室蘭市内の路傍にて植物観察

今日も市内にある
その辺の道歩きにて。

斜面に気になる植物が目に入る。

植物観察好きなら、
登りますよね~。
(もちろん、危険じゃない範囲で)

てことで、スミレサイシン。

マルハナバチの女王
(たぶん、セイヨウの方)に
盗蜜されてました。

オオバクロモジは咲き始め。

室蘭は少雪地だけど
冬は雪溜まりになっていそうな
場所にあったヒメアオキ。
一本ポツンと。

沢沿いでもなんでもない路傍に
オオユリワサビ。
土か何かにかに紛れ込んだ?

用心しながらガサゴソするも、
1mmくらいのマダニが
多数くっつきました。
気をつけましょう。

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シウリザクラの春紅葉

カツラの芽吹きを見ようと
ある小道を歩いていると
進行方向の藪から
ルリビタキのメスが現れました。
飛んで逃げるだろうけど
採餌の邪魔をして悪いなぁと、
遠慮がちにゆるゆる歩みを進めると、
向こうも絶妙な距離を保ちながら
ぴょんぴょん進んでいきます。
追いかけっこじゃないんだよ。

さらに遠く前方にはオス。
メスの方が肝据わってるじゃない。

目当てのカツラの芽吹きは
残念ながらピークを過ぎて
思ってた景色には出会えず。
シウリザクラも芽吹き時の
赤色をとうに過ぎて
オレンジ色になっていました。

ちょうど逆光、
これはこれで
よござんした。

背後では
クロツグミとコマドリの
さえずりが賑やか。

さて帰りますかと
来た道もどると、
さっき前方に逃げていったはずの
ルリビタキが再び登場。
邪魔しましたね。

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室蘭のヒナスミレと雷鴫(カミナリシギ)

カタクリが一面に咲く広場の一角に
ヒナスミレが群がって咲いてました。

広場のこの奥まった一角には
去年は足を踏み入れなかったので
当然気づけず。
やっぱり、
隅々まで歩かないと駄目ですねぇ。
(分かっちゃいるけど・・・)

2020年のオオジシギ
2020年のオオジシギ

そうそう、4/16日頃から室蘭では
オオジシギ(別名:雷鴫)が
鳴いているようです。
オオジシギの越冬地はオーストラリア。
繁殖地は北海道、東北地方、他は高原の草地。
遠路はるばるようこそ~。

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室蘭は夏鳥ラッシュ

森を歩いていると、
落ち葉を踏みしめるような
かき分けるような
ガサっ!ガサっ!と激しめな
音がしてきました。
カラスか、あるいはツグミ系が
餌探しをしてる音だなと思って見たら
シロハラでした。
主な越冬地は西日本、
繁殖はウスリー地方
(ユーラシア大陸の北東部)
なのでここは一時滞在です。

すぐ近くで同じように
落ち葉を嘴でかき分けて
採餌してる鳥はアカハラでした。
北海道では夏鳥、いらっしゃってましたね。
ここにクロツグミもいたら
色とりどりで良かった(笑)んですが、
そうは問屋がおろさない。
他には、メジロの地鳴き、
ヤブサメっぽい声も聞きました。
夏鳥が続々と活動始めてます。

APG体系によりユリ科から

シュロソウ科に変更となった
エンレイソウは単体で見ると
地味なので通り過ぎがちですが、
これだけまとまってあると
撮ってしまいますね。

コジマエンレイソウは、
この地域では割と
見つけるのは簡単です。
ところで、
図鑑をひと冬かけて読んだことで、
科に変更のあった植物を見ると
「あ~・・・○○科から、えー何科になったんだっけ、これ。」
と立ち止まる回数が増えました。
識別はできるので新しい科が
覚えられなくても当面問題はないですが、
長い目で見たらやっぱり徐々にでも
知識をアップデートしておきたいな、と。
それにしても、手こずってます(笑)

とりあえず、キバナノアマナの
花畑に癒やされておきます^^

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地球岬にある散策路は花盛りです

昨日、アオジのさえずりを聞き、
ハイタカ(メス)の初列風切羽1枚を拾い、
ルンルンで方々歩いてました。
地球岬の散策路にて
フチゲオオバキスミレ。

エゾエンゴサク。

ツルネコノメソウ。

カタクリ。
天気さえ良ければ
斜面はお花畑状態。

キクザキイチゲの紫色タイプ。

ニリンソウはこれから最盛期。

3月27日頃から始まり、
今ではすっかり落ち着いた
エゾアカガエルの産卵。
一部の卵塊からは
おたまじゃくしが出てました。

すぐ近くには、
エゾサンショウウオの卵塊。
この幼生はエゾアカガエルの
幼生を捕食するので、いわゆる
食う食われるの関係です。

こういう場面で生育すると
エゾアカガエルの幼生は
食べられないよう頭胴部が大きくなり、
エゾサンショウウオは
食べる(丸呑み)ために顎が大きく
なるのだとか。
捕食者と被食者の変身ー適応論で考えるー

ここのがどう成長するのか気になります^^
ちょくちょく足を運んで
成長を見守ろうと思います。

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オクエゾサイシンとマイヅルソウってぱっと見は似てる

今となっては、
見分けることは簡単になりましたが、
見始めた当初はやや混乱した
オクエゾサイシンとマイヅルソウ。
これは展葉しきって間もない頃。
矢印のものがオクエゾサイシンです。

こちらは夏頃。
左がオクエゾサイシン、
右がマイヅルソウです。
よく見れば、葉脈とか、色味とか、
ツヤ感とか、心形の形とかに
違いがありますが、
大体の形が似ているんですよね。

マイヅルソウとは違うけど
似てるよな~と
見るたびに思うオクエゾサイシン。
でも、展葉は全然違うんですね。
画像の中心にある濃い紫色、
葉っぱが半分に畳まれた状態で
出てきています。
手前にクルっと巻かれた状態のは
マイヅルソウです^^

どーでも良いくらい
些細なことに気づき、
ひとり嬉しくひざまづく。
(撮影のため)

地味ですが、もう少しで
咲きそうです。

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室蘭でもウグイスのさえずりが聞こえてくるようになりました。

ウグイスのさえずり。
今年も聞こえてきました。
まだ本調子ではないのか、
遠くの方からかそけき声。
これから徐々に力強い
ホーホケキョが聞けることでしょう。

ルリビタキの姿は
複数箇所で見るようになりました。

くるっと反転。
アオジもいたっぽいけど
確信は得られず。

カタクリ、キクザキイチゲ、
エゾエンゴサク等など、
木々が芽吹く前に花を咲かせ、
初夏前には姿を消す春植物。
それと同様の昆虫がいます。
それを見つけて撮影中のわたし。

ビロウドツリアブ。
ホバリングしながら
吸蜜する姿が好きなんですが、
まともに撮れた試しなし^^

内に巻いた葉に
しっかり格納されている
カタクリの花。
そろそろ春爛漫です。

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室蘭は夏鳥ラッシュ手前/ルリビタキ、モズ

室蘭にも夏鳥が入ってきてますね。
警戒心超絶高い今日のルリビタキは
私のカメラなどに断じて収まるまいと
ちょこちょこ飛んで飛んで飛んで~。
こんな隠し撮りまがいの
ものしか撮れませんでした。
このあと目撃したモズには
秒で逃げられる。

冬芽を食してる最中の
ウソはいてくれました。

むさぼってます。

この冬芽はツリバナ。
背が高くない枝だったのでラッキー。
ウソが飛んでいくのを待って、
枝をとると冬芽の先端だけ齧って
食べていたのが分かりました。
あの嘴の大きさと形状だと
こういう食べ方になるのでしょうね。
(まさか、先端の方が美味しいとかないよね?)

今度は地面に降りて
ナナカマドの実を採餌。
いま時期地面に落ちてる
干からびたナナカマドの実なんて
もう土に還るだけだろうと
思ってたんですけどね。
他に食べ物ないし、
って所だと思いますが、
それでも需要はある様子。
十数羽集まって食べてました。

話題飛んで、ヤマネコノメソウ。
何言ってるか良く分からないと思いますが、
最近ネコノメソウの類を観察するのが
楽しくなってきました。
相変わらず写真の撮り方が悩ましいので、
今年はこれらの写真データが溢れそうです。

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最近の地球岬の様子/キクザキイチゲ、エゾエンゴサク、カタクリ、チシマネコノメソウ、エンレイソウ、ニリンソウ

ここ数日の間のことですが、
地球岬関連のブログアクセスが
増えてきてまして、
みなさんもソワソワ(笑)してきた
感じでしょうか。
室蘭はすっかり春めいてまして、
あとは晴天が続けばわーーーっと
花の勢いが増しそうな雰囲気です。
地球岬散策路ではキクザキイチゲが
先週から咲きだしています。
晴れて風穏やかで気温の高い日が
少ないので花の開き具合は今ひとつ。

エゾエンゴサクも先週から
花を出していますが、
やっぱり天気の後押しが
やや足りない感じ。

晴れて気温上がってくれなきゃ、

開かないよねぇ。

ちょっとマニアックなところだと
チシマネコノメソウは天気に負けず
花盛りです。
・一対の茎葉
・根本の大きなロゼット葉
・8本の雄しべ
すべてまるっとセットで写真に収めたいと
毎年角度変えながら四苦八苦して撮るけど
未だにどれかがボケるor欠ける写真たち。
ベスポジが見つからない。

エンレイソウはやっとこ出てきた所です。

ここのニリンソウは数株開花しました。
2~3週間後には道沿いがこの
花で溢れることでしょう。
夏鳥の確認ラッシュもそろそろと思います。
さ、出かけるかな。

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室蘭の3月は例年より暖かい月でした

今年の3月は例年に比べると
随分と暖かかったようです。

だからといって春が特別早く
始まり進む感じは今の所ないです。
今日はヒバリが鳴いていました。
たぶん、ずっと前からさえずり
出してたでしょうね。


そうそう、気象庁の生物季節観測、
昨年末に大幅縮小されたんですよね。
動物は全廃、植物は6種のみ観測。
ということで、
ウグイスとヒバリの初鳴きは
もう観測されません。
都市化といった環境の変化により、
動物から季節の変化を
感じ取ることが難しくなった、
というのが主な理由のようです。
環境調査であれば、対象物が見つからない、
というのも環境の変化があったということで
それはそれで必要なデータですが、
それは気象庁の目的と違うものですからね。
惜しいけれど仕方なし、なところでしょうか。

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