面白いかどうかは人によるけど、学者たちの舞台裏を知れる本

2017年の本で、当時ちょっと話題になって
なんとなくAmazonのリストに入れていた
こちらの本。
この間、外で人待ち中、手持ち無沙汰だったので
Kindle版を購入して読んでみました。

野外活動で泥だらけ、汗だらけ、虫だらけになった
ことのある人なら「ホント、それ!」と
深い深い共感しかない舞台裏の話しや、
無人島での調査の準備や手法、
筆者も含めた研究者の素顔が垣間見れる
興味深い内容です。

が!面白おかしく書こうとしている文面が
あまりにもわざとらしいというか、
狙いすぎていて私にはちょっと合わない
体裁になっていました。
あと、何かに例えるときに
「うまい棒に換算すると◯◯個分」
「ガンダムのザクが・・・」
など、
例えが分かりやすくするため手法ではなく、
面白くするための手法として
取り入れられているのが
どうにも受け付けませんでした。
でも、Amazonのレビューを見てみると、
私が面白くないと感じた部分を
面白いと捉える人が多々いるようなので、
個人差が大きいようです。

そうは言っても、調査研究に長年携わってきた
筆者の知識や経験、データからくる文章は
説得力があり情報としては面白かったです。
興味のある人は読んでみてください。