大雪山系の旭岳で初冠雪が確認されました。
ふもとの森も黄色や赤に
変化しつつあります。
あと二ヶ月しないうちに
雪が降ります。
急いで小屋の仕上げをし、
早くお客様をお迎えする
準備をしなければ
と気持ちばかりが焦り、
自然観察を楽しむ余裕が
なくなってしまっています。
(そこは気づいてる)
そんな中で
「のんびり新しい生活を創っていってください。」
の言葉に妙な落ち着きを取り戻し、
私という人間はちょろいもんだな、
と思った今日^^
目指すはプレ・オープン、
完璧じゃなくても良いじゃないか、
という開き直りの精神でいるくらいが
丁度良いバカ真面目です。
ひとまずの実務は夫に頑張ってもらいましょう。ふふ。
札幌からの自力引っ越しや
新しい住まいの
自力ハウスクリーニングや
プチ・セルフリフォームや
片付けや各種手続きや
何だかんだで、
くったくたな私です。
そして、トラブルや天候不順や手違いや
あれやこれや色々あって完成が遅れた森の小屋。
やっと引き渡しです。
普通じゃなさすぎる土地のおかげで、
その道ウン十年のベテランですら
予想外の出来事ばかりだったようで、
変更に次ぐ変更の嵐で
追加工事が発生しまくり、
コストがかかり過ぎ。
ということで、
細かなところまで大工さんに
頼んでいたら大変なことになるので、
これから夫と少しずつDIYで手直しを
していきます。
森の方も手を入れねばならないし、
冬になったら除雪もしなきゃだし、
プレオープンに間に合うのか?
激しく不安ですが、がんばります。
約20年前、
生まれ育った埼玉から
北海道の江別市に移り住み、
その4年後に札幌市、
その2年後に倶知安町、
その8年後に室蘭市、
その3年半後に札幌市、
その11か月後に上川地方、
中々な移動遍歴ですが、
今度は完全に定住なので
25年後くらいに
継承する人に全てを譲り、
この森を去るまでは
居続ける予定です。
今回の引っ越しは
自力での引っ越し。
小屋の関係で札幌ー上川地方を
しょっちゅう行ったり来たり
しているので都度荷物を運び、
大物家具はハイエースを借りて・・・
アリと言えばアリな方法ですけどね、
40・50代で片道100km以上の移動で
自力引っ越しとか、
キャラは二人とも普通なくせに
やることはファンキーな夫婦です。
森と小屋と住環境の整備で
しばらくゴタゴタなので
更新が滞りがちですが
ながーーーーーい目で
見守りをお願いします。
結構前のことですが、
森の中に小屋を建てるにあたって
自分たちでは対応できない伐採について
造園屋さんに相談したときのこと。
アウトドア好きのようで、
森に関することで雑談していると、
「小屋の周りにミント植えたら良いっすよ!雑草生えてこなくなるんで!!」
と意気揚々とお勧めされましたが、
我々としては「ナシ!!」な案件です^^
理由は簡単、ミントテロが起こるからです。
ミントは非常に繁殖力の高い植物で、
小屋周辺に植えようものならその
敷地を超えて繁殖してしまう恐れがあります。
造園屋さんは雑草という表現をしましたが、
その中には自生植物もありますので、
それらを駆逐してしまう恐れもあります。
園芸や花壇の植物にまるで興味がない私でも、
脅威となる植物のことはさすがに把握しています。
昔、プランターで栽培したことがありますが、
サボテンをダメにしてしまった過去を持つ私でさえ、
育成は容易、そして簡単に増える、根も強い!
地植えなんてすればどうなるか
想像に難くない植物です。
これは某公園で見た野良ミント。
回りは住宅に囲まれていますが、
カタクリやシラネアオイ、ヒナスミレ
といった植物が自生している公園です。
ここ以外にも色んな野良ハーブや
園芸植物を見てきた私としては、
森の中に建てる小屋周辺に自生の
ものでない植物を植えるなど
言語道断。
田舎なので色んな人が色々言って
くれるんですけど、お相手が
園芸植物との区別をしていない場合、
相互理解が難しいですね。
徐々に理解を広めていきたい所です。
特定外来生物のオオハンゴンソウ。
恐れていた事態が発生していました。
去年まで、自分たちの敷地内や
周辺でこの花を見ていなかったのですが、
今年から開花個体が林縁に発生。
林縁は光が入りやすいので、
大繁茂しています。
※特定外来生物とは、海外由来の外来種のうち、
生態系、人の生命・身体、農林水産業へ被害を及ぼすもの、
又は及ぼすおそれがあるものとして、
外来生物法により指定された外来種です。
こちらの画像は昨年の8月。
一枚目の画像とだいたい
同じポイントから撮影しています。
他の画像も見る限り、
私の記憶通りオオハンゴンソウの花の
姿はありません。
おそらく、昨年この道に新たに砂利が
敷かれたので、
その時に混ざりこんできたものと思います。
本当はもっと早い段階で駆除作業に
取り掛かりたかったのですが、
どうにもこうにも時間が割けず、
お盆開けてからの駆除。
すでに花を終えた株もあり慌てるのなんのって。
種子ができてそれが散布されてしまうと、
さらに数が増えてしまいますので。
特定外来生物は
生きたまま根や種子を移動させる
ことは法律で禁じられています。
引き抜いたらその場で天日干し、
そして焼却処分が適切です。
砂利の下で根を張っている個体もあり、
もうそうなると根を引き抜けません。
ほんと抜けないんですよ、
地上部がちぎれるだけで。
オオハンゴンソウは生命力が高く、
根が残るとそこから復活してくるので
綺麗に抜きたい所ですが、
数が多いので一株一株丁寧に掘り起こして
いたら終わりが見えませんし、
そもそも敷いた後に、
重機で押し固められた砂利を
手作業で掘るというのは無理があります。
種子をばら撒かれるよりマシかと
抜けないものは
ブチブチ引き抜いていきます。
アフター。
抜き取り作業の後半は
もう握力が消えてました。
あまりきれいに抜けなかったから、
来年もまた同じように
黄色い花が咲くことでしょう(無念)。
でも、広がったり、増えたりは
予防できた・・・のかな。
そう思いたい。
ちなみに、特定外来生物なので、
庭や花壇での栽培も禁じられています。
ぱっと見小さなヒマワリみたいで
可愛いですけどね、ダメですよ。
リンク→特定外来生物・オオハンゴンソウについて
キャンプ、登山、ガーデニング、花火...
野外活動で気になる蚊を寄せ付けない
アイテムとして使われる蚊取り線香。
昔はこれ、愛用していました。
それが、8年くらい前に
なんとなーく体に悪い気がしたのと、
周囲の人の中には遠慮して言い出せないだけで、
煙を迷惑に感じている人がいるかもしれない、
と思ったら使用回数が徐々に減り、
やがて使わなくなりました。
蚊取り線香を使わなくなり、
普段はこのアイテムのことは
まるで考えていないのですが、
コロナでキャンプブームが
発生した辺りから、
蚊取り線香の中でもより強力な
携帯蚊取りをお勧めする人や
記事を目にする回数が増え、
ちょっと心配になっています。
というのも私、
野外活動中にこの強力な
蚊取り線香を使用する人と一緒にいて、
気管支炎を発症してしまったことがあります。
煙を吸っている最中から
喉が荒れ声はガラガラ、
しまいには咳が止まらなくなりました。
あれから5年は経ちますが、
それ以降、
ちょっと煙たい・埃っぽいだけで
咳が出てしまう体質となってます。
呼吸器系が敏感になり過ぎて、
喫煙者が隣りで吸っていない状態でも
その人の車に同乗すると咳き込みます。
多分もう元の体には戻りません。
誤解して欲しくないので
お伝えしておきますが、
この蚊取り線香自体が体に悪いものだと
言いたい訳ではありません。
使用する人を断罪したい訳でもありません。
平気な人は問題なく使用できていますし、
蚊よけとしては非常に効果的という認識に
変わりはありません。
ただ、合わない人には合わないですし、
喘息の悪化にもつながりますので、
ノーマルの蚊取り線香だったとしても、
使用する場合には他者への配慮があると
良いですね。
私は2度、気管支炎を経験しているので、
(特に夜は寝られないほど咳が出て苦しい!)
同行者が
蚊取り線香を使用するようなら、
理由を述べて消してもらっていますが、
かなり言い出しにくいです。
蚊取り線香愛用者は、
それを取り出す前に一言
煙は平気か、あるいは苦手か、
尋ねてもらえると
お互い気まずい雰囲気にならず
有難いです。
私の虫よけスタイルとしては、
長袖長ズボンの基本スタイルに、
高濃度イカリジン配合の虫よけスプレーと
ハッカオイル、
そして帽子に被せるタイプの
虫よけネットを使って対応しています。
ネットの色は、
スズメバチ対策で白を選びたい所ですが、
白より黒の方が視認性が
高いので黒一択。
蚊取り線香ほどではありませんが、
これで大分防げます。
上記画像をタップ(クリック)すると
Googleの画像検索一覧に飛べますので、
参考にご覧ください。
健康に気を付けながら、
素敵なアウトドアライフを。