花弁0のコジマエンレイソウとエンレイソウ/今日はクロツグミのさえずり

室蘭にあるコジマエンレイソウ。
海沿いの森に行けば
簡単に見られる植物で、
赤い花弁が0~3枚つくのが
特徴とされています。
エンレイソウとよく似ていて、
両種が混在しているところだと
花弁の有無だけでは区別が難しいな、
と思っていました。

今日見たこれ、エンレイソウより
全体的に大型な気がするけど
コジマエンレイソウ
というには小ぶりなような・・・?
花弁はなし。
※赤い花弁に見えるのは萼片です。

葯と花糸の比率を見ると
葯の方が長いので
コジマエンレイソウのようです。
※北海道春の花 絵とき検索表Ⅱ(エコ・ネットワーク)参照

そしたら、
そのすぐ1mくらい先に
群生しているこれは?
と気になります。

写真だと分かりにくいと思いますが、
先程見たコジマエンレイソウと
差異はほとんど感じられない。
花が全体的に小ぶりなよーな?
気のせいなよーな?
程度です、その場で見ると。
花弁はすべて0枚。

葯と花糸の比率は違いました。
ほぼ同長。
ということで、これはエンレイソウ。
花弁0枚のコジマエンレイソウとの
識別は難しいですね。

おまけ。
萼片が通常4枚のところ6枚でかつ、
その内の3枚が花弁と癒着してしまった
コジマエンレイソウ。
中々奇抜なスタイルです。

そしたら、カタクリで
花弁+葯という個体まで発見。

面白いですね。
そうそう、今日はクロツグミが
さえずっていました。
キビタキ、オオルリ、コルリも
そろそろ声が聞けるかな?