関係者用と思われます。
この日のトイレはペーパーレスに、
焼酎空きボトルに入った水が2本。
この水で流してってことなのかな。
緊急時でもこのトイレの使用は避けたいな~。
登山口から歩き出して
ちょっとすると
二手に分かれるので
ここを曲がります。
曲がったらすぐの所に
一合目の杭があるので
道に迷うことはないでしょう。
道中で目立った花を列挙します。
オオヤマサギソウ。
オトコエシ。
ミネアザミ。
ツリガネニンジン。
長靴ジプシー(前半)で
悩みに悩んで買った
長靴のレビューをしていきます。
まずは、弘進ゴムのギャラン。
重さは、24cmで片足570gでした。
700g超える重さは嫌な私にとって
この重さは合格。
webで見た限り
ヒールは3cmでしたが、
実際に測ってみると
2.5cmでした。
以前に履いていた長靴が
2cmだったので大差ないかと
思いましたが、実際に履いて
歩いてみるとやっぱり踵の
高さが気になりました。
歩いている時に足首が
カクってなりそうなタイミングが
増えたのと、足の指の付け根が
やっぱり疲れました。
慣れが必要そうです。
(慣れるかな??)
筒の高さはヒールを
除いて約31.5cm。
浅い川や沢を渡ることも
あるのでこれくらいあれば
なんとか対応できそうです。
これは、私の性格上の問題ですが、
履き口カバーは邪魔に感じます。
あと、ここの部分が暑いですね。
ここだけうっすら汗ばみました。
やっぱりない方が良いな~。
底のグリップはよく効きます。
渡渉、濡れた岩場、森の中で
滑ることはなかったです。
ワイズはweb上では3E、
実際に届いたものは2E 。
24cm以下は2Eとか
そういう仕様なのかもしれません。
2Eは私の足幅にちょうど良いので
嬉しい誤算でした。
続いて丸五のプロハークス。
重さは、24cmで片足627gでした。
700g以下、できれば500g台が
良い私にとっては及第点。
ヒールはweb情報通り3cm。
パッと見た感じ「高いな。」と思ったし、
試し履きをしても速攻で「うぁ高い!」
ってなりました。
この時点で私の中で却下でしたが、
他の方の参考に色々見てみました。
筒の高さはヒールを
除いて約28.5cm。
予想していた通りですが、
履いた感じもやっぱり短いですね。
水辺での作業もある私としては
心もとない長さです。
藪こぎや渡渉がない野外作業
でなら問題ない、というか、
むしろ短くてしゃがみやすいとか
長めのものより暑くないとか
メリットがありそうです。
ジプシー(gypsy)とは、一般にはヨーロッパ(欧州)で生活している移動型民族を指す民族名。 転じて、様々な地域や団体を渡り歩く者を比喩する言葉ともなっている。 ドイツ語の「ツィゴイナー(Zigeuner)」を含めて外名であり、当人らの自称ではない。
ウィキペディアより
ということで、私のお気に入りだった
長靴(HUMMER/弘進ゴム)が
生産中止、後続品ナシとなり、
次はどこのメーカーのどの長靴が
私の足にフィットするのか、
一から探し直しと相成りました。
なので長靴ジプシー。
野外活動をする人で
足のサイズが24cm以下の人は
長靴選びに苦戦すると思います。
たぶん、男性が全体的に多い
せいなんでしょうけど、
選択肢が多くありません。
なので、参考になればと
書いてみることにしました。
私は、フィールドに出るときは
必ず長靴なので
これが合っていないと
大変なことになります。
足が小さめでかつ
細かいことを気にする性格の
私が長靴に出す条件は
かなり細かくて内容は以下の通り。
・サイズ展開が22cmか23cm~のもの
・ワイズは2E
・ヒールは2cm
・履き口カバーはないもの
・重さは片足700g以下
まず前提として、
私の足サイズは上記の通り。
私の足は素足やストッキングを
履く前提のパンプスで23.5cm、
靴下を履く前提の運動靴や登山靴で24cmです。
その上で、
なぜこの条件か理由を述べみます。
「サイズ展開が22cm~のもの」
長靴のサイズ展開は大体
22cm~/24cm~の2種類になります。
24cm~サイズ展開している長靴だと
全体的に大きい作りのことが多く、
中敷きでも調整が難しいくらい
ブカブカ率高めです。
22cm~サイズ展開している長靴なら
24cm履いて丁度なことが多いです。
「ワイズは2E」
横幅はそんな必要ない足の形なので。
3Eだと靴の中で足が遊んでしまいそう
な気がしています。
「ヒールは2cm」
ヒールの高さが3cm以上の
長靴がかなりあります。
ローヒールパンプス並です。
上り坂ならヒールリフターっぽい
役割で足の負担が軽減されるの
かもしれませんが、
それ以外の地形だったら
足の指の付け根に負荷が
かかりそうな気がします。
フラットな場所ならともかく、
複雑な地形を歩くのには
使いたくない、
というのが個人的な感想。
使ってみないと分かりませんけどね。
あと見た目がね、
長靴のヒールが高めって、
何かこう、うん、
私は好みじゃない^^
「履き口カバーはないもの」
特に理屈はなくて単純に、
履き口カバーのあのビロビロした
布状のものが邪魔くさい、
それだけです。(短気^^)
「重さは片足700g以下」
重いの嫌です。
お気に入りだった
HUMMERの長靴が
片足555gだったので
足がそれより重いのは嫌だと
我儘を言っています。
でも、選択肢を多く持つために
700g以下で妥協することにしました。
以上。
我ながら、細かいと思います。
素材(天然ゴム・合成ゴム・PVC)とか
生産国までこだわると、
いよいよ選択肢がなくなりそうなので、
こちらは少し気にする程度に割愛です。
そして、色々リサーチ。
表にしてみました。
公式カタログ見たり、
直接問い合わせしたり、
webの取扱店から得た数値を
書き込むとこの通りに。
ということで、見事にバラけて
あっちを立てればこっちが立たぬ
状態になって頭を抱えています。
私が出す条件をすべて満たす
長靴ってないんですよね。
満たしていたのは
HUMMERだけっていう・・・。
結局、もう分からーん!
と半ばヤケになって
この中から3種類注文してみました。
届いて触ってみてのレビューは後半で。
測量山展望台へ向かう道路にて、
擁壁をひたすら見つめる女が
いたとします。
展望台に向った車が10~15分
ほどして目的を果たして降りて
来たときに、行きで見た女が
5mも進まず未だ擁壁を
眺めていたとしたら、
ドライバーはきっと不気味に
感じるのではないでしょうか。
こう見えて植物観察中なんですよ。
そんな張り紙、背中に貼ったら
面白いかもねー、なんて
どうでも良過ぎるアイディアが
頭をかすめます。
もうカワミドリが咲いました。
気持ち早い気がします。
だいぶ葉の形や鋸歯が変です。
エゾノキリンソウかも、
と期待しましたが、
広倒披針形だし、
鋸歯も曖昧ながら上半分に
あるのでキリンソウでしょう。
測量山でこの出で立ちの植物、
オオヒナノウスツボか!?
と思ったけどエゾヒナノウスツボでした。
海岸の岸壁ではないのに
ラセイタソウがありました。
海と山要素が合わさる擁壁でした。
ということは、春に来たら
シコタンタンポポが
出たりしないのかな?
シーズンを改めて確認する
ことが増えました。
別の植物を見にいくついでに
ヒメヤブランの様子を
確認してみたら、
もう咲いていました。
この場所では8月の第一週辺りから
咲き始めるイメージだったので
あら意外ね、となり
ヒメヤブランがある2箇所目を訪問。
こちらも咲き始めていました。
ならば、と三箇所目へ
足を運んでみました。
こちらも開花。
この植物、北海道では
南西部に分布です。
来年は上川地方に移住して
ここにはいないだろうから、
これで見納めかなー。
唐松平にある小道
(夏は草刈り入らないので獣道化する)
にあるオオウバユリ。
昨年はことごとく
エゾシカに花を食べられてしまって
いましたが、
今年は結構残っています。
室蘭は、前回の冬が
大雪だったので、
エゾシカの頭数に
影響を与えたのかも
しれません。
一瞬なんだったか?
葉っぱは知ってる、
知ってるよ見たことあるよ、
あれでもこの花の付き方は??
と考えてしまった。
オカトラノオですね。
さっきのは草刈りで一度頭を
切られてしまったのでしょう。
花が咲いていると
それに引っ張られてしまいますね。
2週間くらい前から
エゾゼミ・コエゾゼミが
鳴き出し夏が来たなー
と思ったら連日ジメジメした
天気が続きました。
いわゆる蝦夷梅雨のような。
そろそろ短い夏
満喫できるかな?
キツツキが木を突いて
脳震盪を起こさないのは、
衝撃を吸収する
構造になっているから。
それが長年の定説であり、
色んなところで
耳にしてきましたが、
最近の研究では、
衝撃は吸収されず
一身に受けるけれど、
脳のサイズ的にダメージはない。
そんな事実が確認されているようです。
これって、かなり衝撃的!
今までとはまるで逆の事実です。
興味のある方は下記リンクより
お読み下さい。
リンク→「ナゾロジー キツツキは脳とか大丈夫なの?研究者大丈夫だけど、思ってた理由と違った」
広大な土地の中から
家を建てる部分を
きっちり決めるため
測量に入ってもらって
いました。
整地する外側のラインに
沿って草刈り入りました。
当初の見込み通り、
整地する枠内の
樹種はシラカンバ多め。
ミズナラやイタヤカエデ、
ハリギリ・イヌエンジュなんかは
なるべく残したいのでまずまず。
この右側が私たちの森です。
ここより先に民家はないので
車の往来はほぼなし。
いーでしょ~(自慢)
次は伐採・伐根・整地です。
海岸の植物を見に行くため、
斜面を降りようとすると
ヤブヘビイチゴの実を
食べ漁るワラジムシを
発見しました。
これ見て数十分が経過です。
先が思いやられます。
途中ヒトリガの幼虫とか
全力で逃げてくシカのお尻とか
ムシトリナデシコのペタペタなやつとか
色々見ては立ち止まって
20分で降りれそうな所を
倍かけて進みました。
いつも通りです。
降りてすぐ目についたのは
アカネ科のコレ。
両方とも果実に毛があったので、
エゾノカワラマツバ(黄)と
チョウセンカワラマツバ(白)です。
キキョウは開花までまだ
時間がかかりそうです。
室蘭の岸壁にもあるだろう
と思って探してあった。
エゾマンテマ。
が、これもすごく遠かった。
手の届かない場所にあります。
たくさん生えてるアサツキ。
踏んでもいないのに
足元からネギの香りが・・・。
そして、あった!と
ガッツポーズした
ハマウツボ。
寄主のハマオトコヨモギとセットで。
既に枯れている個体も含めると
全部で10株。
調子良いとこんなにまとまって
生えてくるんですね。
植物に対して特段、
感情を持たない私ですが(可愛い~とか)、
これは思わず「どうしたっw」と
言ってしまった。
石に行く手をはばまれて
茎が90度の見事なくの字。
頑張れ(笑)
去年の今頃、
イタンキ浜で見た
ハマウツボは今年も
出ているのかと
気になって付近の
様子を見に行きましたが、
残念ながら見当たりませんでした。
寄生植物な上に一年生の植物ですしね。
出会いはやはり年によるようです。
アパートのベランダに
生き物が落としていった何か。
発見したのは4階なので、
わざわざ哺乳類が登って
きた感じではなさそうな。
長さは23mmくらい。
※この後、昆虫の残骸が登場しますので、
苦手な方はここで画面を閉じて下さい。
直径は12mmくらい。
これが糞だとするなら、
臭いも重要なポイントです。
信じられないかもしれませんが、
嗅ぎます。で、異臭なし。
何度も言いますが、ここは4階^^
哺乳類の可能性は限りなくゼロですが、
横に非常用のはしごがあるので一応ね。
これでキツネの可能性は除外です。
(北海道ではエキノコックスの心配があるので安易にマネしないで下さいね)
何度か嗅いでも無臭に近いので
タヌキやアライグマでもない感じ。
直径からして
テン(はちょっと可能性あるけど)、
ミンク・イタチ・オコジョ・イイズナ
は対象外。
それらが生息している
環境でもないですし。
それ以外の哺乳類はもっと小さいので対象外。
ヒグマは論外。
崩して中身を見ると
ヤマグワの実らしきものを
食べていたのがわかります。
甲虫のパーツが出てきます。
ここで種明かし、ペリットです。
鳥が消化しきれなかったものを
吐き出す塊のことです。
環境からして、これしかないでしょう。
近所に住むハシブトガラスが
私がこれを突いているのを
遠目で見ていました。
ここでペリット吐き出したのは君かい?
とチラっと見たら
飛び去っていきました。
嫌がらせか?^^
十分観察できたから、
もうこれ以上落としていかないでね。
先日、胆振地方のある山林で
セイタカスズムシソウを
見つけました。
頭が曲がって真っ直ぐ
伸びていませんが、
この時点で14個の花が開花。
蕾は9個。
花の正面に回ると
蜜の存在を確認できました。
ハチの仲間がポリネーターかなぁ、
運良く来ないかなぁ、
なんて甘いことを考えながら
観察していると
アリがやってきました。
このサイズでは
花粉の運び屋としては
役目を果たせない気がします。
時間が許せば
1時間でも2時間でも
本丸の登場を待ったのですが、
この日はそうもいかず。
来年の花の頃には移住していて
ここにはいないかも
(あとこの場所でもう咲いてないかも)
だけど^^
まだ住んでいたら、また来年見にいこう。
ノラニンジンの花序に潜り込んだのか?
すっっっっぽりと収まって
随分と居心地が良さそうなアカスジカメムシ。
赤と黒の縞模様は北海道を代表する
サッカーチーム・コンサドーレそのもの。
そのイメージが強すぎて、
野外でこれを見るたび
コンサドーレカメムシと口走り、
正式名称は何だっけな、となります。
もう和名変更しません?(無理か)
どんなトラブルがあったら
松ぼっくりから枝が生えるのだろうと
首を傾げて観察したこれ。
いや、枝の間に松ぼっくりが
間違えて発生してしまったのかも?
ちなみにこれはアカエゾマツ。
他の樹種でも起こり得るのでしょうか。
そう言えば、
室蘭の植物について
書かれた各文献の中には
ありふれた植物でも
「●●で立派な花を咲かせていた」
とかナントカ、
著者の感情のこもった一文が
突如現れる部分があり、
決して貴重な植物じゃないけれど、
気になりそれも探しに出たりしています。
結局どれのことなのか
分からないものばかりですが、
あの一文を書いた先人は
どの場所のどの植物を見て
そんなことを思ったのだろうと、
辺りの植物を一つ一つのんびり
見て回りながら想像してしまいます。
平和な一時です。
晴天の土日となると
家族連れで賑わう
カムイチャシ史跡公園
近くのビーチ。
(一角にキャンプ場がある)。
平日に来るタイミングが中々持てず、
テントが立ち並び、
BBQの香り立ちこめる海辺で
岸壁を凝視してきました。
まぁ不審者っぽい(笑)
こういう所では、
人のいない方にカメラを向ける
気遣いをします。
去年見ていたコレを
再確認すべく岩場へ。
環境による変異でしょうか、
エゾノキリンソウに見えたんですが、
図鑑をよくよく読めば
キリンソウっぽい。
今まで見ていたこの手のものは
分かった風になっていただけのようです。
岩の上部にある個体ばかりで
あまり近づけないけど。
キリンソウだよねぇ・・・と。
あれ?それならエゾノキリンソウって
どんなのよ、ってちゃんと
確認したくなります。
山に登って確認しに行って
違いの分かる目になれるだろうか^^
・エゾノキリンソウの葉の上部に鋸歯状の切れ込み
・キリンソウの葉の半ば以上が鋸歯縁
がイマイチ掴めないんですよ。
図鑑でも画像でも。
やはり山に確認しに行くしかないのか。
岸壁にエゾマンテマ。
これも遠い!
みんなもっと降りてきてよ。
と、勝手なことを言ってみる。
エゾヒナノウスツボは下にいた。
壺の中がテカテカ光って
何か入っているように見えます。
蜜でした。
こんなに満ち満ちているんですね。
知りませんでした。
半袖にアームカバー・帽子・日焼け止め
で防備していきましたが、
海の紫外線は強いですね。
帰宅後は少し怠いです^^
次は首に手拭い巻いていこ。
7.4haの山林を購入してから
7ヶ月ほど経ちました。
その間に、工務店・整地業者・ボーリング業者・
家屋調査士・市役所などなど、
家を建てるのに必要なやり取りで
わちゃわちゃしていました。
今後の予定としては(某SNSでも書きましたが)
・家を建てる部分の分筆
・整地
・薪作り
・ボーリング
を雪が降る前の10月末頃までに
終わらせておく、という感じです。
大きなトラブルなく順調に家が建てば
来年の夏には上川地方に移住できると思います。
移住する寸前~移住してすぐにやることと言えば、
・次の年に必要な薪の準備
・除雪機や草刈り機、チェーンソーといった機材の確保
・遊歩道整備
・小屋のハーフセルフビルド
・完成した小屋の中の整備
などなど、書き出したら
やることが盛りだくさんです。
それがある程度済んだら、
やっと新規事業のレンタルスペースを
始められるイメージなので、
開業は再来年以降になります。
更地になっている宅地と違って
木がバンバン生えてる森に家を建てる、
しかも上下水道なしという状態では
かなり骨が折れるのだと思い知りました。
でも、やりたいことをやっているので
不思議と苦痛ではないんですよね。
今は、環境調査の補助員のアルバイトして
小銭を稼ぎながらチェーンソーの練習を
したりしています。
小屋を拠点に新規事業を展開するのは
実は私にとっては目先の目的で、
最終的な目的は若手支援です。
私が65~70歳くらいになったら
20代で自然に携わる仕事につく人に
家・小屋・土地・書籍・図鑑・道具類
すべて譲渡してこの土地を
去ろうと思っています。
土地を買う前からそうしようと決めていました。
未来の人に少しでも良い環境を
残したいと思ったのがそもそもの動機です。
あと、自慢じゃありませんが、
私が歩んできた自然に携わる仕事は
どれも低賃金でした。
好きでやっていることなので
それが辛いと思ったことは少ないですが、
生活が苦しいとは思っていました。
なので、私が持っているもので
未来の人たちに何が残せるだろうか、
と思ったら私の場合はこれだったんですね。
自然環境とセットで拠点が持てたら、
伸びしろのある若手にとって
最高のスタートアップ支援だろうと。
なので、決心はものすごく簡単につきました。
と言うか、自然と決心していました。
周囲の人も
「それが良い、年取ったら森の手入れは難しいし」と
比較的肯定的に捉えてくれているので
自分の決断に胸を張っています^^
でも、家の建設やインフラ・森林整備に
財産をだいぶ使ってしまう予定なので、
高齢者といわれる年齢で
銀行に残された僅かばかりのお金だけを
持って拠点を去るということに
不安がないわけではありません。
ただ、路頭に迷い社会福祉の
お世話になっては現役世代の
負担をいたずらに増やしてしまいます。
それでは意味がないので
そうならない程度に暮らせるよう
資金繰りは慎重にと考えていますが。
10歳年上でかつ短命な家系である夫が
その頃にどんな状態でいるかも
分からないし、
いま私は40歳ですが、
変化が早く激しい時代において
25~30年後の日本の状態なんて
全く分からないので、
人生終盤のことを今考えても
しょうがないと思って
当面は目先の目的に集中して
取り組んでいきます。
まあ、35歳くらいでこんなことを
考え始めていたので
実は短命な運命だったりしないかな、
なんて妙な期待を持っています(笑)
と言うのは冗談ですが、
それでもこのミッションは
人生イチの大博打かもしれません^^
密やかに応援していてください。
20代で発症した手ぬぐい好き、
今もその熱は治まることを知らず、
もはや手ぬぐいマニアな私。(自称)
先日はこんな手ぬぐいを買って
しまいました。
シダ植物の葉柄下部の断面図を
顔に見立てて一言書いてるこれ、
マニアック過ぎて好き過ぎるので
衝動買いです。
→手ぬぐい INAHO
実はこんな手ぬぐいも持ってます。
家紋ならぬ蛾紋手ぬぐい。
蛾を家紋風に見立てているんですよ。
これも、すごくいいでしょ。
→ちょこざいく本舗
普通な感じのものも
当然あるんですけど
こういうのだけだと
物足りないんですよね。
中毒か?
次はマダニ模様の手ぬぐい、
買っちゃおうか
どうしようか悩んでます。
手ぬぐいマニア的には
欲しいんですけど、
野外活動中のマダニに
苦労している当事者としては、
それを首に巻くのはちょっと微妙。
(手ぬぐいは藪こぎ時に首に巻く^^)
悩むー。
→大阪市立自然史博物館
先週末のこの日は珍しく登山でした。
山ではなく植物観察が目的なので
どうせ立ち止まって進むのに
時間がかかることでしょう、
ということでコースタイムを
たっぷり見て2時間で外輪山展望台
を目指します。
登山道(看板には遊歩道と記されていた)は
一部雨水で掘れていましたが、
全体的に整備されていて
歩きやすかったです。
私は、右に左と植物を見ながら歩くので、
流石に足元ノールックとはいきませんが、
キョロキョロしていた割には
ふらつかなかったな、と^^
それくらい整った山道。
イチヤクソウの品種、
ヒトツバイチヤクソウが
出始めていました。
赤紫色の花茎が
あっちにもこっちにも
立ち上がっているので
目が忙しい。
コケイランは数株。
外輪が近づいてくると
木々が閑散としてきて
伊達市街地や噴火湾が
見渡せて気持ちが良いです。
スタートから2時間、
ようやく有珠山の外輪に到着。
前回の噴火が2000年ということで、
22年かけて徐々に回復しつつある
植生ですが、
有珠山はおよそ20~30年の周期で
噴火を繰り返しているので、
そろそろリセットされてしまう
かもしれませんね。
噴火するとまたしばらく
近づくことが難しく
なると思うので、
気になる人は
今のうちに行っておくのも
良いかもしれませんよ。
ちなみに大有珠、有珠新山、小有珠といった
山のピークにむかう外輪は立ち入り禁止の
看板が立っています。
法的根拠?拘束力?がないという理由で
自己責任のもと行く人もいるようですが。
NPO法人有珠山周辺地域ジオパーク友の会が主催する
「減災文化伝承ジオパークツアー 有珠山学習会」
が(年イチだったかな?)ありますのでそちらをどーぞ。
シコタンタンポポ、
室蘭には海岸の際にしか
ないと思っていましたが、
ちょっとだけ陸に入った輪西の緑地、
それも擁壁の隙間から生えてました。
60年以上前なら、
広範囲にあったのでしょうか。
開発で平地のものはなくなり、
今は海沿いだけしか残ってない、
という感じなのかもしれません。
茂みにチラリと見えた
白っぽい何かが気になり、
よけてみるとスズラン!
過去の植物誌に出てきた!
ついに見つけた!?
と一瞬テンション上がりますが、
一呼吸おいて^^
すぐ脇には家庭菜園っぽい土地と、
ツリガネズイセンっぽい
植物があるんです。
畑と外来種のコンボということで
園芸のスズランが野良化したかな?
という雰囲気。
あぁ無念。
懲りずにまたどこか歩こう。
数十年前に書かれた植物誌を頼りに
市内近郊をあちこち歩いている
今年ですが、森だけではなく
海岸付近も頻繁に見て歩いています。
何かないかと探してシコタンタンポポ。
苫小牧では市内の公園や
海岸の草地など広範囲で
見られた植物ですが、室蘭では
海岸に限って見られる印象です。
しかも、セイヨウタンポポとの
交雑をしていなさそうな
姿形のものばかりです。
すぐ近くにはヒメヤブラン。
室蘭に来た当初は苦労して
探していましたが、
パッと見てそれと分かる目を
持てた(と思う)今となっては
そのつもりで探せば
難しくない気がしてきました。
室蘭でこの群生を見るのはこれで3か所目。
でもですよ。
開発によってなくなってしまったのか
どうか分かりませんが、
この日も植物誌に登場し、かつ、
今となっては貴重な存在となった
あんな植物やこんな植物を
見つけることはできませんでした。
春先までは何か一つでもと思っていましたが、
厳しそうです。
室蘭市と登別市の境界近くにある
墓地から裏山へ続く道があったので、
歩いてきました。
尾根伝いに上へ行く道と
山裾をトラバースするような道と
いくつか入り組んでいます。
今回はトラバースで。
山のあちこちから水が沁みだしていて
ぐっちゃぐちゃの道が5か所以上は
あったかと。
私はいつも通り長靴だったので
気にせずズンズン歩きました。
短靴だったら汚れ濡れまくり、
足元を気にしまくりだったことでしょう。
そんな所には新旧の井戸があり
何かに使っているようでした。
ただ、水が沁みだしている場所は
どこも何だかとても臭かったです。
トイレの下水のような
何とも言えないニオイが
漂っていました。
所どころにヤマジノホトトギス。
この時期にこんな感じなので、
どれも花は付けなさそう。
エゾタツナミソウ。
ヒロハヘビノボラズ。
ミゾホオズキ。
裏山の散歩道的な場所ですが、
植物は山地の様相を感じさせてくれる
ユニークな場所でした。
お散歩ついでにまた行こう。
室蘭市のお隣、伊達市にある
アヤメ川自然公園。
昨年の秋、葉が枯れ落ちた時期に
ヒメグルミの実を見つけていました。
オニグルミと違い、扁平で表面が
滑らかなのでコレを見たらすぐにわかります。
が、しかし。
ヒメグルミはオニグルミの変種という
ことだけあって、図鑑にも実以外での
識別は難しいようなことを書いています。
本当に?と思ったら確かめてみたい。
ということで行って来ました。
葉痕は羊顔というか猿顔というか、
オニグルミとの差、なし。
雄花は終わっていて
見られたのは雌花。
そもそもオニグルミの雌花を
まじまじと見る機会が少なかったので、
良く分かっていない可能性ありますが、
たぶんオニグルミとの差、なし。
葉その1。
葉その2。
これはオニグルミ。
違いが分かる気がしません。
オニグルミの方が丸みが強い
ような感じがしなくもないですが、
たぶん思い込みです。
樹皮の写真を撮り忘れて
しまいましたが、
これも差異は感じられませんでした。
むずいです。
まぁ、変種ですから。
そんな神経質にならなくても
良いということにしておきます。
気にはなりますけど。
番外編。
イタンキ浜にある雪捨て場の片隅に
ナデシコ科のこれが咲いています。
セイヨウミミナグサっぽいけど
どうでしょうか。
この手のものは、
所有している図鑑では対応出来なく
なってきました。
外来種図鑑買おうかなぁ・・・。
上川地方の森へ移住したら
おそらく使わなくなるのだろうけど、
いま知りたいものが多いので迷います。
ゼンテイカ・エゾキスゲ、
胆振地方の海岸では今が
花の季節ですが、
室蘭のイタンキ浜同様、
ヨコスト湿原のこれらの植物も
例外なくエゾシカによる
食害を受け数を減らしています。
今週はじめに見てきた湿原では
辺りに黄色い花が広がっていました。
一昔前ならススキノ科(旧ユリ科)の
黄色い花だったのですが、
現在はセンダイハギ一色。
大砲レンズを持っていないので、
コンデジを精一杯ズームして
なんとか捉えたエゾキスゲ。
以前はもっと手前に咲いている
個体が多数あったのですが、
もはや遠目でしか見られません。
それと、ゼンテイカ。
蕾が沢山あるように見え、
まだまだ咲くのだろうと思いますが、
今頃エゾシカにバクバク食べられて
なくなっているような気がします。
そんなエゾシカが、
物陰からのそっと出てきて
キョロキョロしながら
私を警戒していました。
昨年もこの茂みから出てきた
所を目撃しています。
どうやら、国道沿いの小さな林に
よく留まっているようです。
私が立ち去れば自由に
湿原の植物を食べ漁ることでしょう。
さて、ヒオウギアヤメ、
たくさんはないけど
湿原全体で見られます。
アサツキの花も良い頃を
迎えているでしょう。
イソスミレにドクガ科?の幼虫がいました。
昔、これが大発生している海岸で
植物観察をしていたら軽く皮膚炎になりました。
長袖・長ズボンだったんですけどね。
暑かったので結構薄地でした。
それが駄目だったのか?
かぶれないように気をつけたいけど、
大発生していたらやむを得ないのかもしれません。
(「行かない」という選択肢がない^^)
湿原では
オオジシギ、ノビタキ、ヒバリ、
オオジュリン、コヨシキリがさえずり、
湿原沿いを歩いているだけで
警戒の声を上げられます。
足元にいて急に飛び出す鳥もいますので、
野鳥に注意しながらストレスを与えない
観察をしましょう。
東室蘭方面にあるイタンキ浜、
この時期は海岸草地に
ゼンテイカが一面に咲くはずですが、
エゾシカの食害がひどく
花を見ることが難しい状況です。
咲いている個体があるのは崖斜面のみ。
こういう所以外はほとんど食べられています。
ゼンテイカ以外にも
ナンテンハギやツリガネニンジンが
食害にあっていました。
増えすぎたエゾシカは、農林業、自然環境に
甚大な被害を及ぼしています。
食べて減らしませんか。
登別市にあるコープさっぽろ しがイースト店では、
知床エゾシカファームのエゾシカ肉を取り扱っています。
地元のエゾシカではありませんが、
回り回って少しは良い方向に向かえばと
我が家も積極的に食べて応援中です。
ローソク岩展望台からハルカラモイという
室蘭の絶景スポットを結ぶ観光道路を
歩いてきました。
ローソク岩展望台に車を停めます。
そのまま道路を歩いて真っ直ぐ
ハルカラモイを目指さないのが私。
展望台横から伸びる踏み分け道(急登)から、
ボンズ山の山頂付近へ。
斜面いっぱいにゼンテイカが満開!
今の所、エゾシカによる食害は
少なさそうに見えます。
昨冬は積雪が多かった室蘭、
お陰で頭数が減ったのか??
とりあえず満足したので下山。
ここに来る途中から気になって
いたんですが、結構な数の
ハクセキレイが路上をウロウロしています。
しかし、いつものように爆速で走り回らず、
トコトコ歩いて移動の姿は全体的のろい。
巣立ち雛か?と良く見ると口いっぱいに餌。
親御さんでしたか。
しばらく歩くとここにも
クゲヌマランが5~6株
まとまって生えてました。
内1株は40cmオーバー。
もはやこのサイズは珍しくないのか?
距はこの通り目立たない。
ユウシュンラン、クゲヌマラン、
ササバギンラン、
今年は室蘭で沢山見たので
そろそろお腹いっぱいです。
しばらくすると
遠くの方からホトトギスの
さえずりが聞こえてきました。
今年も来てますね。
トッキョキョキョキョと鳴くので
聞きなしは「特許許可局」。
ホンマか?
アキグミがありました。
室蘭ではわりと普通に見ます。
ナツグミと良く似ていて
見るたびにう~んう~ん言ってます。
ある図鑑にはアキグミの葉の最大幅は
先端寄り~中央(ナツグミはほぼ中央)
でナツグミより細いとありますが、
今のところ葉だけで識別できる
気がしていません。
なので私は総合評価です。
①新しい枝は白っぽい
②花柄はナツグミに比べて短い
③葉の裏にある赤褐色の鱗状の毛はナツグミに比べ少ない
これらは全部例外があるので、
一つ一つにこだわり過ぎたら
間違えるだろうなと思います。
あと、葉の表面にある鱗状の毛も、
ナツグミにある星状毛と区別して
見るのが私には難しいので
あまりこだわって見てません。
時間とともに落ちてしまうようですし。
昨年の秋に取得して、
月に1回は通っている上川地方
にある7.5haの山林。
年間通して見た印象としては
ササは濃くないのに林床の植物が
ちょっと乏しい。
特に、人目を引く花を咲かせる
植物としては春にカタクリと
ナニワズくらいでした。
6月になるとオオアマドコロ
クゲヌマランとギンラン
カラマツソウ
9月になると一部で
エゾリンドウが群生していました。
ゼンテイカは私たちの森には
なかったように思いますが、
隣接する森にはありました。
来るたびにくまなく藪こぎ
している訳ではないので、
これに限らず色んな植物を
見逃している可能性大です。
そうそう、マイヅルソウは
そこかしこにありました。
身近すぎて撮ってなかった^^
遊歩道整備で笹刈りをして
明るくなった場所に
色んな植物が出てきそうな
気はしています。
楽しみです。
室蘭では5月下旬から6月上旬にかけて
この手のラン科の植物が入れ替わり
立ち代わり咲きます。
ユウシュンランに始まりクゲヌマラン
今はササバギンランです。
ところで、ギンランを近隣の森では
まだ見つけられていません。
今年のテーマではないのですが、
どうせなら制覇したいな。
室蘭市内にて、
一地点で20株以上のユウシュンランが出た、
そんな場所を今年は2か所見てきましたが、
先日新たにもう1か所。
上記のユウシュンランはすべて
遊歩道に沿って2.5mほどの区間に
まとまってありました。
今年は本当に豊作?ですね。
遠目で見た時に
なんかあるなと分かるほど
草丈のあるラン科の植物。
近づいてびっくり、
クゲヌマランです。
しかも、それが3株。
実は、この株を見る前の道沿いで
5株ほどのクゲヌマランを見ていて、
それらは高さ20cm前後でした。
一つの場所でこれだけの数を
見られたのもそうですが、
こんな大きなものまで
観察できて驚きです。
ギンランによく似ていますが、
距がないように見えるくらい短い。
高さはギンランより大きくなるものが
多いとは言え、
40cmを超えるものが3株もあるなんて。
大きすぎて違和感あって
図鑑読んで確認して
「やっぱクゲヌマランだよねぇ。」
と図鑑を閉じるも
しばらくすると「本当かなぁ?」と
また図鑑開いて確認を繰り返す。
エンドレス!!
気を取り直し、歩行続行。
ノビルが伸びてる。
室蘭では6月下旬頃から咲きます。
数年前に別の場所で見て
何だか分からなくて
ずーっと何だろうなぁ
何だろうなぁ
って言ってたこれを
今日また見つけて、
本当に何だろうなぁ、
外来種か園芸種なんだろうけど、
何だろうなぁ、、、を連呼^^
色々調べていく内に分かりました。
オオアマナ。
欧州からアジア南西部が原産らしいです。
雄しべが開ききる前の形が
王冠みたいで好き。
あー分かってスッキリ。
先日、長万部方面へ行ってきました。
目当てはノウルシ。
遠目からでも分かる黄色い
株立した植物がそれです。
視力が届かないほど遠くまで
この株立したノウルシが
延々と広がっていました。
すごいです。
イボ状の突起がある果実。
この突起がないもの(あと苞葉が緑色)
をマルミノウルシと言いますが、
まだ見たことがありません。
フィールドワークが足りません。
上部で葉が輪生した所から
四方に枝を伸ばして
杯状花序がつく形態は
同じトウダイグサ科の
ナツトウダイのよう。
良いものが見られました。
開発でこの環境がなくならない
ことを祈ります。
せっかくなので
周辺の道や湿原を歩きます。
道路沿いにはヒメイズイが
群生していて圧巻でした。
夏の草刈りでバッサリ
いかれそうな環境ですが・・・。
湿原ではヒメシャクナゲが
ちょうど良い頃でした。
ワタスゲは最近ぽやぽや
してきた感じ。
ミツガシワはこれから。
昨年に比べたらやや遅めな
花の動きかなぁ、という印象です。
あくまで、昨年との比較。
おまけ。
こういう日に限って
望遠のカメラを忘れるという^^
アカエリヒレアシシギです。
旅鳥なので一時的に見られる鳥で、
亜璃西社の北海道野鳥図鑑には
「地上歩行はほとんど行わない」
とあります。
ですが、この日は水際を
移動しながら採餌していました。
そんな姿を見られてラッキーでしたが、
とにかく写真が撮れず残念無念。
まぁ、そういうもんです。
市内のとある緑地にて、
ここにもユウシュンランが
20株以上出ているのを
見つけました。
他の植物の影になって
見えていないものも入れると
結構な数になりそうです。
ヤマジノホトトギスは
順調に草丈を伸ばしています。
毎年、様子を見に来ていますが、
シカはこの時期の葉は
食べていないようです。
やはり目当ては花なのか・・・。