レインウェアにドロップルーフの弾水コーティングしてみた

モンベルwebサイトより
モンベルwebサイトより

公私ともに、野外活動している私。
雨の日ももちろん活動しているので、
レインウェアは必須アイテムです。
持っているのは、透湿性防水性に優れた
ゴアテックス製の生地を
使ったものです。

使った分だけ劣化し防水機能は
徐々に低下していきますが、
そのスピードを少しでも遅らせるため、
適時、専用洗剤で洗濯し、
乾燥機を使って仕上げ、

それでも機能が低下してきたら
ニクワックスの撥水剤を使って復活の儀式をし、
レインウェアの寿命を伸ばしてきましたが、
やはりものには限界があります。
最終的には、
洗濯→撥水剤→乾燥機を使って
1日目はなんとかしのげても
2日目には10分ちょっとで
雨が浸透してきてしまう状態に。
※ここまで防水機能が低下したものは山で使ってはいけませんよ。
私は、平地や屋外作業時の防寒具程度の使用に切り替えてます。

そこで、以前から試してみたかった
「株式会社そらのした」が手掛ける
弾水コーティングというもの。
この加工は、低下してしまった
撥水性を回復させる処理です。
ゴアテックスの機能が復活という
訳ではないのであしからず。
じゃ、やってみよー。

ウェブサイトで流れを見ていると、
ネットで申し込み、
あとはメールという流れ。
カード決済できるので
ネット上で完結というのが
気軽で良いです。

洗濯してから出さないといけないのかな、
と思ったらレインウェアは
弾水コーティングをする前に
洗浄するので洗濯は不要とのこと。
これも楽で良いですね。

出す際の送料はこちら負担。
帰ってくる時の送料はかかりません。

ここで注意事項があります。
「過去に防水スプレーや撥水剤を使用されている場合、その過去の液剤を除去するために、本来は強い洗浄を施しますが、お預かりした商品に強い洗浄ができないお品物が含まれております。そのため当店ホームページ等に掲載している撥水効果より、効き目が弱く出る可能性がございます。ご発注いただける場合は、ご了承いただいたうえ、ご同意画面よりお手続きにお進みくださいませ。」
とな。
わー、がっつり撥水剤使いまくってた上に
破れた箇所を自分でリペアしてたぁ。
多分そこが
「強い洗浄ができないお品物が含まれております。」
なんでしょうね。
他にも、ウェアの素材によっては強い洗浄ができない
ものがあるそうなので、事前に要問い合わせです。

ちょっと悩み、物は試しに
そんなウェアでお願いしてみました。

諸々承諾して戻ってきレインウェア現場で実証!
といっても、そう都合よく雨が降りません。
昨年秋に処理してもらって、
今春ようやくそのときがきました。
1回目、みぞれの降る中、30分の除雪。
撥水効いてる~。

2回目、この日は
小雨の降る中、30分の散歩。
まだまだ効いてる~。

3回目、3mmの雨の中1時間の散歩。
肩と袖、裾部分の3箇所に
染みてる様子が認められました。

これは肩のところ。
ザックやショルダーを背負うことが多いので
もともと生地の劣化が著しい部分です。
裏返すと、ちょっと染み込んでました~。

でも、他の部分はすっごい弾いてる。
これは腕部分。
使用前の写真がなく申し訳ないですが、
どの部分も加工前はびっしょり染みてたんですよ。

4回目、専用洗剤で洗濯、
乾燥機(標準20分)にかけてから
2~3mmの雨が降る野外へ。
弾水は最初の10分はいい感じでしたが、
20分も経過すると水滴がだれてきました。 

一部染み込んでくる部分も。

実は、このレインウェアは結構着倒していて、
生地がもうダメになっているんじゃないかと。
そして、下手に自分で撥水処理せずにいたら
効果はもっと持続していたと思います。
ニクワックスの撥水剤は300ml
(手洗いならおよそ6着分、洗濯機ならおよそ1~2着分)
送料込みで1800円くらい。byアマゾン
弾水コーティングは3600円。

ウェア生地の劣化具合や予算、
プロの仕上がり、時間の効率化、
どう望むかは人それぞれなので、
一概にどっちが良いとも言い切れないですね。
個人的には悩ましい価格帯^^
ですが、弾水コーティングの
性能自体は良いと思います。
手元にまだ自己処理していない
レインウェアをお持ちの方、
ゴアテックス製の防水機能が
落ちてきたらこれはアリかもです。

ドロップルーフ そらのした