生物多様性国家戦略が閣議決定されました

2023年3月31日に
生物多様性国家戦略が閣議決定されました。
今、その内容を読んでいるのですが、
読み進めるうちに
ふっと頭に浮かんだイメージを
見える化してみました。
これの意味、分かりますか?^^

中々進まない生物多様性の保全。
やるべき理由や内容がそこに
示してあるのですが、
歩みは遅い。
何が足を引っ張っているのだろう、
と思ったんですよね。
その時、脳内に現れた絵がこれです。
この3つが足を引っ張っているのでは
ないでしょうか。
一つずつ説明していきます。

1、無関心
言わずもがな。関心がなければ気づかない。
気づきがなければ保全に着手など夢のまた夢。

2、自己中
今さえよければ、自分さえよければ、
どうせ変わらないから将来世代のことなど
知ったこっちゃない、です。

3、思想だけ
科学的なことは適当に横に置いておいて、
自然(動物)はこうなのに人間は・・・と
みなす傾向があったり、
理屈なんてどうでも良いんだよ感じたことが全てだ、
みたいな傾向があって、
その上で自然とは・・・と語りがちです。
自然派志向、トンデモ医療や
陰謀論を妄信する人に多い気がしています。
確かに、地球上のあらゆる生物は、
地球上で同じように生きる権利を持っていて、
生物多様性を保全することで
それらの生き物を尊重することができますが、
だからと言って、
人とその他の生物を
同列に見るものではないのです。
科学が全てとは言えないでしょうし、
時として
間違える
(後々新しいことが分かって事実が覆る)
こともありますが、
これを軽んじて生物多様性の保全など不可能です。
たまに、生物学者と名乗りながら
その実ただの思想家だったりする
人がいます。こういう人の中には
言葉の使い方が非常に上手で、
さらに専門家の肩書を武器に
容易に人の心を掴む人もいます。
でも、科学をベースに語れない人は
信用してはいけません。
私が好むナチュラリストたちはみな、
科学者・研究者(あるいはそれに準じた知識・経験を有する人)
でありながら、情緒豊かに、愛を持って、
でも正確性を損なわないよう注意しながら、
自然の面白さ、美しさを語れる人たちです。
なので、思想だけで自然を語る人がいると
「とりあえず、サピエンス全史(上下)を読んで
自然科学を一から勉強して出直してきてください。」
と言いたくなります。(口は禍の元(・3・)

そうした思い付きによって
アプローチすべき層が見えてきました。
1、の無関心層。これしかないです。
自然のこと、保全のこと、駆除のこと、
無関心な人の心に届く何かを作って
相互理解ができれば良いのではないでしょうか。
私は、自分たちの森を通して、
それを伝えていこうと思います。