合体したエンレイソウ

このブログで何度も
登場している
エンレイソウという植物。
普通、一つの花茎に
葉が3枚輪生して、
花は一つ付きます。
そしてこれ、
時々形態が変な個体を
見たりします。

それは萼片が通常3枚のところ
4枚になっていたり、

花弁と葯が癒着していたり、

葉が2枚に減少したいたり、
花弁と萼片が癒着していたり、と
そんな具合でしたが、
今日見たのはそのどれでもない
なんとも異質なものでした。

「は!?」って言っちゃいました。

最初見た時は、
二本あるエンレイソウが
近すぎて葉っぱが重なり合って
1個体かのように見えてる
よくあるパターンのやつかな
と思ったんですけど。

これで一株。
完全に合体してました。

くっつきすぎて
子房の形が歪んでるし。
一つの花茎に葉が8枚、花が2個。
萼片が一つの花につき4枚。

エンレイソウは、
↑の写真のように
一株から花茎を数本出すことがあるので
2本が癒着したと考えるのが正解に
近いのかなと思いますが、
だとしたら葉や萼片の数が変ですね。
こんな風に、室蘭周辺では時々
変な形態のエンレイソウが
出るような気がします。
長い長い進化の過渡期のほんの
一コマを見ているようで
とても興味深いですが、
他の地域ではどうなんでしょう。
気になりますね。

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コメント: 2
  • #1

    ゆたか (土曜日, 15 5月 2021 15:18)

    変わりエンレイソウ解りやすいです。それにしても見事に変化していますね。

  • #2

    なおみ (土曜日, 15 5月 2021 15:33)

    本当に見事な変化ですよね。
    変化し続けたら(ウン千年後?)どんな形になるんでしょうね^^