ハチクマ、室蘭は秋の渡りが始まりそうです

特に根拠はないですが、
先週辺りからなんとなく上空が
賑やかになってきたような
気のせいのような・・・。
気づけば8月も終わりにさしかかり
あ、そっか!と測量山へ。
午前中、30分程度の滞在で
ハチクマが4羽ほど
飛び交っているのを確認しました。
徐々に来ていますね。
この鳥は来月に渡りのピークを
迎えることでしょう。

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地球岬のビロードシダ

散策路脇に根本から折れて
倒れていたシナノキ。
ヒナチドリないかなぁ~と
(まぐれでもココにはないと思うけど)
幹を観察してみます。

ヒナチドリはなかったけど、
ビロードシダがありました。

普段は幹の高い所にあったり
ビロードシダが着生している木自体が
散策路から離れていたりで
近くで見られる機会が少ないです。
倒木があったらよく観察してみると
出会いがあったりしますよ。

しばらく歩いて見上げた先に
これまたビロードシダ。
頭上約3mは遠い。
やっぱり倒木についたものを
観察できると良いですね。

今日は珍しいもの続き、
ツツドリが現れました。
普段、声はよく聞く鳥だけど、
姿はあまり見ない鳥です。
このツツドリの類似種として
よく取り上げられるカッコウは、
外見が本当に良く似ています。
でも鳴き声は全然違う。
ツツドリ「ポポッ、ポポッ」
カッコウ「カッコウ、カッコウ」
本人たちは、この声で
互いを見分けてるんだろうか、
鳥語が理解できたらな。
たびたびそう思います。

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室蘭のハナイカリ

室蘭のある海岸沿いで見られるハナイカリ。
株が減ったような気がしていましたが、
今年も花を付けた個体が複数確認
できました。
正確な調査をしていないので
現状維持しているのか
増減しているのかはよくわかりません。

2018年の画像
2018年の画像

が、去年に引き続き
今年はこのような
花つきの良い個体が
見られません。
私の記憶だけだと怪しいので
過去の画像を確認すると
2018年、2019年はブーケのように
多数の花を付けた個体が
いくつも存在していました。
たまたまなのか、痕跡を確認できてない
だけで実は食害を受けているのか?


ここに定住なら毎年マジメに
調べ続ける価値があるかな、
と思う事柄は室蘭には
たくさんあるのですが、
転勤により数年で去る身なので
どうにもなりません。
ちょっともったいないですね。
室蘭にこうしたことが分かる
専門家(学芸員とか)がいてくれたら
どんなに良いかと思います。
室蘭、道南要素が点在する面白い土地です。
植物に詳しい方、移住いかがですか?^^

以下、ご質問にあったイブキジャコウソウです。
いづれの画像もクリックで拡大します。

矮小低木らしい伸び方

枝に毛が密生

花アップ

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エゾゴマナとシラヤマギク

左:ゴマナ 右:シラヤマギク
左:ゴマナ 右:シラヤマギク

ニセコにいた時によく見ていたゴマナ(エゾゴマナ)。
室蘭に来てからはとんと見かけず、
似ているシラヤマギクの方が
多く目に付きます。

ぱっと見は似ている両種ですが
細部を見れば違うものだと
よく分かります。
こちらは、ゴマナの葉。

こちらは、シラヤマギク。
葉の基部が心形になり
柄に翼がつきます。

下部の葉ほど心形が強くでます。

ゴマナ。
舌状花の数にも違いがでます。

シラヤマギク。
図鑑に舌状花は6枚前後とありますが、
今日見たシラヤマギクは7枚前後と言った
感じでした。
いづれにせよ、ゴマナに比べると
数が少なくスカスカな感じです。
舌状花は気持ち長め。

左(親指に包まれてる方)がゴマナ。
右(指先に触れてる方)がシラヤマギク。

タップ(クリック)で拡大
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ゴマナ。
こんな所まで見る人は
あまりいないでしょうが、
総苞片の毛が密です。

タップ(クリック)で拡大
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シラヤマギクの総苞片には
ゴマナほど目立つ毛はありません。

タップ(クリック)で拡大
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両種が混生している所がありました。
さぁ、どれがどれだか分かりますか?
答えはスクロール↓


























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またしても見つけた

前回見つけた場所とは違う場所で
またしても見つけたヒメヤブラン。
こちらも車から降りてすぐの所。
こんなにもあっさり見つかるなんて、
私は今まで何を見てきたんだろう??
室蘭は、探せば結構身近な所に
あるのかもしれません。

秋が近づく室蘭

今年もヤマジノホトトギス
いつもの群落が咲き始めました。
シカの食害が気になるこのエリア、
今年も無事見られて少し安心。

海岸草地のハナイカリは
数が減っているような?
気のせいのような?
花が咲き始め目につくように
なってきたので継続して
観察してみようと思います。

ヤナギタンポポは中盤。

葉は1~3対の突起が特徴。

礫地ではイブキジャコウソウが
お花畑状態になっています。

今日はカマキリを見つけました。
(何カマキリかは識別できてません^^)
亜寒帯の北海道にはいないと
思っている道民、ちらほら出会います。
道南ではもともと生息していますが、
室蘭はどうなんでしょうね。
最近では、道南以外で目撃情報が
聞かれるようになってきていて、
その理由は色々あると思います。
・人の活動に紛れて移動している
・温暖化により生息範囲が拡大している
・昔から時々目撃されていたけど、情報が出回らなかっただけで、今は、ネット社会となり、今まで公にならなかった情報が共有されやすくなった
どれか一つか、複数の要因が合わさっているのか。
例えばですけどね。

それでも、道南以外の北海道で
カマキリはあまり見ない珍しい昆虫で、
道産子の夫は
「北海道でカマキリ初めて見た!」
とテンション上がってました。
埼玉出身で子供の頃から見てきた私としては、
あぁカマキリね、ってテンションです。
冷戦勃発か?

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近郊の湿地へ

季節がどんどん進み
ちょっと焦るように
歩きまわっています。
この日はそうそう
お目にかかれないバアソブ。
もうほとんどの花が終わっていて
なんとか開花中のを見つけました。

やっぱり今年は花の
行き去りが早い気がします。
気候のせいでしょうか。
7月の降水量(平年値と比べて)

ちなみにこちらは、
よく見られるツルニンジン。
開花後のがく裂片が
反り返らないのが
特徴の一つです。

バアソブよりツルニンジンの方が
花色は全体的に薄いです。

中には白っぽいのまであります。
虫媒花で媒介者はスズメバチ。
花の形状からしてバアソブも
スズメバチが花粉を媒介していると思います。

ふと足元に目をやると
セイヨウ(と思う)ミツバチたちが
水分補給のため水辺に集結してました。
気温は20℃ちょっと。
いっときは30℃を超えてましたが、
台風崩れの低気圧が過ぎてから
急に秋っぽい気候になりました。
このまま秋に突入するのか
また暑さがぶり返すのか。
最近の気候は不安定なので
どうなるかよくわかりません。

ミツバチ見たさにしゃがんだ先にサワトウガラシ。
これも一度見ておきたかった植物です。

ここのは高さ5~10cm前後。
葉も茎も花も細いし小さい。
雨続きだったせいか半分水没してるし、
普通に歩いていたら見逃してたかも。
なんとか見つかって良かった。
ミツバチに感謝^^

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イタンキ岬近くの浜を探索

室蘭のイタンキ浜にある
イタンキ岬より東側の
特に名の付かない浜。
何かあるかな?と
探索に行ってみました。

取り敢えず
岸壁迫力あるなぁ、
壁になんかありそうだなぁ、
と思って眺めてる人の図。

よっこら

落石の心配があるので
壁直下は避けての植物観察。

この辺りには
ラセイタソウやコハマギクが
これでもかと繁茂していました。

原産地ヨーロッパの
ベニバナセンブリも
草地に咲き広がっていて不思議。
すぐそこのイタンキ浜では
いづれも見かけないので。
(イタンキ海蝕洞の方まで行けばあるかも)
岬を隔てるだけでこうも違うとは。
面白いですね。

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アライグマ問題

貴重な水辺の生き物を食害している
外来種のアライグマ。
それについての過去のブログは→こちら
その後、室蘭市が動いてくれていました。
ここは、春と秋に渡り鳥が多数飛来する土地
でもあります。それらへの影響も考えると
大変ありがたい対応です。
エゾシカもそうですが、もう我々を
取り巻く環境はあちこち問題だらけです。
でも、やらないよりやった方が良いのは確かです。
未来に何をどれだけ残せるのか、
全て私たちの行動にかかっています。

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今年は見ておきたいものが続々と見つかる

室蘭にてヒメヤブラン。
何十株とありました。

今年こそ夫が転勤になるのではと思い、
ここにいる内に色々見ておこうと
結構歩き回っています。
これも探すのに割と時間と労力を
かけましたが、
意外と手軽な場所にありました。
室蘭は面白い土地です。

2021年7月の室蘭の降水量/札幌、苫小牧、倶知安

今年7月の室蘭の降水量、
体感として少ないかな?と
思っていたところですが、
やはりこういうのはデータを見ないとね、
と言うことで気象庁のサイトを見てみました。
そしたら、案外極端に少なかった訳では
なさそうです。
過去10年間(2011~2020年)の7月の平均は135.35mm、
2021年の7月は113.0mm。
過去10年間の平均から見たらまぁ少なめと言えば
少なめでした。

データはこちら
観測開始からの毎月の値(室蘭)

ただ、この比較の幅を広げて
平年値(統計期間1991~2020年)と
比較すると結構少ないです。

同じ胆振エリアの苫小牧は
年によっての振れ幅が大きくて、
過去10年間の平均と比較して
良いのかどうなのか
ちょっとよくわかりません。
(投げやり)

データはこちら
→観測開始からの毎月の値(苫小牧)

同様に平年値を見てみると
7月は163.5mm。

北海道を代表する札幌、
今年は7.5mm。
これは少なすぎです。
1876年の観測開始以来ワースト記録です。

データはこちら
観測開始からの毎月の値(札幌)

私がもと住んでいた農作地帯
倶知安町も1944年の観測開始以来
ワースト記録でした。
6月の降水量も少なかったようですし、
これはひどい雨不足。
農作物への影響が心配されます。
8月に慈雨があると良いのですが。

データはこちら
観測開始からの毎月の値(倶知安)

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