冬の森の主はクマゲラか

野良仕事のため小屋の外に出ると、
アカゲラやオオアカゲラにしては
大きなコツコツと木を穿つ音が
聞こえてきました。
気になって見回すとクマゲラでした。

私たちが所有する森には
色んな生き物が生息していますが、
中でも一際目を引くのが
このクマゲラ。
日本最大のキツツキの仲間です。

昨年の秋から小屋の環境整備で
森に通っているのですが、
その時から「ケーン、ケーン」と
鳴いては「コロコロコロコロ」と
飛び立つ2羽の姿を見ていました。
山の裾野の森を買ったので、
冬になればもっと近くで見られる
機会がくるかもしれないと
思っていたら案の定^^
この日はカラマツの内部で
越冬しているであろうアリを
食べるために木をつついていました。

フィールドには頻繁に足を運ぶ
人生を送ってきたので、
クマゲラの存在自体には驚きませんが、
自分が所有する森にいるとわかると
嬉しさは倍増です。
クマゲラは大径木のある森で
繁殖をするので、繁殖期には
山の奥に移動してこの森では
見られなくなると思います。
それでも、四季を通して数多の
生き物が利用しているのを
間近で感じられるこの森は、
「生物多様性」というテーマ通り。
未来の人に繋いでいきましょう。