沖縄本島の旅/やんばるの森へ

所用のついでに、
沖縄へ旅に出ていました。
昨日は南部の湿地をご紹介。
今日は北部のやんばるの森。

ここは国立公園になっているだけあって、
森が広がります。
緑が濃いっ!
ジャングルっぽい!
そんな写真を撮ろうと思いましたが、
普通の森写真になってしまった。

こっちの方がジャングルっぽいかな?
昔、屋久島に行った時にも見たヘゴ。
木のような立ち姿のシダ植物です。

あ、ノグチさんがいました。
(正式名称:ノグチゲラ)

他にも生き物の気配は
たくさんありました。
林床には、
照葉樹の硬い落ち葉が積もっているので、
地面で何かが動くとガサッ、ガサッと
音が出るのです。
ヤンバルクイナかも?
リュウキュウイノシシじゃない?
や、さっき見たシロハラじゃないか?
などなど、
ひたすら聞き耳を立てていましたが、
なにせ植物が濃くてなにも見えない。
上から下まで森の見通しはなく^^

さ、進みます。

オオバライチゴ。

別名はリュウキュウバライチゴ。
1月に花咲いてるとは。

個人的に面白かったのがこれ。
ヤマグワに似てるけど、
ヤマグワより葉っぱは
明らかにツルツルでテカテカ。
葉の厚みも感じる・・・。

ヤマグワそっくりな花もある、
(冬に花ってさすが沖縄、というかその前に落葉してないってどゆこと)
う~ん、ヤマグワなのか。
葉っぱの質感がしっくりしないけど。

で、分かったことは、
沖縄は亜熱帯気候のせいか、
本州のものとはちょっと雰囲気が違うので、
沖縄ではシマグワと呼ぶんだそう。

※本州の海岸に分布するものには、
ほぼ無毛で光沢が強い品種ハマグワと
呼ぶものがあるので、シマグワとハマグワが
同じものなのか違うのかは専門家に聞きたい。

ヤマグワだけでなく、
本州と同じものでも、
こういう風にちょっと違うよね、
というものはいくつかある様子。
そうなのかぁ~。

琉球の樹木—奄美・沖縄〜八重山の亜熱帯植物図鑑 (ネイチャーガイド)
沖縄へガッツリ植物観察しに行くなら、

こんな図鑑を持っていくと良いんでしょうね。
明日は番外編、海です。