ドングリ

近所の森にあるミズナラの木。
風の振動もありますが、実が詰まったドングリは自重でどんどん落下。
地面に落ちる音がひっきりなしに聞こえ、下にいれば頭上にヒット。
足の踏み場もないくらい地面に敷き詰められても、数週間でなくなります。
ネズミやリス・カケスが食べたり、持ち去って地面に埋めてとっておく
からです。そうして、持ち去られ運よく食べ損じられたドングリは、
母樹から離れた所で発芽できます。

 

休日になると、子供たちが抱えきれないほど拾い集め家に持ち帰っていますが、
放っておくと中からシギゾウムシの仲間やガの幼虫が脱出してきて、
特にお母さんが大変な事になります。
穴あきドングリにしたくない場合は、茹でるか凍らせるか。
ドングリから出てきた幼虫は、蛹になるため天敵に襲われない内に素早く
地中に潜ろうとします。
手のひらに置くと、隙間という隙間にぐいぐい頭を入れてきて、その力に
ちょっとびっくりするほどです。そして、「あぁ、なるほど、この力で地中に
さっと潜っていくんだな」と納得も感心もします。
幼虫が出てくる過程とその後の観察をするのも面白いと思いますよ。