3月5日は啓蟄。
啓蟄とは、冬眠から覚めた虫が穴から出てくる季節を指した季語になります。
本州ではウグイスの初鳴きが観測され季節が春めいてきたようですが、北海道は
まだまだ雪に閉ざされた白い世界。啓蟄というには少し早いですが、この頃は特に、
お天気の良い日の沢や川沿いでこんな虫をよく目にします。
セッケイカワゲラの仲間です。
この虫は冬になると陸上に現れ、雪に埋もれた沢や川が開く頃になると産卵をするため、
上流を目指してひたすら歩き続けます。そして、春~秋の間は沢や川の中で幼虫として
過ごすという、私達がよく知る昆虫とは違ったサイクルで生きている変わりもの。
サイズはこんな風に非常に小さな昆虫ですが、白い雪の上で黒い点がゴソゴソ
動いているので、ちょっと気をつけていればすぐに分かると思います。
お天気の良い日、みなさんも雪上散歩に出歩いてはみませんか?
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