野草と野菜

野外で見つけた、こちらの植物。
針状の葉のようなものが全体的に広がっています。
近所の畑でみたような気がします。
畑が近くにある方は、ちょっとピンとくるかもしれませんが、
多くの人は、頭にハテナマークが上がっていると思いますので、次へ。

ほんのり赤くなりかけた果実。
畑で見るものも、収穫後に放置していると付けていますね。

 

茎の部分です。
どこかで見た覚えがあります。

足元から、ひょろひょろと芽が出てきていました。
アスパラガス・・・ではなく、キジカクシと言い日本全国に自生しています。
どの野菜ももとを辿れば、野生のものを人間にとって都合の良いように、
改良・栽培し、管理し続けてきたものが野菜。
この系統の植物は、南ヨーロッパから西アジアにかけて自生していて、
ヨーロッパでは2000年前頃から、野生品の利用・栽培が始まっていたそうです。

野菜のアスパラガスは、放っておくと、こんな感じにニョロニョロ伸びてきて、
やがて、さきほどのキジカクシのように針状の葉のようなものを広げます。
キジカクシとアスパラガスは、形態がかなり似たままですが、原種とかけ離れた
姿になった野菜もあります。
それでも、その植物に共通する特徴がどこかに出ていたりします。
花や葉の特徴から、野生種を見た時、あるいは、野菜を見た時、なんか○○っぽいな、
と感じたら、その勘を大事にして、図鑑を引いたりインターネットで手がかりを掴んだり
するのも一興ですよ。