キバナノアマナ、キクザキイチゲ、フクジュソウ

足元の花々がどんどん咲き出している室蘭。
先月のフクジュソウに続き、

キバナノアマナが開花。
春が進んでるわ~、とよく見ると、

アリが訪花中でした。
暖かい日は昆虫たちの動きも活発です。

北国の早春は、頭上の木々がまだ葉を出して

いないので、林床まで太陽光が届きやすく、
足元にいる植物は成長のチャンス。

早春の花は、やがて蜜や花粉を出し、
昆虫を誘います。

やってきた昆虫の体には自然と花粉が付き、
結果的に次の花へ花粉を運んでいきます。
自ら動けない植物にとって花粉を運んで
くれる重要な存在。

ただし、昆虫は暖かく風が穏やかでないと
活発に動けず、寒い日や雨の日に花を広げて
いてもあまり意味がない。
各花は無駄のないように進化しています。

フクジュソウは、テカテカした光沢のある
花弁がパラボラアンテナのようなカーブを
描いて太陽に向いて咲くことで光を花に
集めます。

花の中が暖かければ、多少気温が低くても、
昆虫はその中で活発に動けるということ。
そして、花は日が陰ると閉じる仕組み。

画像は午後の曇り始めたタイミング、
花が段々と閉じ始めました。

フクジュソウは蜜ではなく花粉を昆虫に提供。
近づいて見ると、器用に舐めてた。