太陽が出ていても風があるとこの時期は特に冷えるので、
厚着をしないと風邪を引きそうになります。
数本だけ、苫小牧周辺で見た綺麗な紅葉。
落ち葉をかき分けると、青々とした葉っぱがあったりします。
この季節なので当然、花などありません。
来年は花を見に来ようとリストに載せる、そんな季節でもあります。
ニセコはすっかり晩秋の様相で植物もほとんど枯れてしまっていたり、
姿を消してしまっています。
なので、最近はまだ見られるエリアに足を運んでの植物見です。
北海道の植林といえば、トドマツ、カラマツ、アカエゾマツですが、
道南ではスギが入ってきます。本州で目にするスギ林ほどの規模はないですが、
本州出身の私としては懐かしいような新鮮なような不思議な感覚です。
ヒメアオキは常緑樹でニセコでは目にしない樹木。
本州に行けば、これに似たアオキという樹木もありますが、識別にはやや自信不足。
ひとまず眼前のヒメアオキをよくよく見ておきます。
運転中に気が付いたミヤコグサ。
珍しい植物ではありませんが、花を見られただけでちょっと嬉しい平和な一日でした。
先日はニセコ羊蹄山岳会、秋の山行でホロホロ山から徳舜瞥山へ縦走登山へ
行ってきました。
登山口近くにある三階滝公園の紅葉は終わりかけ、そこから見上げる山頂付近は
真っ白な雪模様の様子。
メンバー面々、温泉に入って帰ろう(笑)などと半ば本気のような冗談を飛ばしながら、
しっかり準備して出発なのです。
案の定、山頂付近では小雪がちらつき、足元は積雪。
初冬の山は幻想的ですね。
このような機会がなければ中々見ない景色を見て歩けました。
とは言え、寒いものは寒い!
休憩で足を止めただけで体が冷えるので、写真撮影もテキパキと。
下山後の夜は、懇親会で今後の活動についてお酒を交えつつざっくばらんに
話し合いを行いました。
立場が違えば意見も違う、そうしたやりとりがフラットにできる貴重な機会、
息の長い活動をしていきたいですね。
ニセコの紅葉はふもとがピークを迎えています。
ようやく色づきがきれいになったと思えば、今日はユキムシの大群が
飛び交っているのを見ました。
北国では初雪の前に姿を現すので、冬の訪れを知らせる使者とも言われています。
そうこうしている内に、明日明後日の天気予報では、ちらほらと雪マークがついていました。
平地では降ってもみぞれ程度でしょうが、しばらくは寒い日が続きそうです。
倶知安風土館主催のふるさと探訪、羊蹄山の南こぶへ行ってきました。
黄色の中に赤い紅葉が混じり、トドマツやエゾマツといった
針葉樹の緑が差し色となって点在している景色はまるで錦絵のようでした。
このまま紅葉が進んでくれれば今週中にはふもとも色どりが深くなるでしょう。
神仙沼や五色温泉の紅葉は終盤、黄金色に染まった湿原が今年最後の
色どりで、目を楽しませてくれています。
晴れていても、急に曇ったり雨が降ったり、さらにはあられが降ったり。
「女心と秋の空」とはよく言ったもので、ここ最近のお天気はコロコロと
変わりやすいです。
山は冬支度が着々と進んでいて、特に山間部は雪模様となる時もあります。
峠道を使う方は冬タイヤの方が断然安心ですよ。
道道66号(パノラマライン)と道道58号(倶知安町~五色温泉間)は
10月24日(月)から冬期通行の予定です。
本州と違い北海道は冬が一足早くやってきます、くれぐれもご注意ください。
とある町中歩きで見つけた、ツリフネソウに似たハナツリフネソウ。
ツリフネソウに比べて花が大きく鞘もその分大きいです。
観察のためにあちこち触っていると、鞘がそれはそれは力強く
パチーンと弾けたのでした。
鞘が大きいと弾ける力も大きいようで、その感触がなんとも愉快なのですが、
これは西ヒマラヤ原産の外来種、積極的に種子分散に協力してはなりませんね・・・。
昨夜、急に強い雨を伴った強風が吹き荒れ、これは来るかな?
と思いながら寝て起きたらやっぱりでした。
10月7日羊蹄山初冠雪です。
紅葉は現在山の中腹よりやや下くらいで、ふもとに到達するのは
あと一週間ちょっとでしょう。
この初雪は一旦解けてしまいますが、紅葉を追うように徐々に山から
冬が降りてきます。
近所の森にあるミズナラの木。
風の振動もありますが、実が詰まったドングリは自重でどんどん落下。
地面に落ちる音がひっきりなしに聞こえ、下にいれば頭上にヒット。
足の踏み場もないくらい地面に敷き詰められても、数週間でなくなります。
ネズミやリス・カケスが食べたり、持ち去って地面に埋めてとっておく
からです。そうして、持ち去られ運よく食べ損じられたドングリは、
母樹から離れた所で発芽できます。
休日になると、子供たちが抱えきれないほど拾い集め家に持ち帰っていますが、
放っておくと中からシギゾウムシの仲間やガの幼虫が脱出してきて、
特にお母さんが大変な事になります。
穴あきドングリにしたくない場合は、茹でるか凍らせるか。
ドングリから出てきた幼虫は、蛹になるため天敵に襲われない内に素早く
地中に潜ろうとします。
手のひらに置くと、隙間という隙間にぐいぐい頭を入れてきて、その力に
ちょっとびっくりするほどです。そして、「あぁ、なるほど、この力で地中に
さっと潜っていくんだな」と納得も感心もします。
幼虫が出てくる過程とその後の観察をするのも面白いと思いますよ。