豊浦町にあるカムイチャシ史跡公園

9月中旬に訪れていた
カムイチャシ史跡公園。
由来云々については割愛^^
現地には説明看板が立ってます。

公園と言っても
ちょっとした展望台へ
向かう道があるくらいです。
そして、その展望台へ向かう階段、
とーっても急です。

若干息を切らせながら
登りきったら到着ではなく、
そこからまた少し歩いて展望台。
紅葉が始まりかけていました。
海っぺりは早いですね。

次は浜の植物見たくて海辺へ。

草薮の先の岸壁に
エゾノキリンソウ。
山地の植物と
思っていましたけど、
環境によっては低地にも
出るんですね。

花期逃した。

その足元、
ズボンの裾に何やら
引っかかりまくる草。
ママコノシリヌグイでした。

ママコノシリヌグイには
葉裏、葉柄、茎とあちこちに
鋭いトゲがあります。
ママコとは継子のこと。
継子はこれで尻を拭いなさいって?
あと、本当かどうか分かりませんが、
ウィキペディアによると
韓国では嫁の尻拭き草と
呼ばれているとか。
どっちもヒドイ。

移動して別の岸壁に
ダイモンジソウ。
でも、落石防止柵。
残念。

柵の隙間からレンズを
突っ込んで^^
大の字の花弁が好き。
またしばらく室蘭住みになったので、
この場所は来春に再訪してみようと
思います。

0 コメント

猛禽類の姿ちらほら

ノビタキ(メス)の集団は10羽以上だった

室蘭市にいくつかある渡り鳥の
観察スポットの一つ測量山。
今年は、その測量山の駐車場が利用できません。
私自身の渡り鳥熱が落ち着いたこともあり、
測量山やマスイチ展望台へは通ってませんが、
(駐車場が混沌としてそうで近づきたくない)
見られたら見られたではしゃぐ半端モン^^
今日も、植物観察をしながら
なんとなく空を見上げると、
いくつかの猛禽(たぶんハチクマ)が
通過していく姿が見られました。
大型の猛禽類が飛ぶ姿を見て、
なぜあんなにも気持ちが高ぶるのか?
不思議。
小鳥たちも群れをなして草地から草地へ
移動していっています。
渡りの季節ですね。

さて、海岸付近のれき地にて
いつもの植物観察。
数ヶ月前に葉だけ出た状態のを見て、
その後また見にこようと思ってたのに、
うっかり忘れてて花期を逃してしまった
コシオガマ。
ムキーッてなりました。

意地になって見つけた花。

数が減ったんじゃないかと
心配していたハナイカリは
パッと見た感じそんなことは
なさそうで良かった。

コハマギクが咲き始めました。
秋がどんどん進んでます。

0 コメント

2021~2022年、測量山は車両通行止め

タップ(クリック)で拡大
タップ(クリック)で拡大

野鳥たちの渡りの季節に
なっている室蘭です。
例年、測量山はバードウォッチングに
来た方たちで賑わう場所ですが、
今年は工事の都合で車で入ることが
できなくなっています。
徒歩で登る分には問題ないので
そちらへ行きたい方は
女測量山にある駐車場に車を停めて
行くことになります。
だた、測量山・女測量山ともに
渡りの季節の休日は超満車になります。
もともと多くの台数が停められない上に
その内の一つが使えなくなって
今年は混雑と混乱が発生しそうです。

※2021年9月25日は休工していて
測量山の駐車場は利用できましたが、
8時でほぼ満車でした。

室蘭市「測量山緑地 道路通行止めについて

女測量山の駐車場から
道路挟んで反対側に
広場がありそこを突っ切って
進むのが近道です。

青線が徒歩で行くルートです。
広場を抜けず、
通常通り車道からでも
問題なく行けます。

去年一昨年と渡り鳥に熱中してたのに、
その熱がちょっと落ち着いた今年^^
上空を行く猛禽より植物が気になります。
これは!

北海道では胆振地方以南に
分布するクマヤナギ発見。

近場ではヨコスト湿原にあります。
でも、もっと近場にありましたね。

クマヤナギは花を付けた後、
翌年に実をつけますが、
今日見た限り実はなかったです。
既にすっかり食べられたか、
去年は花が咲かなかったのか、
実の形成が上手くいかなかったのか。
来年の夏、また見に来ましょう。

0 コメント

面白いかどうかは人によるけど、学者たちの舞台裏を知れる本

2017年の本で、当時ちょっと話題になって
なんとなくAmazonのリストに入れていた
こちらの本。
この間、外で人待ち中、手持ち無沙汰だったので
Kindle版を購入して読んでみました。

野外活動で泥だらけ、汗だらけ、虫だらけになった
ことのある人なら「ホント、それ!」と
深い深い共感しかない舞台裏の話しや、
無人島での調査の準備や手法、
筆者も含めた研究者の素顔が垣間見れる
興味深い内容です。

が!面白おかしく書こうとしている文面が
あまりにもわざとらしいというか、
狙いすぎていて私にはちょっと合わない
体裁になっていました。
あと、何かに例えるときに
「うまい棒に換算すると◯◯個分」
「ガンダムのザクが・・・」
など、
例えが分かりやすくするため手法ではなく、
面白くするための手法として
取り入れられているのが
どうにも受け付けませんでした。
でも、Amazonのレビューを見てみると、
私が面白くないと感じた部分を
面白いと捉える人が多々いるようなので、
個人差が大きいようです。

そうは言っても、調査研究に長年携わってきた
筆者の知識や経験、データからくる文章は
説得力があり情報としては面白かったです。
興味のある人は読んでみてください。

0 コメント

外歩いてばかりです(前からだけど)

(↑どこにいるでしょう)
(↑どこにいるでしょう)

中身が濃い日とそうでない日の
ムラがまあまあ存在するこのブログ、
最近は外歩き三昧で、
ライトな記事が多めです。
片道4時間かけて植物観察に行ったり、
片道5時間かけて土地探しに行ったり、
平日は泊りがけの調査補助の仕事に

行ってたりして過ごしてます。

来月になれば落ち着くかな。

頭の中で巡っている思考や
湧いてくるイメージ、
秋が進むに連れて
言葉や文字にする感覚が
徐々に徐々に始まってきているので、
冬になればまた「よもやま話」で色々書くと思います。
取り敢えず今日も元気です。

0 コメント

ウヨロ川周辺で植物観察

白老町にあるウヨロ川。
ここはサケの遡上が間近に
観察することができる川で、

さらに産卵を終えて死んだサケを
求めてオジロ・オオワシがやって
くる川でもあります。
その時期にはまだ早いので
今日は河原で植物観察。

車を駐めて河原に出る前に
目についたフシグロ。

節が黒っぽいから
「フシグロ」の名が付きましたが、
手前の茎はなぜか全体が黒っぽい。

ヤクシソウの生育環境は裸地や道端。
まさに、増水等々で常に裸地になる
河原にたくさんありました。

茎近くで葉がくびれる
独特の形状です。
花は他にも、オトコエシ、エゾゴマナ、
ヤマハハコ、ハンゴンソウ、エゾノコンギクなど。
色々ありました。
次回は鳥の季節に来ようかな、
室蘭から移動していなければ。

0 コメント

植物観察につきもの/藪こぎ

オオハンゴンソウが茂るその先に、
どうしても気になって見てみたい
植物があったもので、
ちょいとかき分け入ってみました。
(結果なんてことなかった)

オオハンゴンソウは
アレロパシーといって
他の植物の発芽を抑制する物質を
地下茎(根)から出します。
加えて、地下茎がよく発達するので
辺り一帯をオオハンゴウソウで
埋め尽くす特定外来生物です。
そのため、この中に入っても
他の植物はほぼ生えてなくて
案外スッキリとしていて
かき分けて歩きやすいものです。
という訳で夫を置いてサクサク入る私。

こういう人を見たり、記事とか読んで
好奇心や向上心の高い人が
真似するかも(そうか?)と
ちょっと心配になりました。
野外活動慣れしていない人は
あまり真似しない方が良いですね。
今時期はまだまだ
スズメバチが活動していますので、
うっかり巣に近づいて刺されて
しまってはたまりません。
私は仕事中、オオイタドリの中を
かき分けている最中に足元にできた
スズメバチの巣に近づいてしまい、
見張り役のハチに
刺されてしまったことがあります。
通常であれば巣に近づいた段階で
ハチが警告
(目の前を飛んで顎をカチカチ鳴らす)
をしてくれますが、
その時は、ものすごく急いで
歩いていたのでその間もなく近づき
先制攻撃を受けてしまったのです。

ハチの巣と言えば↑こんな風に
枝とか軒先にぶら下がってるヤツでしょ?
とイメージしがちですが、
種類によっては地中や樹洞に作ります。
閉鎖的な空間を好むものもいるんですよ^^
気をつけてくださいね。

毒出しにはポイズンリムーバー
エピペン

0 コメント

ヤマナシ

以前、室蘭市にある中嶋神社に
植栽されたヤマナシがあると
書きました。
中国原産説と日本自生説、
どちらともハッキリしないですが、
現状、日本では本州~九州の温帯に
生育し、北海道では植栽木です。
この間の冬、
登別市にある亀田記念公園で
「ヤマナシっぽいなぁ。」と思う
木を発見していたのを思い出し、
様子を見てきました。

そしたら、やっぱりヤマナシでした。
実りが良く鈴なりです。

一つの芽から複数の葉が展葉する
独特な葉の付き方をします。

ここの木は手の届く所に下枝が
出ているので観察がしやすいです。
ところで、こういう葉の付き方、
何かに似てると思ったら、

イチョウでしたね。
他にもこんな木が
あったような気がするけど
ぱっと思い出せない。
見ているようで見ていない、
観察力不足を実感。

葉は中央で膨らみ
先は細長く伸びます。

糸状に伸びる鋸歯の先端。

実はまんま梨。
でも味は渋くてマズイので
生食には向かいないです。
ネット検索してみると
果実酒とかジャムとか
頑張って加工している方が
いらっしゃいましたが、
だいぶ割に合わなさそうです^^

0 コメント

北海道は秋

鳴く虫セレクション (大阪市立自然史博物館叢書)

今年は5月23日から、
近所の茂みで夕方~早朝にかけて
さえずっていたエゾセンニュウ。
数週間さえずりがないことが
ありましたが(たぶん子育て期間)、
7月下旬辺りからさえずりが復活
(縄張り維持のため?)。
連日、自室から聞いていましたが、
8月23日を最後に途絶えました。
もう渡っていったのかもしれません。
今は、コオロギやカンタンといった
鳴く虫が夜の音に代わりました。
今日から9月ですもんね。
季節は秋です。

そうそう、虫が鳴くのは
動物のように声帯を
震わせているからではなく、
翅や脚を高速で
こすり合わせることで
音を出しています。
音を出すのは鳥と一緒でほぼオス。
ちょっと専門的でお勉強な
感じになりますが、
詳しく知りたい方は
このような本が役に立ちますよ。
秋の夜長にいかが?^^

0 コメント