ハチ毒アレルギー陽性でもエピペンを処方してもらえないケースがある

イチイの熟れた果実を訪問するキイロ(ケブカ)スズメバチ
イチイの熟れた果実を訪問するキイロ(ケブカ)スズメバチ

野山をフィールドに
仕事をしている人にとって
怖い生物。
それは、クマやマムシ、
本州だったら+イノシシ。
でも、
侮ってはいけないのはズメバチ。
日本での野生生物による
死亡事故のトップは
スズメバチによるものです。
(アシナガバチ含む)
知ってた?

野山にいる場合、
医療機関から程遠い
(時には圏外)
場所にいるので、
刺されてショック症状が出たら、
それは死へ向けて一直線。

もちろん
野山にいなくても、
ショック症状が出たら
一刻を争います。
それを緩和するためのものとして、
エピペンというものがあります。
(アドレナリン自己注射液)
これはあらかじめ
医師の診察を受けて、
処方してもらうものです。

私は過去に
クロスズメバチの仲間と
スズメバチの仲間(オオスズメバチではなかった)
に刺されたことがあるだけなので、
それほど危険度は高くないと思いますが、
一度も刺されたことがなくても、
ハチ毒に対して陽性の人もいるので
油断なりません。

今年の夏、念の為調べてみようかと
地元のアレルギー科のあるクリニックへ
問い合わせをしてみました。

私「ハチ毒の検査をお願いしたいのですが、可能ですか?」
受付「可能ですが、アレルギーの数値が高かったとしても、こちらとしては何かをすることはできませんが、よろしいですか?」
私「???検査の結果、アナフィラキシーを発現する危険性が高かったとしても、エピペンの処方はしてもらえないという事ですか?」
受付「はいそうです。こちらのクリニックの場合は、過去に症状が出た方のみ処方可能です。これは、各医療機関の考え方によりますので、ウチでは無理なんです。」

だそう。
これでは
検査する意味がないので、
受診はしませんでした(笑)

想像を超える展開、
こんな事もあるんですね。
アレルギーの検査をしたい場合、
一度医療機関に問い合わせをしましょう。
エピペンの処方は保険適用です。

エピペンについて