オオマツヨイグサの開花風景

待宵草と書いて
「まつよいぐさ」と読むこの植物。
室蘭の海岸で観察できるのは、
オオマツヨイグサとメマツヨイグサの二種類で、
イタンキ浜ではオオマツヨイグサの方が多いです。
外来種ですが、開花する瞬間が
とてもとてもとても好きなのでご紹介します。

マツヨイグサの類は、
その名の通り夕暮れ時を待って開花し
翌朝にはしぼみます。
夜の間だけ開花しているということは、
花粉を運ぶ昆虫も夜行性です。
昼のような明るさがない中、
夜の虫に来てもらうためには
目立たねばなりません。
この画像を見て気づきました?
花が光っているかのように目立っています。
この明るい黄色、人によっては蛍光色とも感じる
この色で夜の虫を誘います。

左:メマツヨイグサ  右:オオマツヨイグサ
左:メマツヨイグサ  右:オオマツヨイグサ

さらに、メマツヨイグサの開花したての花は
鼻を近づけると、少し甘いすっきりとした
なんとも良い香りがします。
昔、ガイド会社に勤めていたときの
リバーガイド(植物詳しくない)が
「この花の香り好きなんだよねー、品の良い香水みたい。」
って言ってました。
色んな人を惹きつける香りのようです。

今回、この写真を撮るにあたって気づいたのですが、
オオマツヨイグサの方は香りが全くしませんでした。
もしかしたら、メマツヨイグサに比べて花弁が大きく
その分よく目立つので、香りまで出さなくても虫に
来てもらえるのかもしれません。

※追記※
別地域のオオマツヨイグサの花は
芳香を放っていました。
個体差かもしれません。

余談ですが、夫は子どものころ
「バナナァ~」と言って
蕾を剥いて遊んでたらしいです。
無邪気。

花は翌日にはしぼむ
花は翌日にはしぼむ

そんなマツヨイグサの
開花する様子が好きだと言いましたが、
なにが好きって、もうその開花スピードです。
動画を早送りしているかのような速さです。
音もなくスルスル~と開いていきます。
何度見ても面白い。感動です。
以下に動画をあげましたが、
そんな言うなら開花の様子を実際に見たい、
と好奇心に駆られた方は動画は絶対見ず、
フィールドに足を運び、
ご自分の目で確かめてきてください。
先に動画を見てしまうと
実物を見たときの感動が薄れますよ。

少なくとも私は、
夕方になると一瞬で花開く、程度の予備知識で
実際に見に行き、開花の瞬間を見て大興奮しました。
もう10年以上も前の話し^^

この動画では2分ちょっとかかってますが、
早いものでは、1分しないくらいの
速さで全開になります。
開花を見るためのポイントは
いくつかあって、天気が悪くて
寒かったり風が強かったりすると
開花がイマイチ鈍い気がしてます。
あとは長文になるので割愛(笑)
もう今にも咲きそうな蕾とは?
と想像してみてください。
だいたいそれが答えです。
それ以上知りたいよ!
という方がいましたら
私のフェイスブックやインスタグラムから
どうぞ直接メッセージを送ってください。

あ、女性一人で観察しに行くのはお勧めしませんよ。
夕方ですからね。気をつけましょう。

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オオヨシキリとコヨシキリのさえずりの違い/白老町のヨコスト湿原で植物と野鳥観察

室蘭から車で1時間弱の所にある
白老町・ヨコスト湿原。
道沿いに看板こそあれ、
木道は整備されていないので、
湿原のふちの植物を観察したり
そこから遠目に湿原内の動植物を
観察をするしかないところですが、
時々見に行っています。

昨日見てきたもの、
以下、列挙しまーす。

アサツキはまばらに存在。

ヤナギトラノオは終盤。

ハマナスも雨に打たれて
もう終わりそう。

ヒメイズイは結実したて。

アカネムグラ。
背景がゴチャゴチャしてるところでは
写真が撮りにくいですね。
もっとちゃんと撮れたはず、がんばろ。

海水を飲みに来たアオバトは
速すぎて遠すぎて捉えられず。
コンデジの限界。

ノビタキかーさん。

ホオアカ。

オオジュリン。

チッチッチッチッチッ・・・
ヂュッヂュイー、ヂュッヂュイー・・・
ヂュガーク、ヂュガーク、ヂュガク・・・
と、電柱の上で鳴くオオジシギ。
オーストラリアから繁殖のために
遥々やって来てます。
国内での繁殖地は主に北海道ですが、
オーストラリアでの干ばつが影響して
今年の道内での生息数は
42%減少しているらしいです。

ディスプレイフライト(縄張り宣言や求愛)
の時は上記のように鳴いたあと、
ボボボボボボボボ・・・という羽音が
セットでついてきます。
ご興味のある方はこちらのYou Tubeをどうぞ
オオジシギのディスプレイフライト

夫といるときにこの声に出くわすと
夫婦でモノマネ合戦が始まります。
それくらい面白いのです。

コヨシキリ。
以前、オオヨシキリとコヨシキリとで
聞き分けに自信がない、という方がいました。

私の聞こえ方としては、
コヨシキリは、色んな歌を織り交ぜた
複雑なさえずりで、
カワラヒワに似たコロコロ音や
セキレイ系に似たチッという音が
さえずりに混ざる印象があります。

一方のオオヨシキリは、
歌のバリエーションは割と一定で、
声が低くて濁りが強い印象です。

音の聞こえ方には個人差があるので
私の印象は参考程度に、あとは実物の
声を聞き比べてみてください^^

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鳥たちは換羽(かんう)

先日のエニ山とは違う場所で見たハヤブサ。
羽がボロボロで一部抜け落ちています。
子育てが一段落した所で、
古くなった羽を新しい羽に衣替えする一大イベント
換羽の時期になったようです。
昨日、私の上をかすめていったカラスも換羽中のようで、
尾羽根がなくて、カラスらしからぬシルエットに
それと認識するのに一瞬間がありました^^
カラスの羽は順番に換羽すると思うんですが、
なんかトラブルでもあったんですかね。

賑やかだった鳥のさえずりはすっかり落ち着き
緑が濃くなった森ではサイハイランが花盛り。

そうそう、土地探しですが、
上川方面でまた業者の方から
この土地どうよ?と連絡頂いたので
週末また見に行ってきます。

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夏至と日食と新月

今日は私の生誕三十八周年を記念して
天体ショーが催されるらしいので、
(ただの偶然)
見に行ってきました。

それにしても、
夏至と部分日食と新月が重なるとは、
なかなかユニークな日ですね。

エニ山に到着すると
ハヤブサが3羽、仲良さそうに
飛び交っていました。
ヒナが巣立ったんですね。

肝心の部分日食。
あー、みなさんはこんな撮り方しちゃだめですよ。
カメラで撮る時は減光フィルター付けましょうね。

個人的には太陽が沈む前、
光を反射して輝く水平線が
一番印象に残ったのでした。

鉄塔がおジャマよ。

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初夏の室蘭/エゾスカシユリが見頃

照りつける太陽の光が
徐々に強くなり
動植物を見ていると
初夏の様相となった室蘭です。

海岸近くの草地で一面に咲き誇っていた
ゼンテイカはすっかり終わり、
今はエゾスカシユリが見頃となっています。

草地を進むとノビタキが
オスメスで警戒の声を上げながら
私の回りを飛び回ります。
よく見ると口には餌。
給餌の邪魔だね、ごめんなさいね。

森でも。
そろそろ巣立ちだ。

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ポイズンリムーバーは案外簡単に壊れる/定期的に動作確認しましょう

ハチやヘビ、ブユといった
毒を持つ生き物に攻撃されたとき、
体内の毒を吸い出すのに役に立つ
ポイズンリムーバー。
こちら、ブユに噛まれたときに一度
使ったことがありますが、それきりです。
あとは、年に数回くらい点検がてら
皮膚にあてて動作確認しています。
そして、昨日、いつものように肌にあてて
レバーを押し下げると、吸わない!

なんか、どっかから空気漏れしている手応え。
患部にあてるこちらのカップを確認するも損傷なし。

あ、エクストラクターのポイズンリムーバーは
カップが透明なので、毒を含んだ体液が
ちゃんと吸い出せているかどうか
確認できるのが良いなと思ってます。

それで、どこが壊れていたのかと言うと。

プラスチックの破損により
パーツが取れていました。
そら吸わないわ。
前回の点検では全然問題なかったのになぁ。
他の方のレビューを見てみると、
ポイズンリムーバーは、カップが割れた・・・とか
シリンダーから空気漏れ・・・とか、
プラスチック製ゆえの劣化・破損あるあるみたいです。

ただ、野外活動をする身としては、
今回のように突然壊れて使えない、
というのは困ります。
予備を持っておこうかなぁ。
邪魔だけど。
あなたのポイズンリムーバーは大丈夫ですか?

こちらも参考に
ブユに噛まれたら

予備のポイズンリムーバーを携行することにしました

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ここ最近の様子

先月末から原因不明の顔ただれが続いてました。
ウルシかぶれ特有の痒さはなく、
ただ患部から汁が出てくる謎の現象。
皮膚科医が首を傾げながら
出してくれた薬を塗って約10日、
だいぶ落ち着いたなと思ったら、
片目が結膜炎のような症状に襲われ、
今度は眼科か?と思って寝て起きたら
なんとなく治ってて、ホッとしたのも束の間、
今度は喉が強く痛み、それも数日で落ち着いて、
やれやれと思ったら、
お菓子で下前歯が欠けて歯医者さんです。
首から上に何かあるんですかね。
お祓いしましょうか?^^

とは言え、
首から下はピンピンしているので出歩きます。
5日(金)、この日は室蘭にある地球岬の散策路へ。
ここは感染症対策で人間は1ヶ月ほど
立ち入ることができませんでした。
(別ルートからは入れてたけどね)
「鳴かぬなら・・・」の詩で有名な
ホトトギスが鳴いていましたよ。
北海道では道南の一部にのみ飛来する鳥なので
声が聞けて嬉しかったです。
「特許許可局」なんて聞きなされてます。

散策路沿いはノビネチドリが花盛りです。

そして、昨日は白老の公園へ。
こんな雰囲気の森も良いよね~
欲しいよね~
と言う夫。
今週末も土地探しの予定なので
想像が膨らむみたいです。
まぁ焦るでない。

おっと思ったその先には、

コケイランがわさわさ。

そして、このシルエットに毎度足が止まります。
ホオノキの葉の透け感、好きなんですよね。
次の土地探しは札幌方面。
良い出会いがありますよう。

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簡単更新/混雑レーダー

今日は人間ドックで人生初の
胃カメラ飲んで精根尽き果てたので、
自然関係なしのかんたん更新です。
雨雲レーダーでおなじみの
Yahoo!MAPアプリに混雑レーダーが追加されました。
以前にもあったようですが、
より精度を上げての再登場らしいです。

仕組みはこんな。

「Yahoo! JAPANが提供する各アプリ上で位置情報の利用を許可しているデータをもとに、混雑状況を算出。2時間前から26時間前までの混雑度を、色で段階的に表現するヒートマップで表示する。」


現在の混雑状況を見て、三密になるからここは
避けよ~っていう判断材料の一つになるって
ことですね。
ならばと、北海道で一番人口の多い都市
札幌の様子を出してみました。人口は約200万人。

何というか、やっぱりというか
人口密度の低い田舎では
そんなに大きな意味を持たないかな、
という感じです。
商業施設や飲み屋街があちこちにある
本州の都市部では参考になるかもです。

今日は疲れたのでこれにて。
あ、胃カメラの結果は◎でした。
では。

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