日本の自然

最近、やたらと英書との縁があります。

スキー場の売店で見つけたこちらの本もそれ。

「THE NATURE OF JAPAN」 日本の四季を通して自然を紹介しているエッセイ集になります。

著者はMARK BRAZIL(マーク ブラジル)氏。

英国出身の鳥類学者で、私の大学時代の先生でもありました。

教室でのしゃべりもプリントもテストも全て英語の方でしたが、がんばれば何とか理解

できるよう分かりやすい英語で講義をされていました。この本も相変わらず隅から隅まで

英文ですが、辞書を片手に読み進められるようやさしい文章で書かれています。

英語の勉強にもなりそうですね。

こちらの本はfauraストアから購入できますよ。

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啓蟄

3月5日は啓蟄。

啓蟄とは、冬眠から覚めた虫が穴から出てくる季節を指した季語になります。

本州ではウグイスの初鳴きが観測され季節が春めいてきたようですが、北海道は

まだまだ雪に閉ざされた白い世界。啓蟄というには少し早いですが、この頃は特に、

お天気の良い日の沢や川沿いでこんな虫をよく目にします。

セッケイカワゲラの仲間です。

この虫は冬になると陸上に現れ、雪に埋もれた沢や川が開く頃になると産卵をするため、

上流を目指してひたすら歩き続けます。そして、春~秋の間は沢や川の中で幼虫として

過ごすという、私達がよく知る昆虫とは違ったサイクルで生きている変わりもの。

サイズはこんな風に非常に小さな昆虫ですが、白い雪の上で黒い点がゴソゴソ

動いているので、ちょっと気をつけていればすぐに分かると思います。

お天気の良い日、みなさんも雪上散歩に出歩いてはみませんか?

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インフルエンザにご注意

色んな所で「ウチの子がもらってきちゃってさー」とか「熱っぽいなぁ危ないかなー」

とか「もしかしてかかっちゃったんじゃないのぉ?」なんて会話が聞かれます。

今年のインフルエンザは、全体的に減少の傾向にありますが、まだまだ警報レベルの

様子。私も先日熱が出ましたが、ただの風邪で済んだようで何より。

普段から人のいない所にいるせいか、ちょっと人口密度が高まると弱いようです(笑)

みなさまもお気をつけ下さい。

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夏のメニュー更新

長い間準備中だった「早朝ツアー森の朝カフェ」「プライベートものづくりガイド」

の2つをやっと更新しました。

ツアーメニューを作る上で結構難儀するのが、写真画像の選定。いざ作るとなると

意外と撮ってないもので「あぁここのピンポイントな写真欲しいなぁ!」なんて

ブツクサ言いながら、でもないものはしょうがない・・・、と半ば諦めような、

開き直りのような感じで「もうあげちゃえっ」てな所で更新です。

いいのかそれで!とツッコミ入りまくりそうでドキドキですが、画像なしよりかは

良いかなと。

新たに良い写真を撮り次第差替えますので、現状でイメージよろしくお願いします。

あるいは、お問い合わせ頂ければご説明しますので遠慮無くご質問ください。

夏のツアー

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冬を惜しむ

雪深いニセコも冬から春へ移り変わろうとしてきていますが、今朝はそんな冬を

惜しむかのような雪が降り積もり、日中は「まだ降るの?」っていうくらい

しんしんと。ご近所さんは「しつこい雪だねぇ」って、雪かきご苦労様です。

夕方頃にはすっかり降り止んで青空に。

気づけばバッコヤナギの冬芽がほころび始めていました。

来週からは高気温の好天予報、季節の進行がスピードアップしそうです。

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一日の遅れは十日の遅れ

本日は、隣町の自然ガイドさんと、この時期にしかできないある野望を実行しに、

フィールドへ。昼からは、同業者の方から知り合いの方のお店へ「最近どうですか~」

みたいな会話をしに歩き回り、気づけば日没。

花が咲いてフィールドワークに時間を割く季節が来る前に、今できる事を着実に。

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ドライフラワータワー

誰もいないフィールドを歩いていると、どこからともなくサワサワ音が聞こえてくる。

鳥の群れが来た、沢が流れてる、モービルが遠くで唸ってる・・・どれでもない。

あれ?!なんだ??正体不明の音にしばらく考え・・・。

耳に手を当ててみると、開けた所に立っている木から音が聞こえてきて、

あっけなく正体判明。

イワガラミの枯れた花が風に揺れてサワサワ音を立てていたのでした。

見頃な巻きつき・花つきです。ドライフラワーとは言え、こうして見上げてみると、

青空に花が散りばめられているようで、中々綺麗ですね。

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寒の戻り

連日春らしいポカポカ陽気が続いているニセコ。

週末はまた低温になるようですが、鳥たちの様子を見ていると季節は戻ることなく、

どんどん進んでいます。今日も畑脇にちょこっと出ていた地面の際に数羽の

ヒバリが来ていました。

雪を早く解かすため融雪剤がまかれ、農家さんも徐々に動き出している様子。

意識していないと見逃してしまいそうなぐらい、一つ一つは小さな出来事ですが、

なんとな~く、でもしっかりと、春を迎え始めています。

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締り雪

ここ最近のニセコは風が強かったり低温だったりと、ちょっと寒い日がちらほら。

といっても、雪が降る日はもうそんなになく、午前中なら雪は締まってスノーシュー

なしでも歩けるくらい、しっかり固まってきています。

そうなると、フィールドワークもどんどん歩き進んで気づけば距離が出ていたり・・・。

夏は藪こぎしてようやく見える物でも、冬なら雪の上を歩けば出会える、そんな事が

できる季節もあと数週間です。

徐々に鳥たちのラブソングが活発になり、ニセコはまもなく長い冬を抜け春を迎えます。

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季節の変わり目

毎日のようにたっぷりと降っていた冬の雪はすっかり姿を潜め、

今では朝一にうっすら雪化粧をする程度になりました。

寝ている間に降り積もった雪は、日ごとに強くなる太陽の光で

昼ごろには解かされてなくなっています。

森の中ではヒガラやシジュウカラといったカラ類に続きホオジロの

さえずりも聞こえてくるようになり、季節の変化をひしひしと感じています。

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かんじき

雪の上を歩いたり滑ったりする道具はスキー、クロスカントリースキー、
スノーシューなど、この他にも色々ありますが、こちらも雪上歩行に使う道具。
正真正銘メイドインジャパン、かんじきです。
スノーシューに比べかなり小ぶりでデッキ(フレームの内側に張られているシート)も
ないので、厳冬期のニセコらしいパウダースノーでは浮力が足りませんが、
この時期の堅雪・斜面では小回りの効くこちらの方に軍配が上がります。
材は粘りのあるヤマグワでできているそうで、後付したロープ以外はかなり年季が
入ってます。

こうした古くから伝わる道具はもはや絶滅危惧種(生き物じゃないけど)と言える
くらい貴重なもの。縁あり私の所に来たこのかんじき、大事に使いたいものです。

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