打ち止め

随分前から気になっていた事。
カエデ類の樹液は晩冬~早春の限られた時期にしか採れない貴重なもので、

それが採れるは1年の間で数週間のみ。

その樹液を煮詰めたものがメープルシロップになります。

カナダではサトウカエデやクロカエデなどの木から、日本のカエデ類からも
産出量は少ないですが採ることはできます。

英書から始まり物語、絵本とそのジャンルのあらゆる本を読んでは思いを馳せ、 

実際にそれを試す機会を伺っていました。

物語や絵本のストーリーはフィクションですが、そこで描かれている文化や 

自然描写はその土地の風土が表現されています。

単純に樹液を採ってみたいだけだったのが、いつの間にか、メープルの
ある生活に引き寄せられ、どんどん読み広がってしまいました。

思えば叶う、の言葉通り、チャンスが来ればあれこれ試します。

木に穴を開け、チューブを差し込み、いざ!

まもなく滴り落ちる樹液。

それぞれの木・場所・日当たりによって樹液の出具合や風味が異なりました。

今回試したのはイタヤカエデ、この木は変種もあるのでひょっとしたらそれも

影響しているのかもしれません。樹液は打ち止めとなったので、次は葉の展開

を待って識別も頑張ってみようかと思います。