早朝の室蘭は白銀の世界でした

朝起きると、
室蘭にしてはまとまった雪が
こんもりと積もっていました。
積雪7~8cmくらいです。
木々の梢にも積もって
見渡す限り白銀の世界。

でも、気温は低くないので
(早朝の気温0℃程度)
こりゃぁすぐ溶けちゃうぞ、と。
本当は、雪が乾いてる軽い内に
除雪したほうが絶対良いんですけど、
いつも通り、家事と除雪は後回しにして、
スノーパンツにスノーブーツの
完全防備で外にでます。

たぶん、雪好きの人にしか
分からないと思うんですけど、
雪好きは、雪景色の初日に
はしゃぐもんなんですよ。
嬉しくて庭駆け回る犬みたいに。

誰も歩いてない新雪を
わざと通ってぎゅっぎゅっと
音を立てて小一時間ほど
ひたすら無心で歩き回る。
何の儀式なんでしょうね?
毎年、雪が降り積もると
やらずにはいられません^^
そんな中で見つけたイスカの群は
ハイタカらしき猛禽に追われ
彼方へ消えてしまいました。
明日はスノーシューで歩こう。

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上川方面で土地探し

久しぶりに見たマイナス二桁。
室蘭と違い、
上川地方はとても冷えました。

土地探しと言っても、
今回は新たな不動産担当者と
情報交換が目的。
こちらの意向を伝え、
それに見合う土地を探してもらうのと同時に、
自分たちであらかじめ検討をつけていた
土地の調査をお願いしてきました。

話を伺っていると、
ただ家を建てるということではなく、
そこを拠点に何かをしようとする場合は
1年2年と時間がかかるのはザラだと言っていました。
仮に気に入った土地が見つかったとしても、
土地の持ち主がすでに亡くなっていて
相続の手続きなんかが絡むとなおさら
時間がかかるとのこと。
(親族間で揉めたりするから)
やはりそうなのですねぇ。

そうしたやり取りを済ませた
帰路の途中で、
スノーブーツとスノーパンツを履いて
久しぶりに雪にまみれてみる人。

とりあえず我を忘れる。

新たな人脈に期待です。

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室蘭港、鳥たちの食事風景

今シーズン最強の寒波により
連日冷え込んでいます。
室蘭の最高気温は-3℃~-4℃くらい。
風は強くて風速10m/s前後。
平地の積雪は、ゼロ^^
山へ上がれば吹き溜まりに10cm弱の雪、
強風に煽られ地吹雪っぽくなり
除雪されていない道がちらほら。

それでもここは室蘭、
山に上がったところで・・・
って感じの積雪だったので
早々に下界へ。
室蘭港にいる水鳥たちは
ちょうど食事時間のようで
みな頻繁に潜っていました。

大きな二枚貝くわえて
出てきたスズガモ。
見てるこっちとしては
喉につまらないの?って
思うくらい大きい貝ですが、
丸呑みします。

肝心の部分がボケちゃったけど、
こっちも二枚貝。
頭を振りながら、
あぐっあぐっと飲み込みます。

こっちは小さい貝。

ワカメ?

車から降りると逃げるので、
基本、港に横付けして観察です。
そうやって、水鳥を見てる
私の車を通り越して歩いていった
カラスの先にまたカラス。

仲良しか。
今日も平和です。

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地球岬散策路へ

室蘭市の数少ない
観光スポット地球岬。
夏は観光バスが入れ替わり
立ち代わりやってきます。
冬季になれば人はまばら。
現在は売店、自販機は閉鎖され、
ひっそりとしています。
あ、トイレは利用できる状態でした。

最近急に冷え込んで来ましたよ。
寒い寒いと言いながら散策路へ。

緩やかな下り坂の
先行者はシカ。
滑ったね。
四足動物なので、
足が一本くらい滑った所で
人間のようにコケることは
ないのでしょうけど。
ツルってなった瞬間の顔を
見てみたい。

ちょっと古めの鳥の解体現場。
猛禽類にでも襲われたのでしょう。

それを、しげしげと
観察する霊長類。

なんでしょうね~と拾って
洗って乾かして、こんな。

ツグミでした。
原寸大写真図鑑 羽
がうちに来て以来
調べるのが楽しくてなりません。
一冊いかが?

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日本全体で見ると雪国になるけど、現状そう思えない室蘭

12/9現在の北海道の積雪トップ10は
上記のような感じになっています。

そして、私の住む室蘭は
全っ然雪がないです。
こちらの平地では
ほんの一時を除いて
冬はずっとこんな感じなので、
スノーシュー好きとしては
「雪ないよぉぉぉぉ・・・」
と心で泣く日々です。

森歩きをしていると、
カサカサ、ガサガサ、
音がしてきました。
音源を探すと、落葉しきっていない
カシワの枯れ葉。
室蘭は海岸沿いでなくても
カシワ林やカシワの木が点在する
森があります。
ここらしいな、と思いながら散策続行。

イボタノキも
しぶとく葉を残す。

アキグミに至っては
緑の葉かいな。
こうも樹木に葉が残っていて、かつ、
全体の景色が茶色い(雪ないせい)と
冬来たなぁ、という
気持ちになりにくい私。
気候的にはもう冬なんですけどね。
冬はやっぱ雪景色でしょって
思うんですよ。
雪好きとしては。

今日はミヤマカケスの姿が
よく目に付きました。
地面で何かを拾い上げ
木の股に置いていました。
なんでしょ。

ミミズか。
どんぐりを貯食するのは
広く知られていますけど、
ミミズも無積雪地域では
常習的に蓄えるんでしょうか。

そうそう、ここのオオハンゴンソウは
健在でした。
健在じゃ困るんですよ?
詳しくは過去のブログへ→クリック

やっぱシカは食べないよねぇ。

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オーバーストーリーという本を読んでの感想

今年の4月に購入したものの、
遅々として読み進まず
ようやく読了したこの本。
長かったです。

原作タイトルは「The Over story」
日本語訳された
本書のタイトルは「オーバーストーリー」
そのままだ。
ストーリーというと、多くの日本人は
物語と読み取るのだろうけど、
基本的には「樹冠(層)」を指し、
層、階層を意味しているらしい。
(辞書を見る限り、私は?だけど)
そして、私たちが連想する物語という
意味もstoryにはあるので、
訳者は「物語を超える物語」とも
捉えられると言っていた。
深いな。

文字もびっしり
文字もびっしり

この本、何度も言いますが長いです。
そして、登場人物がやや多く、
個々の人物の話が
木に導かれるようにして
それぞれで展開していきます。
やがて登場人物たちは合流しますが、
ある事件を機にまたバラバラになり、
再びそれぞれの人物ごとに話が進行します。

こんな風に、それぞれの人物の話が
細切れに進んでいくので
人物の名前や背景なんかが途中で
わけわからん状態になりがちです。
(でも読み返す気にもなれない)
668ページに及ぶ物語。
ほんと、長かった。

個人的には、新鮮さはなかった^^
自分の中ですでに
存在する物語だったので。
ただ、自然破壊や保護、気候変動
という複雑な問題をうまく文字化、
(ここでは登場人物たちを使って)
表現しているので、
私もこれくらい深く語れたらなぁ、と
少し反省しながら読みました。

それとは別に、
自分の中にある
自然破壊やそれに伴う
気候変動に対する思いや
自然物を見るときの感性を
再確認するような描写が多くあり、
興味を引きました。

特に樹木では、
そうしたものが出てくるたび、
あぁこれ好きだわぁ、
という喜びにも似た
好奇心に駆られました。

例えば、
ある人物の子供時代では
「葉の形が一枚一枚違う桑の木に苛立つ」
描写があり、
そこまで細かい表現いる?
なんで入れた?と思いつつ
木が好きな人が書いたように思え、
同類のニオイを感じて好感が持てたり、

また、
「ブラックウォルナットの葉痕は猿の顔に似ている」
とあり、
ああ日本のオニグルミと一緒ね!
と親近感が湧いたり、

さらに、
ヤマナラシの葉が風に揺れる音を
「上品な喝采」
と表現する所なんてもう
たまらんかったです。

もしかしたら、
樹木や昆虫、鳥、あらゆる「自然物」を
風景の一部として見逃してしまっている人は
新しい感覚を得られるのかもしれません。
紅葉の季節や、目立つ花を咲かせる時は
目に入れるのかもしれませんが、
普段から今日の葉っぱ、今日の虫の動き、
なんて一つ一つのことを
多くの人は気にしてませんよね。きっと。
知らんけど。

この本の中では、そうした
小さな気付きに導いてくれそうな
感受性や感性に目覚めかけている人は
新鮮な面持ちになれそうだけど、
それらが眠ってしまっている人や
理屈でがんじがらめになっている人は、
この表現はだから何なのよ、とか、
何なんだ?何が言いたいの?
となりそうな本でした。

それにしても、長かったな。

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エゾシカとオオハンゴンソウ

先日、隣町の公園に行ったときのこと。
環境省指定外来生物の
オオハンゴンソウという植物が
一面に繁茂している広場に出ました。
ですが、どこか雰囲気が・・・ううん?
となり、よくよく見ると茎がどれも
パツパツ切れています。

周囲にはヌタ場やフンが多数、
どうもエゾシカが
食べているようです。
オオハンゴンソウは食べないと
思ってたんですけどね。

先月、このすぐ近くで見たエゾシカ。
食べられる植物が減ってきた季節です。
やむなく食べたのでしょうか?
今度、違う公園で繁茂している
オオハンゴンソウ群落がどうなっているか
確かめに行ってみよう。

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